スタッフ日記 “さとう”

明けてからの話

さとう

みなさま、ご無沙汰しています。梅雨明け宣言されましたね。ところが大気は不安定で、夕立なのかゲリラ豪雨なのかはわかりませんが、急に雨に打たれることも…。お気をつけ下さい。先日透析中に、情報番組を見ていたら、「蚊」について取り上げてました。「蚊」の習性について

1)汗好き…汗の匂いが好きみたいです。こまめに拭き取るだけでも違うらしい。

2)体温が高いのが好き…冷やした腕と温めた腕で実験してましたが、体温が高いと認識されやすいみたい。

3)黒好き…白と黒では、圧倒的に黒に近寄るらしい。蚊にとって黒は保護色なんだとか。

4)アルコール好き…アルコールを飲んだ人が、分解する時に発生する二酸化炭素に反応するらしい。

5)太ってる人が好き…単純に面積が大きいからという説明でした。本当?

ということで、どうすれば良いか、それぞれ対策が打てそうですね。取りあえず事務所で、蚊を見かけていません。やっぱりあの100円ショップの虫除けが効いているのかも…今年は…。

夏休み

さとう

梅雨の真っただ中ですが、いかがお過ごしでしょうか?鬱陶しい季節ではありますが、梅雨明け後の夏の日差しを考えると、なんだかわくわくしてきます。もうこの年になると、海に行ってがっつり焼くなんてことはありえませんが、それでも夏の海は大好きです。夕暮れ日が沈んで行く瞬間をゆっくりと過ごしたいものです。

ぷれいす東京・事務所の夏休みは、8月11日土曜日から16日木曜日に決まりました。ただこの間、ポジティブライン、感染不安の電話相談、ゲイのための電話相談はそれぞれ通常営業ですので、ご利用ください。

個人的には、とても嬉しい知らせが舞い込みました。仙台で透析を受けてくれる病院が見つかりました。仙台を起点にしたら、東北方面の長旅も可能になったわけで、早速今年の夏は5泊6日の旅に出ます。透析を始めてから、何かと行動範囲が限られていたのですが、こうして決まってみると、HIVを持ちながら、旅行することも少しずつではありますが、できるようになってきたと感じています。後は北海道や沖縄での施設を探したいと思っている今日この頃。梅雨明けを心待ちにしましょう。

蚊れいなる闘い

さとう

20120621182413事務所にいるスタッフが、今日、蚊に刺されたと話していました。昨年から夏場には害虫除けを配置していたのですが…。「どうも効きが悪いよね」「100円ショップで買ったからかな」などとスタッフで会話してました。

今日、蚊に刺されたスタッフが「あれ、中蓋が開いてない」…とひと言。はらださ〜ん、1年間も未使用ですか!?みんなで大笑いの巻。100円ショップも濡れ衣でした。ひどい(笑)

嵐の前の静けさ

さとう

台風が迫ってきてます。6月の上陸は2004年以来になりそうとのこと。それも強い台風だけれど、コンパクトさだそうで、急に風が強くなるのが特徴のようです。でもまだ風は強くない。大型の台風だと、そろそろ風が強くなり始める距離だけれど…。やはり油断しては行けないような気がします。なんだか妙に静かなのが不気味です。農作物への影響が心配です。これからさくらんぼの美味しい季節。被害がないように祈ってます。

ところで「美しきチャレンジャー」って知ってますか?ボウリングの昭和のドラマです。腰を痛めてまでビッグ4や7-10(大きなスプリット)のカバーの練習に「ありえない〜」と言いながらも、DVDを楽しんでいます。あの頃のスポ根ものは必ず「魔球」が出てきましたね、懐かしい。今日は台風で、ボウリングも中止になったので、家で大人しく続きを見ることにします。

さあ、あと一踏ん張りして、仕事が終わったら、急いで帰ろうっと。皆さまも、気をつけてくださいね。

感謝

さとう

6月3日のLiving Together のど自慢、出演してきました。僕の時間的都合のため、トリを務めさせて頂いたのですが、緊張していないつもりが、椅子に足がかからず、倒れそうになり、リーディングは噛んでしまい、後半は感情が湧いてきて、涙をこらえながら何とか乗り切りました。「Sweet 10」という自作の文章を読んだわけですが、相方との10年目のスタートに記念の日になりました。

「結局、惚気ですね」と言われつつも、会場では一緒に感動してくれた人たちもいらっしゃった様子。気恥ずかしくもありますが、とても嬉しく思います。HIVがあろうとなかろうと、人は幸せになるために生まれてきた。僕はその形がたまたま見つかったけれど、それは誰でも可能だと思う。というメッッセージが少しでも届いたのなら、本望です。

ところで、今日は事務所は比較的静かなのですが、からすが必要以上にうるさいのです。まきはらさん曰く、「枇杷を食べにきている」とか。他のスタッフも確かにからすは枇杷が好きで、農家が困っているとか。あ〜枇杷食べたい。

