スタッフ日記

国家公務員「障害者選考試験」受付開始。

生島

国家公務員の採用試験がスタートしている。webには、「国家公務員 障害者選考試験〜定型的な事務をその職務とする係員を採用するための試験」とある。webには、「この選考試験は、人事院が第1次選考(筆記試験)を実施しますが、第2次選考(採用面接)は各府省が実施します。」とある。昨年は人事院の枠組みに加えて、各省庁独自の採用もあったが、今年はどうなるのだろう。興味がある人は自分で確認してみて欲しい。

受験申込受付期間2019(令和元)年6月17日(月)~6月26日(水)


人事院のサイト

https://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/senkou/senkoushiken.html

おしえて!ドクター ルース

ちずこ

おしえて!ドクタールース
高齢者、とくればアクセル・ブレーキ踏み違えや逆走で交通事故となってしまう今日この頃、日本ではとかく肩身がせまい、、、、、そんな気分を吹っ飛ばしてくれるドキュメンタリー映画がアメリカからやってくる!

タイトルは「おしえて!ドクター ルース」。主人公はなんと6月4日で91歳になった現役セックスセラピスト、ドクター ルース・ウエストハイマー。じつは私、ルース先生の著作を2冊翻訳しているのです。あのアメリカで80年代初期にセックス相談を初めて深夜のラジオで放送して大ブレイク。きっぷの良い語り口でテレビにも登場、視聴者は驚いた。だって身長150センチ以下、でも全身ニコニコ・オーラを振りまき会場を支配しちゃうのですね。
ルースのデビューはエイズの登場と重なります。そして彼女は一貫してセックス&コンドームをポジティブに語り続け、何があってもブレないというアメリカでは稀有な存在なのです。避妊はピルで女の責任という時代に「避妊は二人で。コンドームは前戯になるのよ」と言い続けてもくれました。

そして2019年、91歳の彼女はまだまだ忙しい。だってトランプ大統領は人工妊娠中絶の非合法化を狙っているからです。ルースは「人工妊娠中絶は合法でなければならない」という主張も貫いています。

こんなルースには強〜い味方が一人いるのです。アメリカ連邦最高裁の最高齢判事でリベラル派の牙城、ルース ギンズバーグ判事です。80歳を超えたルース判事が万一亡くなってしまうとトランプ大統領が新たな判事を任命するわけで、となれば、中絶も同性婚も危うくなってしまいます。リベラル派の頼みの綱のルース判事も身長は160センチ以下。なんと二人の小柄な女性のルース先生がアメリカの良心の砦なのです。

私、翻訳者というご縁で「おしえて!ドクター ルース」の試写を見ました。
いやー、よくできています。
こんな おばあちゃんに なりたーい!

8月30日から新宿ピカデリー他で全国公開。是非、見てね。

 

映画『おしえて!ドクター・ルース』公式サイト
https://longride.jp/drruth/

 

赤い報告書

はらだ

2018年度活動報告書東京レインボープライドが終わったと思ったら、あっという間に、活動報告会がやってきました。

東京レインボープライドでは、ぷれいす東京のブースのほかに、コミュニティセンターakta、ぷれいす東京が合同で運営する「WE’RE ALREADY LIVING TOGETHTER」ブースがでて、U=Uなどのパネルの展示と冊子を配布しました。研究グループののBRTAのブースもでました。
「WE’RE ALREADY LIVING TOGETHTER」フロートでも大勢の方が歩きました。ぷれいす東京のFACEBOOKに、ブースやフロートの様子が掲載されているので、どうぞご覧ください。

さて、今年の活動報告書は赤!です。明日の活動報告会でプログラムといっしょにお渡しします。後日、WebサイトでPDF版も公開するので、ぜひご覧ください。

今年もやります

まきはら

もうすでにホームページ等で案内をしているのですが、今年のボランティア募集を始めました。

ぷれいす東京では、ボランティアの募集は基本は年に1回、研修とセットでやっています。
性別、年齢、セクシュアリティ、経験の有無は問いません。どなたでも参加いただけます。

研修は、新たにボランティアする方に、HIVの基礎知識やセクシュアリティなど、活動をする
にあたり、みなさんに知ってほしいあれこれで構成しています。なので、ボランティア経験がない方でも、HIV/エイズについてよく知らない方も、おそらく安心して活動できるようになるのでは、と思います。

もし、ボランティアやってみようかな?、と興味を持っていただけた方はぜひ説明会にお越しください。みなさまの参加をお待ちしています!

