陽性者と家族の日記

マザー・テレサ

たんぽぽ

マザー・テレサの映画を観た。
オリビア・ハッセーが、マザーそっくりのメイクで、マザーそっくりの動きで、
ジュリエットのあの美女が、魔法使いのおばあさん(! 失礼?)のような、
マザーによくぞ成りきれたなぁ~。と、感心してしまった。
オリビア自身にも思い入れが深かったようだ。

8年前、マザーがお亡くなりになる1ヶ月前に、お会いした時のことを思い出す。
車椅子にいられるマザーの足の指が、クネ~ッと曲がり、
この足でカルカッタを歩き廻られたのだ、と、感無量だった。

「死を待つ人の家」で、ほんの少しボランティアをさせていただき、
他のボランティアの方々と、とても楽しい時を遊ばせていただいた。
仕事と遊びは、ひょっとしたら、対角線上にあるのではなく、
同じ延長線上にあるものかも知れない。と思った。

「孤児院」も見学させていただいて、大泣きをした。

「私は、神が手に持つペンにすぎません」
ご自身を捨てられたマザーの言葉。
「私をあなたの(神の)道具としてお使いください」
とも言われたそうだ。

何も持ってないのに、
何も捨てられない私がいる。

マザー・テレサと同じ時代に生きることの出来た幸せを感じる。

めったになく、2度めのチケットを予約してきた。

薬剤を変更して・・・

ガジ

薬剤を変更してから半月経った。
幸いにも今時点でこれといった副作用もなく、
順調にすごしている。
一日一回の処方になったため昼間、仕事中に
服薬することから解放されて精神衛生が良好に。
今まで、職場での服薬で一喜一憂してたことが
いい思い出話になるのに、そう時間がかからない?!

実際の数値については通院日がまだ先だし
検査結果が出るのは更にさきになるから
今のところは、あまり考えないようにしている。

もしこれから副作用が出たら?!
自分の場合をいえば、思うのは
「頻度」や「程度」、「耐えられる・耐えられない」は
ホント人それぞれだから文献や人から聞いた話を
いい意味で鵜呑みしないように心がけようと努めている。
ということで、症状が出た時に考えるかと。
誰でも未知・未体験のことに多少の不安があるだろうけど
今のところ、主治医・ナースのサポート体制に
安心しているので。
幸いにもそういう環境に恵まれているのは感謝、感謝!!
(あまり参考にならないかも・・・・)

New Comer

ガジ

少し前から我が家に新キャラが参入した。
というのも、室内犬を飼うことになったのだ。
嫁さんから、数年前よりリクエストは出ていたけど
自分が踏ん切りがつけずにいた。
最近になり「まぁ、いいか」と賛同してこの運びに。

もともと自分は若かりし頃に外で飼った経験はあるけど
室内犬は初めてで正直、戸惑うことばかり。
暑さ・寒さに弱いとか、慣れないことだらけで
こわごわと結構、神経を使っている。

しかしながら、早くもその犬の術中にハマっている。
夜、自分が仕事から帰宅すると
あたかも「今朝の別れが、何年ぶりの再会・・・」のごとく
短い尻尾がちぎれんばかりにブンブン振って
喜び走り寄ってくる姿に思わず顔が緩んでしまう。

にやける自分の横には、遠巻きで冷めた表情の嫁さんが・・・・
どうやら昼間のしつけで犬と対峙している苦労を知らないで
犬と戯れる自分がとても滑稽らしい。

ただ難点をいえば、汗ばんで帰ってきたところに
ペロペロとなめられるのだけは・・・・
臭い「オヤジエキス」が好きなのか?(マニアか?!)

諸星当たる

蔵人

台風はどうやら自分の実家のあたりを直撃して行ったらしい。
幸いにも実家のあたりは土砂災害や浸水が起こらない土地なので、風害と停電に気を付ければ良いのだが、今回は偶々私の実兄の家族が帰省をしていて、明日の朝の飛行機で東京に戻る予定になっているんだとか。おやまあ、どうなることやら。

兄は実は今年が厄年、しかも本厄の年なのだ。そういえばこの前は尿管結石で救急車で運ばれたとか言ってたなぁ。台風にはジャストミートしてしまうし。
やっぱりツイてないね。

お  祓  い  は  済  ま  せ  ま  し  た  か  ?

冒険心

つばさ

 レスリー・チャンの曲をずっと聴いていたいがためだけに、
iPad miniを衝動買い。(香港俳優に相変わらずはまっている私)。
とにかく彼のベストCDを入れて聴いたらいいや、
くらいに思っていたのだけど、曲がなんと1500曲入れられるというので、
とりあえず、お気に入りのCDを入れた。

 で、試しに「冒険心のある毎日を」(だっけ)とCMでやってる、
『Shuffle songs』なるものをやってみたのだけど、
これが意外に面白いことを発見。とにかく何がかかるかわからない。

 『世界にひとつだけの花』→リストのラ・カンパネラ→タイ語の曲→
オペラ座の怪人のoverture→ベニンのアーティストの曲→
白鳥の湖のパ・ド・トロワ→安里屋ゆんた→シング・シング・シング…

 全然、脈絡がないのだけど、自分が好きな曲ばかりだからイヤじゃない。
それに、今、聴きたい気分だなという曲がかかると、
「当たりだ~」みたいな得した気持ちにもなる。

 これが冒険心と呼べるのかどうかは微妙だけど、
しばらくはこのシャッフルにはまりそう。

順応性?!