薬のこと

さとう

HIVの治療で、とても重要なことのひとつに、薬のことがあります。きちんと飲まないと薬剤耐性ができると言われたり、副作用があると言われると、服薬を始める前には、いろいろな想像が頭を巡りました。でも飲み始めて見ると、以外となんでもなかったり…。副作用がきつくて大変とか、他の薬との飲み合わせは?とか、サプリメントとの兼ね合いは?とか…

実は薬のことって、わからないことだらけ。医師は処方をしてくれますが、注意点が何かは十分聞いていない感じがありました。他の病気で入院した時、病室に薬剤師さんが来てくれて、薬のことをじっくり話したことがありました。「食後直後」と言われていた薬が「食事中でもいいくらい」と言われた時に、やはり薬のことは薬剤師さんに聞くのが一番だな、って感じたことがあります。

3人の薬剤師さんが話をしてくれる機会なんて、滅多にありません。僕も出たいなぁと思いながら、仕事の都合で無理かも…(涙)申込まだ間に合いますよ。

専門家と話そう「薬剤師と話そう」 6月9日(土)16:00〜18:00*事前申込が必要です。

今日の煎餅4

さとう

久しぶりに煎餅の話です。先日仙台に行った時に、見つけた「きっと芽がでるせんべい」を食べました。復興の資金になるとのこと。すぐに買いましたが、実は僕は辛いのがあまり得意ではないのです。家で食べようと思って開けてみたら、小辛、中辛、大辛と入っていて、小辛でも口の中が辛くて…残りは事務所に持ってきました。辛いのが得意なはらださんにプレゼントしたつもりが、みんな辛いのが好きなんですね。どんどん減っていきました。

復興と言われると、少しでも…という思いにかられます。いろいろな形があると思いますが、リアス式の海岸線沿いを走る鉄道のためならと思ってます。ホームページにはいろいろなものがありました。甘いものも…。また買ってみようかな。

一歩前に

さとう

ゴールデンウィークが終わってしまいました。僕は年度末の仕事をやり遂げ、また仙台に足を運びました。初日は松島に宿泊、震災の時に報道されていたマリンピアに行きました。子供たちの元気な顔とアシカショーの楽しさと、ペンギンたち、いろいろな魚たちを見て癒されてきました。

今回の一番の目的は、ファンモンのライブ。特等席で最高に盛り上がりました。会場のグランディ21は、震災の時に最後まで遺体安置施設になっていたところ。僕は心の中で、ずっと祈っていました。多くの方々が亡くなり、とても辛いことで、たぶん会場にもその悲しみを抱えている方々がいたのだろうけれど、仙台の方々の一歩前に進んで行こうというパワーを感じました。

さて6月3日日曜日の夕刻、恒例の「Living Together のど自慢」(まだ予定がUPされてませんが…)に出演予定です。もしご都合がつく方は、是非お越し下さい。いろいろなことがありますが、僕は僕なりにHIV陽性者として、できることは何かを考えて行動して行きたいと思っています。

若い力

さとう

昨日、歌舞伎町に久しぶりに足を踏み入れた。20代の頃は、会社の仲間とよく夜な夜な出歩いた街。とあることで平方元さんというアーティストにネットで出会い、彼のライブに行くためである。そのイベントのタイトルが「はじめの一歩。その12歩目」、神戸出身の若手の作人さんが発起人で、東日本大震災の後すっと続けていた。4組のアーティストとが出て、3時間半に及ぶライブ。

阪神の時、東日本の時に、近しい人を亡くした人が複数いて、そういった思いに触れると、ぐっと来てしまう。それでも前を向いて、生きているものが何ができるかを考えていた。そんな空間を共有できただけで、とても温かい気持ちになれた。元さんの演奏も声も歌い方も大好き。巨漢から出て来る声は、ハートフルヴォイスで、片えくぼが可愛かった。

「寄付とか、ボランティアとか、直接的なことも大事だけれど、一生懸命に生きていくことも、回り回って支援に繋がっている」という言葉が印象的だった。そう言う本人は現地でボランティアをしているのだが…。

新年度

さとう

今年の桜は、僕としては、何だか2年越しに待ち続けた感覚があり、例年よりも格別な思いで見上げていた。平穏無事ということがなににも代えられないものだと考えさせられた1年でもある。まだまだ現地の方々には、復興という大きな問題を抱えたままで、この1年間で何ができたか、周囲の僕らも何ができたかと自問自答をしていたような気がする。

新年を迎え、新年度を迎え、新しい出来事も起こっている。何かの折に「東北のものだから…」と手を取ったり、東北に出かけたりすることを、今まで以上にして行こうと思っている。先が見えないことが多い中で、僕自身ができることを、しっかりと見つめ、実行していこうと思う新年度である。

個人的な年度のピークは終わったので、日記を書くことができました。アッ、オリンピックイヤーだった。