スタッフ日記

映画「BPM ビート・パー・ミニット」いよいよ公開

3月24日(土)からいよいよ公開です。この映画はぜひ、音響がよい映画館で見るのがおススメ。BPMとは「音楽のテンポ」、「心拍の速さ」を表す単位らしい。治療法が確立しない時代を生きた若者たちの鼓動に触れてください。

1996年7月カナダで開催された国際エイズ会議で画期的な治療法の効果が発表された。この映画はその直前のストーリー。元ACT UPパリのメンバーだった監督が当時の様子を映画として再現している。

本当にディテールがよくできている。HIV陽性者と陰性者の活動家同士の恋愛。学校現場での性教育のありかた。政府や企業と患者団体との距離感や関係性。エイズの出現によって社会が変えられてきたことは、実は沢山ある。それが感じられる映画。もちろん、全くかわっていないものもあります。

昨年の11月23日、TOKYO AIDS WEEKS2017で国内初の試写会を開催しました。著名なフランス語の字幕担当者(松浦美奈さん)されているのですが、縁あって字幕監修者を専門医の協力を得ながらさせていただきました。アカデミー賞の候補になると期待されていたのですが、残念ながらノミネートされなかったのです。長く上映してほしいのですが、期間がどのくらい続くか不明です。ぜひ、早めに見にいってください。

鑑賞の注意としては、セックスシーンがあります。それと、パートナーを看取ったことがある人が「ちょっと辛かった」といっていたので、まだ整理ができたない人は無理しないでくださいね。

繰り返しになりますが、この映画、生きる鼓動を感じる映画なので、ぜひ映画館で見てください。

BPM公式サイト
http://bpm-movie.jp

生島

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