スタッフ日記 “さとう”

本日18:00から「POSITIVE TALK」をライブ配信

さとう

TOKYO AIDS WEEKS 2020のプログラムのひとつ、「POSITIVE TALK」を本日18:00からライブ配信をします。5人のHIV陽性者が参加予定です。ぜひご覧ください。佐藤も参加します。お楽しみに。
※司会が生島から牧原に変更になりました。

前回の様子はこちらから。

新型コロナの夏

さとう

今年も酷暑ですね。浜松では40度。その息苦しさは想像ができません。冬のマスクは定番ですが、夏のマスク。鼻のあたりの肌荒れがひどいです。皆さんはどうですか。

感染に気をつけながら、ほぼ通常と変わらない毎日を過ごしているので、あまりストレスは感じていないつもりですが、心のどこかで、パーっと気を晴らしたい思いもあります。

旅好き(大学時代は旅行研究会に所属していた)の僕にとって、移動制限がとてもきつい。時折美味しいものを買ったっり、出前を頼んだり。旅に行けない分、プチ贅沢をしています。

しかし今年はお風呂場のリフォームという大きな買い物をしましたので、緊縮財政です。少し涼しくなる頃、ピカピカのお風呂タイムを味わおうなんて、今から楽しみです。

ごぶさたです。

さとう

5/17はIDAHO「LGBT嫌悪に反対する国際デー(International Day Against Homophobia, Transphobia and Biphobia)」でした。そして僕とパートナーと出会って丸17年目でもあります。

出会った頃は、17年も関係が続くとは思ってもみませんでしたが、最初の1年間にお互いの考え方や感じ方をじっくりすり合わせたことが、今に繋がっていると思います。

前に書いた日記を見返してみたら昨年の10月でした。その頃からホットラインの業務が忙しくなり、新型コロナのことで世界中が混乱している状態になり、何も書く気が起きなかったのです。

緊急事態宣言が解除されて、そのこと自体に強くストレスは感じていないと思っていたのですが、やはり心にゆとりがなかったのだと思います。3/25が僕の誕生日でしたが、その頃からは自粛という圧力をひしひしと感じていました。楽しいことをしてはいけない感じ。東日本大震災の時と同じような、いや、それよりも強い圧力を感じていたのです。

花見をすることもできなかった。本当は地元で帰り道に愛でていたんですよ。でもそれをSNSなどで書くこともできないような圧迫感。

今、ぷれいす東京NEWS5月号(もしかすると6月号)を作成中です。日記を書いている間ではないのですが、今書かないとまた逃してしまいそうで…。←逃避なのですが(笑)

しかし新型コロナの第二波も心配になりますが、感染症対策をしっかりして、特効薬かワクチンができるまで、生き延びましょう。

ぷれいす東京の動画作成中

さとう

この週末、東日本で台風19号による甚大な被害が出ました。災害に遭われた方にお見舞いを申し上げます。毎年毎年大きな災害があり、四季があり美しかった日本が傷ついている姿をテレビなどで見ると、心が苦しくなります。

 

ところで只今、ぷれいす東京の紹介動画を作成中です。撮影日のオフショット。リビングが散らかっていますが、ご愛嬌。ホットラインやバディのスタッフに協力いただき、無事に終了しました。

プロに撮影してもらうと違うんですね。画像を少し見ましたが、とても綺麗でした。乞うご期待。

いよいよ同性婚裁判の第三回期日が明日に迫ってきました。今回は僕の出番はありませんが、原告の仲間が意見陳述をしますので、原告席で熱く見守るつもりです。当日傍聴席は抽選になるかもしれませんが、ご都合がつく方は、ぜひお越しください。東京地方裁判所です。終了後、報告会も予定しています。

 

 

明日は選挙に行こう!

