陽性者と家族の日記 “ひろき”

治験に参加

ひろき

近所の病院に治療を移したことは以前、こちらに書きました。病院が変わるとスタッフやお医者様の雰囲気も変わりますよね。大学付属の病院のせいか、以前の郊外の病院よりも若いお医者さんが多い気がします。

治療コーディネーターと相談していると、薬を飲み始めてから、ずっと続いている悪夢やめまいなどどいった神経系の副作用(私は現在アトリプラを服用)の話になりました。もう慣れたとはいえ、夜遅くに脂っこいものを食べると、翌日の副作用は正直、しんどい。

そこで、神経系の副作用がない薬の治験に参加してみてはどうか、と誘われました。治験というと、ちょっと怖い、面倒くさいと思っていたのですが、強制でもないですし、事前にリスクや治験の内容について説明を受けてみました。

納税はちゃんとしているのですが、イギリスの医療制度には本当にお世話になっていますし、ほかの陽性者のため、一番は自分の苦手とする神経系の副作用が緩和することを期待して、参加することにしました。

3週間に1回、平均1時間程度、診察やアンケートに答えたりするのですが、病院は家の近くですし、日本円で1回8000円程度の謝礼ももらえるとのこと。

自分のため、誰かのために少しでも役立てれればよいですし、自分にとっても新しい経験になると、ちょっと楽しみにしています。

初めてのカウンセリング

ひろき

 

ヨーロッパも長い冬のせいもあるのでしょうか、正直、ここ数か月、気持ちが落ち込んでいます。元カレから別れてから、非社交的になったり、自信を無くしたり。でも、海外で一人で住んでいると鬱になる余裕もありません。仕事にはいかなきゃいけないし。

そこで、イギリスの国民健康保険をつかって心理カウンセラーにあうことにしました。もちろん、これも無料のサービス。心理カウンセラーに会うのは私も初めてだったのですが、やっぱり心が弱っているときは正直に辛い、て誰かに助けを求めるのは大切ですよね。

初めてのカウンセリングをうけてみましたが、解決方法をすぐに教えてくれる、というものではなく、話をして、心の整理をしたり、考え方を変えて、自分で答えを見つけるのを手伝ってくれる、そんな感じでした。

簡易テストをしたところ、通常レベル、と診断されたので、世間的に言ったら重症ではないらしいのですが、心にも治療や休息が必要ですよね。ここは無理しないで、ゆっくり、心が回復するのを待つことにします。

 

ネットオークションで断捨離

ひろき

最近、イギリスのネットオークションにはまっています。買うほうではなく、売るほう。いらなくなったDVD、本、元カレからもらった思い出したくない品物(笑)などなど、探せば結構売るものがあります。しかも、こんなもの誰が買うんだろうと思うようなものが意外と売れるんです。

売って収入が入るのはもちろん、物が減ったり、ほしい人に渡せるという満足感、そして何よりも小学校でしたお店屋さんごっこみたいで、結構楽しめます。

でも、会社の昼休みに郵便局にいったり、商品を包装したり、お金を稼ぐのはなかなか簡単ではありません。結局、本業に専念したほうがよっぽど効率がいいような・・・。

まっ、断捨離だと思えば精神衛生にもよいですね。

死を思え

ひろき

新年はいつものように日本で迎えました。帰国したついでに新年早々、お墓参りに行くことに。家族と一緒に、親戚のお墓と自分の家のお墓を訪ねました。実は父方と母方の家のお墓は九州にあるのですが、将来的にはその墓から関東の実家の近くにある今回訪ねたお墓に移そう、という計画をたてています。

お墓のこと、まだ30代の私が考えるのもなんだし、陰気ですよね。でも、お墓って、最後に自分が入るところです。人生の最後をイメージするって、僕にとってはとってもポジティブなこと。

同性愛者で陽性者であると、孤独死するんじゃないかとか、病院で亡くなるんじゃないかとか、色々なことを想像してしまいます。でも、お墓だけ決まっていて、そこに葬ってもらえるなら、先に待っててくれるだろうほかの家族にも合流できるし、あの世も悪くないかなと。

お墓参りをして、死を思う、それは今目の前にある人生を考えることにもつながります。

5年お世話になった病院

ひろき

先日、5年間お世話になった病院を変えることにしました。仕事場と反対方向でしたし、家の近くにあるロンドン都心の病院に変えようと。

特に手続きをする必要はなく、新しい病院に直接にって、そこで以前の病院のことを伝えられれば、本人の同意を得て、今までの治療の情報などが転送されるそうです。

それにして、イギリスの病院は国民健康保険制度なので基本無料。無料なのに一生懸命、診療してくださったお医者さん、看護婦さん、ヘルスアドバイザー、そして受付の方々、本当にありがとうございました。

最後の診療日は、おかげさまで5年間、健康に過ごせました、とお礼しました。

最初は言葉や文化の違い、そして制度に不安があったのですが、本当にお世話になりました。違った面からイギリスという国の一面を垣間見たような気がします。Thank you!

