代表のあいさつ

We are already LIVING TOGETHER with HIV

このサイトを訪れていただきありがとうございます。私たちは「自分らしく生きることを応援します」をモットーに、HIV/エイズや性感染症、セクシュアルヘルスをテーマに、市民一人一人が自分らしく生きられるような地域の環境づくりに取り組んでいます。

ぷれいす東京は1994年に設立されました。当時HIV感染症という病気により、多くの人の命がこの日本でも奪われてしまいました。その後1996年頃から、治療技術が飛躍的に向上し、早めに気づくことで、多くの人が長期に渡り上手くつき合うことのできる病気に変化しました。

今では、勉強することも、働くことも、誰かを好きになり恋人をつくることも、結婚して子供をつくることさえも、可能な時代になってきました。

しかし、社会に染み付いたHIV/エイズのイメージは、いまだに古いままで、変わらずにいます。こうした社会の状況は、HIV陽性者が自分が病気を持っていることについて語るのを難しくしていますし、同時に一般市民がHIV検査を受ける際のハードルを高くしてしまっています。

HIVの治療技術は進歩しましたが、自分のHIVの現実を無視していると、新しい治療法があるにもかかわらず、今でも命に危険が及ぶ場合があるのです。

私たちの団体は、HIVが陽性の人も、陰性の人も、どちらかわからない人も、スタッフとして一緒に活動しています。それぞれの違いを認めあいつつ、共に生きられることの心地よさを、この団体のなかから、情報発信していきたいと考えています。それは、HIVだけでなく、様々な病気や障害、生き辛さにも通じることだと考えています。

特定非営利活動法人 ぷれいす東京
代表 生島 嗣