ボランティア説明会  7/7(日) 9:45〜11:45
※説明会の参加にはこちらから事前の申し込みが必要です

今年の説明会、募集案内 ➡️  https://ptokyo.org/news/10832

去年までのスケジュールや、参加した方の感想は以下でご覧になれます。ぜひ参考に。

2017年度 参加者の感想文   2018年度 参加者の感想文

 

申し込む前に、ぷれいす東京ってどんなことしてる?最近何してる?って思った方は、ぜひ今週末にある活動報告会にお越しください。2018年度の活動報告を、部門ごとに詳しくお話ししています。参加は無料です。後半のトークコーナでは、3人の立ち上がる陽性者を迎えたトークショーを予定しています。また、当日は活動報告書を一足早く配布していますので、ぜひ手にとってご覧いただければと思います。

ぷれいす東京活動報告会  5/27(土) 14:00-17:00
詳細はこちら  https://ptokyo.org/news/10756

武道館

さとう

日本武道館といえば、僕が26歳の頃流行った爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」を思い出します。当時この曲の歌詞が切なくて、カラオケで歌っては涙していました。

5/15(水)はユーミンの「Time Machine Tour」で武道館に行きました。45年の軌跡を当時のライブを思わせるセットや衣装で綴られた空間。僕は高校生くらいから聴いていましたので、曲によってはまだHIVに感染する前の自分を思い出すわけです。普段HIVに感染したことを苦はしていませんが、それでもあの時の自分の生き方がどうだったか、もっと早くゲイであることに自信を持てていたら…なんて感じて、熱い涙が溢れることがあります。ユーミン65歳なんですよね。あれだけ歌って踊って、すごい体力です。今回のセットリストは、ユーミンのやさしさに包まれていたように思います。周りを見ても同年代の方々や僕よりも年上の人も多く、その人たちの体力考えて、盛り上がる曲としっとりした曲を交互に並べて、休憩を取れるようにしていたのでは?と思いました。

 

5/19(日)はコブクロのライブで武道館でした。デビュー20周年。つまり僕がHIVに感染してからの曲なのです。ユーミンのライブのようにセンチメンタルなことは起こりませんが、言葉の一つ一つに思いやりややさしさを感じるコブクロ。ファンの年齢層も若いので、ノリノリの場面が多かったような。「SNSに上げていいよ」という撮影タイムもあり、ファンザービスと宣伝をうまく組み合わせているなぁと思いました。「赤い糸」と「時の足音」の歌詞にはいつもグッときてしまいます。

 

 

ところで、5/25(土)の午後は、ぷれいす東京の活動報告会です。今回は僕も後半のトークショーに出演します。結婚の自由をすべての人に訴訟(同性婚訴訟)の原告としてです。僕がどうしてその裁判の原告になろうと思ったのか。そして今何を感じているのかを話そうと思っています。ぜひお越しください。

「2018年度ぷれいす東京活動報告会」

 

 

 

 

サンフランシスコ報告(観光編)。

かとう

サンフランシスコでは、プログラムの合間にちょこちょこ観光も挟まれていました。
有名なスポットばかりを巡る感じでしたが、現地を訪れるのは初めてという参加者も多く充分楽しめました。

滞在2日目、最初の視察先へ向かうバス車中から、市庁舎が見えました。
ちょうどウェディングドレス・タキシードを身に付けたカップルが、写真撮影をしたりしていました。
この市庁舎でハーヴェイ・ミルクは暗殺されたのですね。

