おーつき
ぷれいす東京もそのコンソーシアムに参加する「プライドハウス東京」が、都内に期間限定のホスピタリティ施設をオープンしました。
そこでしか見られない動画やアート作品が展示されていたり、関連するグッズも買えます。期間が残り1週間ほどになりましたので、まだいらしていない方はお早めに。
プライドハウス東京2019
「プライドハウス東京2019」は9月20日(金)から11月4日(月・祝)まで、ラグビーが盛り上がる秋のタイミングにあわせて、LGBT等のセクシュアル・マイノリティに関するポジティブな情報発信を行い、LGBTのアスリートや、その家族や友人、そして観戦者や地元の参加者が、安心して集い、自分らしく過ごせる期間限定のホスピタリティ施設です。
「LGBTとスポーツ」という視点でのメッセージを発信するとともに、2020年とそれ以降に向けた取り組みについても紹介。また様々なテーマの参加型イベントも開催しています。
場所: |
subaCO(東京都渋谷区神宮前 6-31-21) |
期間: |
2019年9月20日(金)〜11月4日(月・祝) |
時間: |
13:00〜18:00(定休日:火) |
ーープライドハウス東京Webサイトより引用
随分と先のことに感じていた2020年東京オリンピックももうすぐです。
先ごろから台風などの自然災害が続く中で、多様な自然との調和も含め、2020年を安心して迎えられるようなコミュニティのあり方についてもまた、考えていきたいと思います。
おーつき
昨年、ぷれいす東京スタッフが厚生労働科学研究の一環で行った「PrEPに関するアンケート調査」には多くの方にご協力をいただきました。どうもありがとうございました。
日本国内でPrEPを服用している層が一定数いること、しかし、定期的に医師の診察を受け、経過を見守ってもらっているのは3割未満ということが本調査で明らかになりました。診察を受けたいが、受けられる医療機関がない・見つからないと回答した人も1割ほどいたのも、気になるところです。
調査報告書のPDF版がWebで公開されていますので、ぜひご覧ください。「PrEPに関するアンケート調査」報告書
先週、上野にあるパーソナルヘルスクリニックを訪問してきました。
エイズ治療・研究開発センター(国立国際医療研究センター)の勤務医でもある塩尻院長が今夏開院したばかりで、HIV/エイズはもちろんのこと、セクシュアル・ヘルス全般について相談ができます。山手線の内側で、交通の便も良い立地にありながら、PrEPの見守りも含め、メニューはどれも、できるだけ多くの人の手の届きやすい価格に抑えているとのこと。受診前に相談ができる、LINEでも相談ができる等々、患者の負担を軽減する工夫も様々にされているようでした。
LGBTなど、特に医療に対するハードルが高く配慮が必要な人たちの健康を支えたい、という院長の思いが、お話しの端々から伝わってきました。このようなサービスの選択肢が増えるということは、とても力強く感じた次第です。
塩尻院長(写真左)とぷれいす東京・生島
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今週末は、「Living Together のど自慢」もあります。よろしくお願いします♪
おーつき
関東地方に台風が迫りつつあった日曜日の昼下がり、でももう席を予約しちゃったしなーと「おしえて!ドクター・ルース」を観に映画館へ行ったところ、偶然ぷれいす東京のスタッフに会いました。
スクリーンの中では、ドクター・ルースの気になる言葉がたくさんありましたが、鑑賞後そのうちの一つが思い出せずあれ何だったけなーと思っていたら、パンフレットの池上さんのコラムに載っていました。
まだご覧になっていない方はぜひ!(パンフレットも必読です)
映画「おしえて!ドクター・ルース」
https://longride.jp/drruth/
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狭山丘陵の半野外(?)の野球場で感じた秋の訪れ。
おーつき
と、とある経営コンサルタントの方がおっしゃっていましたが、
「お知らせ」でもご案内している通り、ぷれいす東京が事務局を担当するBRTA JAPANでは、郵送検査キットを使ったHIV・梅毒の検査を通じて、社員の健康づくりの意識を高めるお手伝いをしています。
研究班とのコラボレーションにより実施されるプログラムで、U=Uを含むHIV/エイズに関する基本情報を企業・従業員に提供し、検査に関しても相談・支援体制が確保されていることや、個人情報の保護と、検査受検の有無や検査結果にかかわらず従業員が雇用上の不利益を被らないことが徹底されています。
ぷれいす東京では、今後も取り組みが続けられる中で、判定保留・陽性の結果を受け取った人へのサポートのみならず、陰性結果を受け取った人や検査受検を迷う人、および既に就業中のHIV陽性者にとっても安心できる職場環境づくりに役立つ啓発を実施していきます。
↓↓↓昨年度のプログラム参加企業の声
PrEPなどもそうかもしれませんが、性の健康を増進するための選択肢が、より多くの人の手に届きますように。
p.s
就職支援セミナーも参加者募集中です!
