スタッフ日記

学会へ行こう!

キンモクセイの甘い香りに秋を感じるこの頃ですが、日本エイズ学会学術集会の足音もひたひたと迫ってきています。

ぷれいす東京は、はばたき福祉事業団日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラスらと協働して、2006年の第20回日本エイズ学会学術集会・総会にあわせて「HIV陽性者参加支援スカラシップ委員会」を設立し、HIV陽性者の学会登録料や交通費・宿泊費の一部を助成することにより、より多くの陽性当事者が学会の場へ参加するのを促進する取り組みを行っています。わたしもぷれいす東京から運営事務局にかかわらせていただいているこのプログラム、今年の学会で4回目の秋を迎えることとなりました。

日本エイズ学会学術集会・総会「HIV陽性者参加支援スカラシップ」 http://www.ptokyo.org/scholarship2009.html

ともすれば専門家の集まりで敷居が高いと思われがちな医学・医療に関連がある分野の学会に、いわゆる患者当事者が参加するという動きはまだ珍しいようです。しかし、HIV陽性者が医療をはじめとするHIV/AIDSの最新情報を得たり、医療従事者や研究者、支援者らとつながり交流したりする機会をもつことは、同時に、他の学会参加者にとって当事者の視点や発想に触れるきっかけともなりうるなど、さまざまな可能性があります。

今年のスカラシップの応募〆切は今月20日(火)必着ですので、応募を考えていらっしゃる方はどうぞお忘れなく(応募用紙はこちらからダウンロードできます)。

なお、今年のスカラシップ委員会は恊働シンポジウムに一般演題発表、ブースでもちょこっとスペースをいただいて報告書等を展示配布、とフルコースでいきますので、ぜひ学会会場でもチェックしていただければと思います。

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余談ですが、夏のはじめの頃に、スカラシップ委員会の会議を行うはばたき福祉事業団の事務所からその最寄り駅への道すがらにおいしいパティスリーがあるのを発見して以来、いつも会議の帰りにお店に寄るのを楽しみにしています。購入金額に応じてもらえるスタンプも集めていて、そこでは30個分集めると「すてきなプレゼント」がもらえるそうなのですが、1回のお買い物でだいたい2個、現在までに6個のスタンプが集まっています。ただし、スタンプカードの有効期限は発行から1年。

はたして、来年の夏までにあと12回も会議があるのでしょうか。

おーつき

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