スタッフ日記

経理の独り言

いざわ

2021年も上半期が終了して下半期がスタートしました。
スタッフ日記に名前だけ存在して幽霊スタッフと化しておりましたが
下半期のスタートを期に、長らくの沈黙を破り初投稿いたします。
改めまして、ぷれいす東京の経理担当 いざわ(伊澤)です。
今後は経理、事務スタッフの日常をゆるく投稿して行こうと思います。
どうか よろしくお付き合い下さい。

梅雨の真っ盛り
少しでも気分が上がるかとオーロラカラーのビニール傘を購入しました。
傘の中から見る風景が虹色になって楽しいです。
ちょっと懐かしの昭和特撮ウルトラQっぽい非日常感を味わえてます。

久しぶりに傘売り場を覗いたら、レインボーカラーのもの等、様々なデザインのものがあり
ビニール傘が大層おしゃれアイテムになっているのに吃驚しました。

実は、かなりの雨女でして
「ちょっと銀行に行ってきます」と出た途端に雨に降られ
事務所に戻った途端に雨が止むなんて事が日常茶飯事なのですが、
このオーロラカラーの傘のお陰で、雨の日の気分がかなり向上しました。

次はステンドグラス柄、クラゲ柄のビニール傘を買っちゃおうかな、なんて思ってます(笑)

持続可能な…

おーつき

一昨日のはらださんのポストにもある通り、ぷれいす東京は激動の2020年度の活度報告のまとめを終え、来週末に開催される活動報告会の準備を進めています。
団体へのご寄付や賛助会員、認定NPOサポーターといった形でご支援くださる方、活動への参加という形でご協力くださる方、いつもどうもありがとうございます。

本やCD・DVD等のリユースで活動を支援する「チャリボン」のサービスを通じて寄付をくださった皆様も、ありがとうございます。
ぷれいす東京は2019年からチャリボンにお世話になっていますが、昨日ご担当者との打ち合わせの機会をいただき、先方の熱心な思い、他の支援先団体さんの取り組み例などもお聞きし、とても刺激を受けました。ファンドレイジングは切実な問題ですが、「チャリボン」には楽しみながら行うこともできる仕掛けがあり、団体としても持続可能な寄付の枠組みに何らかの貢献ができればと思いました。

本で寄付する チャリボン

発送完了

はらだ

気がつけば、新緑の5月が過ぎ去り、あっという間に2021年もあと1月足らずで折り返し地点。

と、その前に、活動報告会が6月20日にYouTubeライブで配信されるので、ぜひご視聴ください。

今年の年間活動報告書と活動実績も出来上がってきて、ボランティア・スタッフの奮闘で予定通りに発送が完了しました。まもなく、ご支援いただいているみなさまの元に届く予定です。

活動報告会のご案内ページから、PDF版を閲覧・ダウンロードできるので、ぜひご覧ください。

台湾からのお届けもの

生島

台湾からのお届け物が事務所に到着した。

とても立派なパイナップルです。

スタッフで分けていただきます。

ありがとうございました。

3/24 PrEPアニメへの声入れ!

生島

台灣愛滋病學會(Taiwan AIDS Society)の皆様が2017年に作った素晴らしい動画の日本語訳をご許可をいただき、作成しました。親交のある、Stephane Ku医師には大変にお世話になりました。
本当にありがとうございました。

3月 24日 (水曜日)午後7時〜
於:コサエル・クリエイティブスタジオにて録音作業がスタートした。日本語版 声の出演 は、板倉 光隆さん、木村 佐都美さん、 演出は、関根 信一(劇団フライングステージ)さん、 翻訳は、松田 慎介さん、 監訳は、山口 正純(武南病院)さん、制作:小田 史一さんです。

皆様の協力で素晴らしい動画ができました。

↓完成動画がこちら

「日本語版 PrEP 曝露前予防内〜HIV 感染予防の新しい選択肢 」
https://youtu.be/_QOqNkrg0e8
以下、録音の模様です。


このビデオはTaiwan AIDS Societyが2017年に制作した動画を 日本語に翻訳したものです。 ご許可をいただいたTaiwan AIDS Societyの皆様に感謝します。
ーーーーーーーーーーーーーー
PrEP(プレップ)とは、暴露前予防内服(Pre-exposure prophylaxis)のことで、セックスをする前から抗HIV薬を服用することにより、HIV感染のリスクを減らすというHIV/エイズ予防法の新しい選択肢です。
ーーーーーーーーーーーーーー
厚生労働科学研究費補助金「HIV感染症の曝露前及び曝露後の予防投薬の提供体制の整備に資する研究」
研究代表者:水島 大輔(国立研究開発法人国立国際医療研究センター)
研究分担者:生島 嗣(認定特定非営利活動法人ぷれいす東京)
協力:台灣愛滋病學會 Taiwan AIDS Society
   Stephane W. W. Ku