午前中の研修の後に向かったのはツイン・ピークス。
市街を一望できる2つの頂上を持つ山です。

 

 

 

 

 

 

 

とても天気が良く、遠くまで綺麗に見渡せました。
ゴールデン・ゲート・ブリッジも見えます。

参加者全員で記念撮影。

午後には、フィッシャーマンズ・ワーフとゴールデン・ゲート・ベイ・クルーズへ。
クルーズ船でサンフランシスコ湾内を周遊するツアーで、多言語対応の無線ガイドが付いていました。
船上はかなり風が強く、ちょっと寒かったです。

 

 


途中刑務所で有名なアルカトラズ島も見えました。

 

 

 

 

 

 

 

同行カメラマンも風と闘いながら撮影。

フィッシャーマンズ・ワーフ内での食事の後、通りの様子にただ通り抜けるだけでも心が踊る気分に。

全員で回る観光はこのような感じでした。
自由時間に街巡りなどもしたので、その様子はまた改めて。

サンフランシスコ報告(現地視察編)。

かとう

4/22から4/28まで、アメリカはサンフランシスコに行って参りました。
TAIWAN LOURDES ASSOCIATION(社團法人台灣露徳協會)からのお誘いで、アジア各国でHIV支援に携わる団体から参加者を募り、現地での取り組みなどを学ぼうという企画。
ツアーの名称は「GETTING TO ZERO」。

参加メンバーは、シンガポール、マレーシア、香港、韓国、中国、台湾からで、総勢25名。
日本からは私1名のみで、航路はなぜか香港経由。
行きは羽田からでしたが、家を出てからホテルに到着するまで29時間ほど掛かりました…。

今回は、現地で経験したプログラムについてざっとご紹介しようと思います。
到着した翌朝、ホテルのロビーに集合し、シャトルバスへ。

 

 

 

 

 

 

 

まずサンフランシスコ公衆衛生局(San Francisco Department of Health)を訪問。

ここでは今回のツアータイトルでもある「GETTING TO ZERO」の取り組みについての発表がありました。

 

 

 

 

サンフランシスコにおける目標は、新規HIV感染者をゼロにする、HIVによる死亡者をゼロにする、HIVに対する差別・偏見をゼロにする、という3本柱とのこと。

具体的には、ホームレスやメンタルヘルス、薬物使用者などへの対策が重要だとのことでした。
やはりPrEPが有効な対処法ということで力を入れているようでした。

 

 

観光と食事を挟んで、午後はstrut(Center of Health & Wellness)へ。

 

 

 

 

 

 

 

HIVや他のSTIの検査、ワクチン接種や一部治療も行なっている施設だそうです。
ガラス張りの外装とレインボーフラッグがとても目立ちます。
ここではSan Francisco AIDS Foundationのスタッフから、現地での取り組みについて伺いました。
全体的に新規感染者数は減少しているようですが、午前中の講義でもあった通りホームレスや薬物使用者への対策やスティグマの問題にはまだまだ注力が必要だそう。

 

 

 

 

 

 

翌日も朝から研修。
この日は徒歩でSan Francisco AIDS Foundationへ向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

ここでGlideという支援活動を行なっている教会組織の説明があった後、2グループに分かれて外へ出ました。

 

実際にホームレスなどのサポートを行なっている教会へ伺いました。
中での撮影は憚られましたが、多くの方々が休んでいました。
さらに移動して、Glideの活動について詳しく伺いました。

 

 

この日の午後は、San Francisco Community Health Centerへ。

ここでは様々なコミュニティへの支援の届け方や、ドラッグユーザーやセックスワーカーへの取り組みなどついてお伺いしました。

 

 

 

 

これにてこの日は終了。

 

翌日が研修プログラム最終日。
午前中はInstituto Familiar de la Razaまで湾岸地区高速鉄道(BART)にて移動。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは主にサンフランシスコ在住のラテン系住人のサポートを行なっているそうです。
Mission Neighborhood Health Centerのスタッフからもレクチャーがありました。

