スタッフ日記

ICAAP参加のご報告

国際会議場入口付近の様子

国際会議場入口付近の様子

ぷれいす東京がちょうど夏期休業に入った8月9日〜13日に、いくしまさんとインドネシアのバリ島で開催された第9回アジア・太平洋地域エイズ国際会議(ICAAP)に参加してきました。

国際エイズ会議とは別に地域レベルの会議として2年に1度開催されるこの会議ですが、実に78の国と地域から5,547名の人が参加したそうです。いわゆる基礎および臨床系とくらべて社会系のプログラムがとても多く、いくしまさんも、会議3日目に自身が研究代表者を務める「地域におけるHIV陽性者等支援のための研究」の一環で行なった東京都内の相談資源に関する調査の結果を発表しました。

また、アジア太平洋HIV陽性者ネットワーク(APN+)の設立15周年記念パーティなど、各地から多くの関係者が集まるこの会議のタイミングにあわせて開かれたイベントもあり、さまざまな地域や分野でHIV/AIDSにかかわる人たちのさかんな交流やネットワークの機会もありました。

ベスト・シーズンのバリ島で開催された今回の会議。7月に首都ジャカルタで発生した爆弾テロ事件の影響もあり、会議場を含め人が多く集まるところでは厳重なセキュリティ・チェックが行なわれていましたが、会議場に併設されているホテルを通り抜けると、そこはもう真っ青な空と真っ白な砂浜に囲まれてキラキラと輝くビーチが一面に広がっていて、セッションの合間にそこで休憩をとったが最後、会議場に戻りたくなくなると評判でした。

この会議のテーマは、”Empowering People, Strengthening Networks”でした。アジア・太平洋地域でひとつの枠組みをつくるのには文化や価値観などがあまりに多様すぎると言われることがありますが、それぞれの地域ならではの特色にあわせたアプローチもあれば、どこか普遍的に通ずるコンセプトも多々あり、会議への参加で得た実り多き経験を日々の活動につなげていきたいと思います。事務所ではWebサーバーのトラブルなどがあった中でしたが、送り出していただき、ありがとうございました。

おーつき

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