さとう

こんばんは。まだ仕事が終わらなく、事務所です。
西日本新聞の「言わせて2019参院選」という企画に、佐藤が選ばれ、取材を受けたものが記事になりました。もしよろしければ画像を拡大して、お読み下さい。

なかなか自分が投票した候補者が選挙で勝たないと、自分の一票は無駄なのだろうかと感じることがありますが、実際にはその一票の積み重ねだと思うんです。あきらめやすい人は、多分少数派なのかもしれません。でもね、少数派が本気を出して、全員が投票すれば、何かが変わるのだと思います。ぜひ投票に行ってくださいね。僕は期日前投票を済ませました。

ところでご報告が遅くなりましたが、同性婚訴訟の第二回期日が7/8(月)になりました。今回は第一回期日で、小野春さんと僕が意見陳述したことを受けて、国側の回答が出たのです。

LGBT(同性婚)は「想定していない」という回答。「(憲法制定当時、同性婚を)想定していなかった」という回答ならわかります。でもそう回答すると「では、今はどうですか?」という反論が出ると想像でき、あえて「想定していない」だったのだと僕は思います。

原告弁護団が、何を訪ねても「想定していない」「先ほども述べた通り…」というような誠意が全く感じられない対応でした。

何かを変えたいと思ったら、ぜひ足を運んでください。あきらめたら負けです。

武道館

さとう

日本武道館といえば、僕が26歳の頃流行った爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」を思い出します。当時この曲の歌詞が切なくて、カラオケで歌っては涙していました。

5/15(水)はユーミンの「Time Machine Tour」で武道館に行きました。45年の軌跡を当時のライブを思わせるセットや衣装で綴られた空間。僕は高校生くらいから聴いていましたので、曲によってはまだHIVに感染する前の自分を思い出すわけです。普段HIVに感染したことを苦はしていませんが、それでもあの時の自分の生き方がどうだったか、もっと早くゲイであることに自信を持てていたら…なんて感じて、熱い涙が溢れることがあります。ユーミン65歳なんですよね。あれだけ歌って踊って、すごい体力です。今回のセットリストは、ユーミンのやさしさに包まれていたように思います。周りを見ても同年代の方々や僕よりも年上の人も多く、その人たちの体力考えて、盛り上がる曲としっとりした曲を交互に並べて、休憩を取れるようにしていたのでは?と思いました。

 

5/19(日)はコブクロのライブで武道館でした。デビュー20周年。つまり僕がHIVに感染してからの曲なのです。ユーミンのライブのようにセンチメンタルなことは起こりませんが、言葉の一つ一つに思いやりややさしさを感じるコブクロ。ファンの年齢層も若いので、ノリノリの場面が多かったような。「SNSに上げていいよ」という撮影タイムもあり、ファンザービスと宣伝をうまく組み合わせているなぁと思いました。「赤い糸」と「時の足音」の歌詞にはいつもグッときてしまいます。

 

 

ところで、5/25(土)の午後は、ぷれいす東京の活動報告会です。今回は僕も後半のトークショーに出演します。結婚の自由をすべての人に訴訟(同性婚訴訟)の原告としてです。僕がどうしてその裁判の原告になろうと思ったのか。そして今何を感じているのかを話そうと思っています。ぜひお越しください。

「2018年度ぷれいす東京活動報告会」

 

 

 

 

口頭弁論がいよいよ明日になりました。

さとう

 

いよいよ明日、東京地方裁判所の法廷で、すべての人に結婚の自由を訴訟(同性婚訴訟)の口頭弁論が始まります。提訴でも歴史的な第一歩と言われましたが、これから原告と弁護団が同性婚ができないことでの不備を改善すべく訴えていきます。

僕は僕らしくと思っていますが、法廷に立つのは初めての経験。今はまだ緊張していませんが、明日はどうなることか。ただ背伸びをしても仕方がないので、今感じているすべてを率直に話すだけと思っています。

もちろんゲイとして生きてきて、60になった僕が感じていることも盛り込みましたが、HIVに感染したことでも僕の人生は変化しました。病気なので感染しない方が良いに決まっていますが、そのことで得たものもたくさんあります。そのすべてを出してくるつもりです。心の中でそっと応援してくれたら、嬉しいです。

また報告します。
一応、裁判所から出ている明日の傍聴情報を記しておきます。

春のかおり

さとう

年度末の忙しい時期になりました。

そして明日は「ぷれいす東京のお花見」気温が低そうなので、お越しになる方は防寒対策をしっかりしてきてくださいね。https://ptokyo.org/news/10755