オリジナル台湾版 事前預防性投藥 (PrEP) — 預防愛滋的新選擇
https://www.youtube.com/watch?v=kh-Me…

オリジナル英語版 Pre-exposure Prophylaxis (PrEP) – New Option for HIV Prevention
https://www.youtube.com/watch?v=P6PIU…

PrEP in JAPAN とは PrEPを中心に、ゲイ・バイセクシュアル男性(トランスジェンダーを含む)の性の健康を支援する情報を発信していきます。
https://prep.ptokyo.org/

あと2日

はらだ

2021年になって、あと2日で2月も終わり。

長年いっしょに仕事をしてきた佐藤さんが突然旅立ってしまい、
この日記にもなにを書いてよいものかわからないまま、
2月中には書かねばと思っているうちに、あと2日になってしまいました。

2月7日の「佐藤郁夫さんを偲ぶ会」、多くの方にご参加・ご視聴・ご協力いただきました。
本当にありがとうございます。(当日の報告はこちら。)

メッセージを読み、スピーチをきいて、
私の知らない佐藤さんの横顔がわかったり、ああ、そうだったと思ったりして、
会いたいなあと思うとともに、少しだけ気持ちの整理がついたような気がします。
佐藤さんが大切にしていたことを大事にして、これからも活動を続けていければと思います。

 
2日といえば、サウザンコミックス『テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語』の翻訳出版クラウドファンディングも明後日、2月28日23時59分までです。
「書籍+ぷれいす東京への寄付つき」コースもあります。

サイトには、たくさんの活動報告が掲載されていて、早くこの漫画を読んでみたいと思いました。TOKYO AIDS WEEKS 2020のサイトには、参加イベント「マンガはエイズをどう描いてきたか? –『テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語』を中心に」の報告もあります。

この漫画を日本語で読みたい!と思ったら、ぜひ応援してください。

新年にあたって

生島

新たな年を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。

2020年は、新型コロナウイルス感染症に翻弄された一年であり、学びの一年でもありました。

私たちの活動の柱は、「予防・啓発」、「直接支援」、「研究・研修」の3つです。

「予防・啓発」では、東京都のHIV/エイズ電話相談の受託が、金曜、土曜、日曜日から、月曜〜日曜日に広がりました。それに向け、人材開発や新たな体制作りを行い、1月22日から週7日の体制でスタートしました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大の中で、試行錯誤しながらのチャレンジとなりました。

「直接支援」では、これまで後回しになっていた、オンライン化という苦手科目と向き合った一年でもありました。HIV陽性者、パートナー、家族のための対面でのグループ・ミーティングが難しくなったため、代わりの手段として、ZOOMを使ったオンライン・ミーティングの開催に取り組みました。グラウンドルール、利用手続き、申し込みや連絡の方法など、オンライン・ミーティングを始めるための見直しや準備を行いました。 また、陽性者向けのフリーダイヤルの電話相談にもいえることですが、緊急事態宣言下でも、相談員は事務所にて対応する必要がありましたが、スタッフたちの協力で休まずに続けることができました。

スタートして見えてきたことは、「地方や海外に在住の方も参加できるようになった」というプラスの面と、一方で、「対面ミーティングには参加するが、オンライン・ミーティングの参加には躊躇する人たちがかなりいる」というマイナスの面でした。躊躇する背景には、プライバシーに対する不安、家族との同居等一人で参加できる場所がない、オンラインツールを使った経験がないということがあるようでした。

「研究・研修」では、講師派遣がほぼなくなり、行政や医療機関での研修会もほぼ中止となりました。

こうした状況のなかで、保健所等のHIV検査も減少し、検査へのアクセスが難しくなるなど、新たな課題もでてきました。また、HIV/エイズへの関心も低下しているように感じられます。

2021年、新しい年が始まりました。 新型コロナウイルス感染症の試練が続く中で、改めて、私たちが地域の中で担うべき役割とはなんなのか、考える作業が続くと思います。

こんな時だからこそ、皆様と繋がりつつ、この時期を乗り越えていければと思います。

みなさま、今年もぷれいす東京の活動をご支援いただけますよう、 どうぞよろしくお願いいたします。

2021年元旦 

認定NPO法人ぷれいす東京
代表 生島嗣
スタッフ一同
(ぷれいす東京NEWS 2021年新年号より)

DaPしてくれませんか?