おーつき
令和もよろしくお願いします、おーつきです。
10連休が10連休ではなかった人も多かったのではないかと思いますが、ぷれいす東京のスタッフも「東京レインボープライド2019」に参加したりと、イベント続きでした。
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5月2日(木)にはカラフル@はーとと一緒に勉強会「トランスジェンダーとHIV/エイズ」を開催し、36名の方に参加いただきました。ご参加・ご協力をいただいた方、どうもありがとうございました。
ぷれいす東京では、これまでにトランスジェンダーの性の健康をテーマにしたイベントを3回実施し、どうしたら人々の関心(当事者に限らず)を集められるか、どうしたら性について安全に語れる場を作れるかを模索してきました。
性別移行との兼ね合いもあってか、医療の情報や相談先については毎度大きな関心が寄せられます。今回のイベントでも、医療者ゲストの先生方にご協力いただき、たくさんの知見を共有いただきました。それらのニーズと調和する形で、性の健康に関する情報や支援も日頃から提供される仕組みなどを、今回得たつながりを生かしながらまた考えていきたいと思ます。
ワークショップでは沢山のアイディアが共有されました!
おーつき
3月23~24日に岡山県で開催された、GID(性同一性障害)学会第21回研究大会・総会に参加してまいりました。2016年の「LASH調査」で得られたトランスジェンダーの性の健康に関するデータをまとめ、昨年初めて参加した同学会で発表した演題が優秀演題賞をいただく栄誉に浴し、今年の学会で再発表させていただく機会をいただいてのものです。
GID学会も日本エイズ学会と同様に、医療従事者ら専門家ばかりではなく、トランスジェンダー等の当事者の参加も多い学会です。しかし、HIV/エイズや性感染症などの性の健康については議論されることがなかったようで、わたしたちの研究発表が評価を得られたことを喜んでくださる方々から、会場で声をかけていただきました。
また、あらためて、本調査にご協力くださった皆様に感謝申し上げます。
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ぷれいす東京でこれまでに開催したトランスジェンダー向けのイベントでは、当事者が安心してセックスや性の健康について語れる場所がない、予防や支援に関する情報も得られないといった声が度々寄せられています。
…ということで!
この調査研究の結果も踏まえた新たなイベントを鋭意企画中です。近日中にWebサイトなどでお知らせしますので、ぜひチェックしていていただけたらと思います。
GID学会理事長の岡山大学大学院・中塚医師と
おーつき
ぷれいす東京は、今年1月から古本のリユースを通じてNPO・NGOを支援する「チャリボン」の参加団体になりました。
こちらにも既にチャリボンを通じたご寄付が届き始めています。どうもありがとうございます。
ぷれいす東京スタッフも、さっそく利用してみました!
①読み終えた小説など文庫本、複数枚買ったアイドルのCD、古くなったHIV/エイズ関連の新書…etc.
破損や汚損がないか、ISBNの付いた買取可能なアイテムかどうかを確認します。
②アイテムを箱に詰めたら、チャリボンWebサイトから寄付・集荷の申し込み。
一般的な宅配買取で必要とされる身分証明書のコピーなども、ここでは同封する必要がありません。
③予約した日時に集荷に来た配達員に箱を引き渡します。
送付伝票も、既に必要事項が印刷されたものを、配達員が持ってきてくれます。
④約1週間後、査定額を知らせるメールがチャリボンから届き、寄付完了!
より詳しく仕組みを知りたい方は、チャリボンのWebサイトの紹介もご覧ください。
「チャリボン」本を寄付する方法
https://www.charibon.jp/guide/
これから新年度に向けてお引越しや大掃除の予定があるという方、古本のリユースを通じたご寄付を検討してみませんか?