 

お久しぶりの日記更新です。まあ、この間、色々とありまして。2/14に「すべての人に結婚の自由を訴訟(同性婚訴訟)」の原告の一人になり、マスメディア等での報道で、僕の姿をご覧になった方もいらっしゃるかと思います。

原告になろうと思ったのは、勿論、同性でも結婚できることが必要だと感じているからです。LGBTブームと言われて久しいですが、根強く差別偏見が残っていて、誰にも言えずにひっそりと暮らしている人がいるのが事実。僕も若い頃は、苦しい思いを抱えて生きてきましたので、これからの世代の人にはそんな思いをしてもらいたくない。同性婚が認められれば、少しは社会の見方が変わるかなぁと思っています。

もう一つは、HIV/エイズへの差別偏見は、それ以上のものであり、2010年に数人の陽性者が立ち上がって、テレビに出たりしましたが、一般病院での診療拒否、就職や転職での明らかな差別、福祉施設での入所拒否など、まだまだ社会の中での受け入れは進んでいません。もしも原告として、その端々でHIVのことに触れることができたら、HIV/エイズ=死というような古いイメージが少しでも変化してくれるかな。と思ったことです。

裁判の日程が4/15に決まりました。心の中で良いので応援していただけると嬉しいです。

5/25(土)のぷれいす東京活動報告会に裁判を起こしている(一人は裁判の途中で、解決して良い結果となっています)3人の陽性者の原告が、トークをする予定です。僕も話しますので、ご都合が合いましたら、お越しください。https://ptokyo.org/news/10756

画像は、3/24に友人とランチをして、その時に写したものです。ちなみに翌日、還暦となりました。自分では信じられないですが…。

Tシャツ

さとう

体温調整がうまくいかない僕は、昔から半袖のTシャツを下着かわりに着ていた。近年、更年期や透析で水分調整がうまくできなくなり、なおさら激しい状況である。少し暑くなれば、モワッとして気分が悪くなり、少し寒くなるとブルブル震える。だから冬でも半袖になることもあるのである。

今、水面下で動いているプロジェクトがあるので、ここでこっそり話してしまおう。JAMMINという京都にある会社。とてもユニーク。NPOのサポートをしながら、商売が成り立つ。面白い。11/26からいよいよ「ぷれいす東京」とのコラボが始まる。

「JAMMINは、1週間限定販売のチャリティー専門のファッションブランドです。
全ての商品の売上の一部(Tシャツ1枚につき700円)を、毎週のチャリティー先NGO/NPOに寄付しています。」

Tシャツのテーマは「We’re already Living Together」期待して待っていてください。

 

♪北ウイング

さとう

中森明菜さんの名曲です。ふと思い出して、日記を書いています。

僕が社会人として働き始めた頃、営業畑におりました。今考えるととてもバブリーな会社だったのです。コンクールの成績で海外旅行に招待されました。香港には行けましたが、次にアメリカ西海岸への旅行がかかっていた時、あと1件の受注ができなくて、行けなかったことを思い出します。悔しかった〜、力を振り絞れば振り絞るほど、ダメでした。

仲間の数人が達成して、旅立った日。当時流行っていた「北ウイング」を熱唱しながら、涙を流していたことを昨日のことのように記憶しています。自分だけ取り残された感。初めてのアメリカへの旅行が消えてしまったこと。この辺りから僕の営業成績がカクンと落ちていきました。

代表の生島も、本日台湾入りしていますが、Facebookを見ていると、台湾に向かう人の多いこと。同性婚が認められた台湾。僕もいつかは台湾のパレードに参加したいなぁと思いながら、この日記を書いています。あの時の辛い感情が蘇りました。でもそれは同時に頑張れる力になったことも思い出しています。

HIVを抱えながら透析もしているので、海外旅行はハードルが高くなりました。ハワイでサポートしてくれるところは見つけてあるので、いつか行きたい、叶えたい夢の一つです。

さあ、仕事するか。ちなみに本日はホットラインの有志の飲み会。楽しい酒にしよう。