 

 

 

 

 

 

 

ここではいろいろな資材を頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

内装もとても素敵で、最後に全員で記念撮影を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午後の自由時間を挟んで、夕方からは今回のプログラムの総括となる「GETTING TO ZERO」集会が行われました。
ケータリングの食事を取りながら、現地で活動を行なっている方々からスライドを用いた発表がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これにて予定されていた全プログラムが終了。

当然ですが全て英語の発表でしたので、私の英語力では理解できない部分も多くありました。
それでも直接現地を訪れて見聞きしたり体感することは、とても大切だと感じました。

上記以外にもいろいろな経験をして来ましたので、また改めてご報告しようと思います。

Hooray!

おーつき

令和もよろしくお願いします、おーつきです。
10連休が10連休ではなかった人も多かったのではないかと思いますが、ぷれいす東京のスタッフも「東京レインボープライド2019」に参加したりと、イベント続きでした。

* * *

5月2日(木)にはカラフル@はーとと一緒に勉強会「トランスジェンダーとHIV/エイズ」を開催し、36名の方に参加いただきました。ご参加・ご協力をいただいた方、どうもありがとうございました。
ぷれいす東京では、これまでにトランスジェンダーの性の健康をテーマにしたイベントを3回実施し、どうしたら人々の関心(当事者に限らず)を集められるか、どうしたら性について安全に語れる場を作れるかを模索してきました。
性別移行との兼ね合いもあってか、医療の情報や相談先については毎度大きな関心が寄せられます。今回のイベントでも、医療者ゲストの先生方にご協力いただき、たくさんの知見を共有いただきました。それらのニーズと調和する形で、性の健康に関する情報や支援も日頃から提供される仕組みなどを、今回得たつながりを生かしながらまた考えていきたいと思ます。

 

ワークショップでは沢山のアイディアが共有されました!

口頭弁論がいよいよ明日になりました。

さとう

 

いよいよ明日、東京地方裁判所の法廷で、すべての人に結婚の自由を訴訟(同性婚訴訟)の口頭弁論が始まります。提訴でも歴史的な第一歩と言われましたが、これから原告と弁護団が同性婚ができないことでの不備を改善すべく訴えていきます。

僕は僕らしくと思っていますが、法廷に立つのは初めての経験。今はまだ緊張していませんが、明日はどうなることか。ただ背伸びをしても仕方がないので、今感じているすべてを率直に話すだけと思っています。

もちろんゲイとして生きてきて、60になった僕が感じていることも盛り込みましたが、HIVに感染したことでも僕の人生は変化しました。病気なので感染しない方が良いに決まっていますが、そのことで得たものもたくさんあります。そのすべてを出してくるつもりです。心の中でそっと応援してくれたら、嬉しいです。

また報告します。
一応、裁判所から出ている明日の傍聴情報を記しておきます。

お花見ご参加ありがとうございました。

生島

3月30日に開催されたぷれいす東京のお花見ですが、なんと77人の方にご参加いただいたようです。花曇りでうすら寒いなか、ご参加いただきありがとうございました。あちらこちらで、「初めまして」「お久しぶり」という交流の花も多数咲いていました。荷物の準備は前もって始まっていますが、当日の場所取りは、事務所に9時集合して、公園に向かいました。また、11時半くらいから、ボランティアや事務所スタッフが一緒に準備をしました。


そのお花見での1場面。JaNP +の長谷川 博史さん、虹色ダイバーシティの村木 真紀さん、Gさん(外国人同性パートナー在留特別資格訴訟 原告)、佐藤郁夫さん(結婚の自由をすべての人に訴訟(同性婚訴訟)原告)、浅田さん、大槻知子さん、生島で記念撮影をしました。

5月の活動報告会では、二人の原告はスピーカーを務めていただきます。
Gさんに「webに写真をアップしても大丈夫?」と聞くと、大丈夫だとの答え。正式に、法的な滞在資格が認められることで、彼のプライベートの生活も大きく変化しているようです。