おーつき

12月は寄付月間ーー
米国で盛んなイメージがありましたが、日本でもキャンペーンがあり、先日からご紹介している「チャリボン」も公式イベントになっています。

チャリボン買取額10%アップキャンペーン

チャリボンとは、古本のリユースを活用してNPO・NGOなどのファンドレイジング(寄付集め)をお手伝いするサイトです。
年末の大掃除で書籍やCD・DVDを処分されようという場合、よろしければチャリボンを通じたご寄付も検討してください。今月末まで査定額10%アップ中とのことです。

 

そして、「お知らせ」でリリースさせていただいた通り、ぷれいす東京はジョンソン・エンド・ジョンソン社会貢献委員会による寄付プログラム「Donate a Photo」に選ばれまています。
専用アプリからぷれいす東京のプログラムを選んで写真が投稿されると、1枚当たり1米ドル(約100円)のご寄付がいただけるというユニークな仕組みです。

ジョンソン・エンド・ジョンソン「Donate a Photo」でぷれいす東京を応援してください

いつもとは違うホリデーシーズンが始まります。支援のお願いの更新ばかりで恐縮ですが、よろしければご協力ください????

ポジティブ・トークとメモリアルサービス・メモリアルキルト

はらだ

TOKYO AIDS WEEKS 2020が、展覧会「U=U 2020 HIVの新常識を知ろう」
(~12/25)を残して終了しました。

オンラインで開催された「第34回日本エイズ学会学術集会・総会」
当日参加登録が12/18で締め切られました。
(登録した人は12/25までオンデマンド配信視聴可)

でも、今からでも視聴できるものがあります。
TOKYO AIDS WEEKS 2020では、
世界エイズ・デー礼拝(12/31まで限定公開)
ぷれいす東京 ポジティブ・トーク〜HIV陽性者とかたる
Visual AIDS 映像集「トランスミッションズ」 日本語字幕つき
など。

「Words of Love Let’s talk about HIV/AIDS」など、
あとから公開されるものもまだありそうです。

「第34回日本エイズ学会学術集会・総会」では、
メモリアルサービス・メモリアルキルトの公開動画がみられます。

ポジティブ・トークは、チャットの質問にも対応して、
ライブ感満載のトーク、ぜひ多くの人に見てほしいです。

メモリアル・キルト、メモリアル・サービスは、
公開動画があることを知らない人がいたら、
ぜひ知らせてほしいと思いました。

リアル開催が難しいなか、オンラインならではのメリットかもしれません。

逆転人生。

かとう

先日NHKで放送された『逆転人生〜どん底からはい上がった人々の、真実の物語』をご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。
日本のLGBT活動の先駆者、南定四郎さんのこれまでの軌跡を辿る番組でした。

南さんと最初にお会いしたのは、1992年の夏。
全国のゲイ・サークルが集まった交流合宿の場でした。

私は学生時代、地元の北海道でゲイ・サークルに所属していて、東京の団体などとも親交を持っていました。
卒業して東北で働き始めたその年に、仙台で交流合宿を行うという案内をもらい、勇んで参加しました。
その合宿で活動の歴史を学ぶために講師としてお招きしたのが南さんだったのです。

当時還暦を迎えたばかりの南さんは他の誰よりもお元気で、バイタリティに満ちた方だなという印象でした。
10代の頃から読んでいたゲイ雑誌「アドン」の編集長であることは存じていましたが、今とは比べ物にならない程暗かったゲイ社会で、道を切り開いていらしたのだなと感銘を受けたのを覚えています。

それから2年後の1994年、東京でパレードを開催するという案内が届きました。
詳細が良く分からないまま、住んでいた東北から前泊で東京へ。
日本青年館の大広間に多くのセクシュアル・マイノリティの仲間が雑魚寝。
パレードに参加するかどうかも決めずに上京したのですが、ここで歩くことに決めました。

番組の中では、このパレード開催に当たってなかなか理解を得られず、人を集めるのにとても苦労したことが描写されています。
私は地方在住で、ただ単にキラキラした都会のお祭りに参加するような軽い気持ちでいました。
開催の陰では、南さんを始めたくさんの方々の苦労があったのだと思います。

パレード当日、急遽女装で参加することになり、この日が自身もドラァグデビューとなるジャスミンさんにウェディングドレスをお借りして、メイクも他の方にやって頂き、準備は全て負んぶに抱っこ。
集合場所は新宿中央公園でした。
タクシーを降りた瞬間、メディアのカメラのフラッシュの嵐で、有名人にでもなった気分(笑)。
南さん達と先頭集団を歩かせて頂きました。
2mはあるドレスの裾を友人に持ってもらい、自分のセクシュアリティをオープンにして胸を張って歩ける幸せを噛み締めました。

実はこの1994年という年は、ぷれいす東京設立の年でもあります。
今から26年前、ここがスタート地点だったのだと思っています。

番組は今だと見逃し配信をしているようです。
未見の方はぜひご覧ください。

https://www.nhk.jp/p/gyakuten-j/ts/JYL878GRKG/

↓初パレード参加時の私です(笑)。