スタッフ日記

Buddy Buddy

毎年この時期の恒例行事となっている、ぷれいす東京のボランティア合同研修・オリエンテーションがはじまりました。
昨日のオリエンテーションでは、ぷれいす東京の活動に興味を持って連絡してきてくれた方々を前に、代表や各部門のコーディネーターたちが団体の理念や活動内容について紹介し、質疑応答などを通して未来のボランティア・スタッフさんたちとの交流を行いました。
ベテランのボランティア・スタッフの方が、自身がぷれいす東京で活動をはじめたきっかけなどを話したり、参加者の方からの質問に自身も最初の頃は同じような疑問をもっていたのだと共感したりと、とても印象的な場でした。

わたしも2006年の合同研修・オリエンテーションを受けて、陽性者やその周囲の人からの依頼に応じて家事の手伝いや外出の付き添い、会話の相手などをするバディ部門のボランティア・スタッフとしてぷれいす東京で活動をはじめてから丸3年が経ちました。

ボランティア参加の動機や活動に対するかかわり方、そしてそれを続けていくモチベーションのありようは本当に人それぞれだと思います。

クライアントさんの近しい家族や友人ではない、かといって特に医療や福祉の専門家でもないけれど、その人のことを気にかけて、何か支援が必要な時にはそばにいる、という人がひとりくらいいたっていいじゃん?──そんなクライアントとバディとの関係性をなんだか心地よく感じ、わたしはこれまでずっとかかわりを続けています。
極度に病院が苦手で、ちょっと体調を崩して医者にかからなければならなくなった時に気が重くて心細くて途方に暮れてしまうようなわたし自身にも、通院に付き添ってくれるバディがいてくれたらいいのにな、などということさえ思ったりします。

昨日お目にかかったオリエンテーション参加者の中にも、バディ部門での活動を希望している方がいらっしゃるでしょうか。
いろいろなスタンスやバックグラウンドをもったバディが、ボランティア・スタッフがもうひとりふたりさんにんよにん…くらいいたっていいじゃん?──と、お待ち申し上げております。

おーつき

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