ご近所の酒屋さん

ひろき

酒に強い、というわけではないのですが、お酒を飲むのは大好きです。ただ、食べずにおしゃべりをしながらパブでひたすら飲み続けるのがイギリス流。そこまで量を飲めるわけではないので、つまみながら少しだけ美味しいものをつっつきたいので、家で晩酌をすることに。

といっても凝った料理を作れるわけでもないですし、酒に詳しいわけでもないので、近所の酒屋さんに夕食のメニューと予算を伝えて、ワインを選んでもらうことにしました。熟年のしぶい紳士が一人で切り盛りしている近所の酒屋さんにひとりで入店するのはなかなか勇気がいります。ワイン通でもないですし。

週一回、1本のペースで購入していくと、酒屋のムッシュ(笑)も僕の顔を覚えてくれたようで、笑顔で迎えてくれるようになりました。このムッシュがなかなかのワイン通のようで、夕食のメニューを伝えると、すぐにおすすめのワインを教えてくれます。しかも、それがとっても美味しい!

こうしたことがあると、異国の大都会が少しだけ、自分の街になってきたような気がします。

 

別れと引っ越し

ひろき

彼氏と別れました。元気です。何とか生きています。別れのことはまたの機会にして、今回は引っ越しの話。

もともと引っ越しは得意ではないので、極力したくないのですが、4年間も住んだので新しい場所に移りたくなったのがきっかけ。別れたからじゃないですよん。

引っ越しって、するまでが面倒なのですが、決めたらがぜん力が湧いてきます。新しい場所をみたり、近所を探索するのも楽しいですし、何より、新しい生活がスタートしたようなわくわくした気持ちになります。癒しの効果もあるんですね。

きっとまたリshスタートできる。新しい出会いもあるといいな~。

グラストンベリーで迎えた英国のEU離脱

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今月に入ってから、イギリスEUの離脱という衝撃的なニュースが世界を駆け巡っています。私がこの結果を知ったのは、グランストンベリーミュージックフェスティバルの2日めの朝のこと。衝撃的な結果に、イギリス人たちだけでなく、外国籍の人たちの混乱やパニックを間近に感じることができました。

職場に戻ると、日本人である私もじわじわと不安、パニックと混乱が押し寄せてきました。よくよく考えたら日本経済や日本国籍の私、そして目の前の仕事に影響がでてくる、しかも外国人排斥運動がイギリスで強まったらどうしよう、といったモヤモヤ感。

イギリス人の政治や外交手腕、意識は高いと思うので(歴史が証明していますよね)、結果、一部の論調のようなレベルの悪影響は出ないと思っているのですが。今後、イギリスからまずます目が離せなくなりますね。

闇の違い

ひろき

ロンドン東部には、その昔、切り裂きジャックが出没したというエリアがあります。産業革命のころに栄えていただろうそのエリアを今歩くと、はやり暗い。。。何もない、という暗さではなく、その昔、何かがあった、誰かがいたのであろうという暗さ。

イタリアの中世の町並みを歩くと、闇はさらに深いように感じられます。石畳の石、ひとつひとつに人間の様々な感情や記憶が染み込んでいるような粘着性のある暗さです。

日本の闇というと、明るいですね。東京なんか、闇がもはや“暗闇”ではない。一方で、京都の闇は温かい気がする。

よく、国によって気候や日差しが違う、と言いますが、ヨーロッパに住んでいると日本より街灯が暗いだけに、闇にも色々違いがあることに気がつきます。

南仏ニースへ

ひろき

先週末、ニースに行ってきました。そう、おフランスのおニースでござんす(笑)。5月ですが、もう夏の日差しで、ビーチで日向ぼっこしたり海水浴ができるくらい。同じヨーロッパでもロンドンと時間の流れがもっとゆったりしているので、4日間だけだったのに1週間ぐらい滞在したように感じました。

迷路のように入り組んだ旧市街を散策したり、色とりどりの野菜や花束を取りそろえた市場をのぞいたり、ニースは散策しているだけで楽しめます。海鮮も美味しいし、ケーキやパンなんでも美味しい、食も豊か。

とっても素敵な街だけど、ここに住むとなるとなるとどうなんだろう。観光客も多いし、そもそもナイトクラブやバ―なども多い、いわばパーティタウン。ホリデーが日常となると、ホリデーはホリデーのままなのだろうか?と。とっても素敵な街。だからこそ、ときどき訪れるのがちょうどいいのかもしれませんね。