おーつき
チャリティー専門ファッションブランドのJAMMINさんによる、ぷれいす東京のグッズの販売は、ご厚意により販売期間を延長していただいています。
既にお求めいただいた方、情報の拡散にご協力いただいた方、どうもありがとうございました。
私もTシャツなどを購入しましたが、とりわけマルシェバッグの容量に驚きました。
↓これら全部が余裕で収まります。
買い物袋から????バゲット????が飛び出す、みたいな構図への憧れなんかもあるかと思うのですが…
飛び出ません!
あと2kgの米袋も入りそうです(持てるかどうかは別として)。
販売期間は年内いっぱい、12月31日(月)23時59分までです。それではどうぞ良いお年を!
ぷれいす東京×JAMMINチャリティーTシャツ! 期間限定2018/12/1(土)~12/31(月)
JAMMIN(ジャミン)Social Wear Brand
おーつき
少し前の話になりますが、「LGBT医療福祉フォーラム2018」に参加しました。ぷれいす東京も分科会のひとつ「地域支援者のための入門セミナー〜声を上げにくいLGBTを地域でどう支援するのか?~HIV/エイズ、依存症、セクシュアルヘルス支援など」を担当し、地域でその専門性や当事者性を生かし、声なき声をすくい上げるような支援を実践してきた方々をゲストにお招きしました。
ゲストのおひとりは、ダルク女性ハウス施設長の上岡陽江さん。私が上岡陽江さんのお話を初めてうかがったのは、上岡さんが11年前の春に行われた、ぷれいす東京の2006年度活動報告会のゲストにいらしてくださった時でした(ニュースレター(PDF)でも当時の様子を紹介しています)。当時から変わないダルク女性ハウスでの粘り強いケア・サポートの取り組みを、今回はLGBTの支援者向けに共有していただきましたが、「好き」に着目したワークショップや援助技術は興味深く、参考にしたいと思いました。
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さて、Webのあちこちで宣伝している通り、チャリティー専門ファッションブランドのJAMMINさんのご厚意により、世界エイズデー前後のこの1週間限定で、ぷれいす東京のグッズを販売していただいています。
カラー、スタイル共にバリエーション豊富で、コーディネートを考えるのも楽しいです。販売期間は今日2日(日)23時59分までなので、ぜひWebショップを覗いてみてくださいね~。
「NPO法人ぷれいす東京」との一週間限定コラボデザイン!
JAMMIN(ジャミン)Social Wear Brand
おーつき
「Breaking Barriers, Building Bridges(障壁を破り、橋を架けよう)」をテーマに行われた第22回国際エイズ会議は、世界各国から1万6,000人超の参加者を集め、27日に閉会しました。
この会議の目玉のひとつとして、「PARTNER研究」の続編でもある「PARTNER2研究」の成果も発表されました。HIV陽性と陰性の972のゲイ・カップル間の76,994回のコンドームなしのアナルセックスで、1度も感染が起こらなかったというエビデンスで、治療を継続しウィルス検出限界未満のHIV陽性者からは感染の可能性がないこと、「Undetectable = Untransmittable (U=U)(検出限界以下=感染しない)」のメッセージに加勢しました。
会期中に国際エイズ学会の著名な専門家らも合意声明を発表し、現在少なくとも68の国々が、HIV陽性者が自身の感染を伏せたり他者に感染を及ぼすことを犯罪と規定しているが、それらは最新の科学によるエビデンスを理解しておらず、HIV/エイズ対策の障害となるばかりか、スティグマの増強につながっていると非難しました。
世界的には今もなお、3,700万人のHIV陽性者のうち東ヨーロッパ・中央アジア・北アフリカ・中東地域を中心に1,500万人が治療へアクセスできず、年間100万人が命を落としています。しかし、国際的なHIV/エイズ対策のメジャーな拠出国の半数以上が、昨年1年間でその拠出額を削減しているという現状があります。華々しい科学の成果とのこのギャップに橋を架けていくことが、引き続き大きな課題となっています。
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国際エイズ会議閉会翌日の28日からは、Pride Amsterdamが開幕。アムステルダムの街中がよりLGBTQフレンドリーに彩られます。
アムステルダム最古のLGBTQ向けバー「Café ‘t Mandje」
現地のLGBTQ関連情報誌