ガジ

夏休みに嫁さんと友達の3人で万博に行った。
朝からの猛暑と人の多さに圧巻!!
で、それぞれの役割分担は
友達 ・・・ 随時ネットで混み状況確認係 (戦略系)
嫁さん・・・ パンフレット持ち係 (実質、役なし?)
自分 ・・・ パビリオンめがけて走る係 (体力系!)

つまり、友達が「○○館は待ち時間が40分だって」というと
そこが割りと近いのなら迷わずダッシュ~(汗だくで)
しばらくすると嫁さんと友達が食料・飲料を持って
ゆうゆうと登場、何だか割に合わない気が・・・・

そのかいあって、人気があって待ち時間が
数時間なんてざらな企業パビリオンも数ヶ所入れた。
意外にも一番待ったのが企業パビリオンではなく、
赤十字のパビリオン。
人の感じ方はそれぞれだろうけど、
自分としては入場できてよかったなぁと。
20時過ぎまで十二分に巡り、ひとり達成感に酔う始末。

人の感覚ってスゴイと思ったのが
万博あのキャラクター、常に目にしているうちに
何だかかわいらしくも感じてきた・・・・
自分だけ暗示にでもかかったのか?!

冷静と情熱のあいだ

つばさ

 前の日記にも書いたように、最近、トニー・レオンに夢中な私。

 今日、仕事から帰ったら、注文しておいた本やDVDが届いていた。
『本当にこの人ってハンサムなのに、かわいげもあって最高~!
写真集も買おうかなあ。どう思う?』とウキウキして娘に話しかけると、
娘は妙に冷静な声で一言。

『夢中になるのも少しの間だけやで。
それが過ぎたら「なんでこんなに買ってしもたんやろ?」って
悲し~い気持ちになると思うから、やめときな』

 ……しばし、無言の私。
そりゃあ、そうなんだけど~…。

 考えてみれば、私も娘も燃え上がるのは早いけど、
冷めるのも早いという、似た者親子。
これまで、2人ともそういう経験は数知れず。

 でも結局、『夢中になっているときは突っ走らないとね~』
ということで意見が一致して、写真集も買うことに。

 ちなみに、娘の今の「夢中」はテニス。
まだ始めて1ヶ月強なのに、もうウェアに目がいって、
心はシャラポア、プロテニスプレイヤー。

 血は争えん…。

ぶろぐ

ガジ

最近、『ブログ』を活用する友達がちらほら。
「日記を書くのは、いいもんだよ」などと勧められたりするが
よもや、自分がそれに似たようなことをしてるなんて
ゆめゆめ思ってもいないだろう・・・・
その友達は、日記を公開していろんな人からの
感想・反応を楽しみにしているところもあり
自分のように、綴った時点で自己完結でするタイプとは
少し違うかもしれない。
(あまり公開している自覚がない?)

実はたまたま、まともに自分に向けた日記の感想を
うかがう機会があり、自分の日記の内容を思い出させられ
恥ずかしいというか、少し狼狽・・・・
自分の身の丈のものしか引き出しからは出てこないけど
何気ない出来事のスクラップに共感してもらったり、
自分の「日常」が「非日常」に見えたりするんだなぁと、
とてもありがたいことだと思った。(模範解答風?!)

出逢い

たんぽぽ

一昨日、陽性者の友人とお茶をした。
7月に、神戸で開催された、アジア太平洋地域エイズ国際会議で知り合った。
会議の間は、ゆっくりと話すことが出来なくって、
会議が終ってから改めて会って、その時はお茶と、食事と、二人で5時間余り話しこんだ。

会うのは今回で2度目なのだが、関西から東京、長野と一人でバスを使って旅をしてきた話を聞いた。
彼女は、松葉杖を使っている。
入院の経験があって、かなり重くって、見事に生還した人だ。

パフェを食べながら、
「こうして、口で物を食べられるのが嬉しいのよ」と言う。
「歩けるのが嬉しい。人と話せるのが嬉しい。」
と、ニコニコしながら言う。
入院中、何日も、壁を見ながら過ごしたらしい。
「誰でもいいから、話に来て! って感じだったのよ」
顔をクシャクシャにしながら嬉しそうに笑う。

誰かのために、そして、自分のために、出来ることを探していると言う。

神戸会議では、素敵な出逢いが沢山あった。
HIVに出逢って、良かった。

彼女の許可を得て、日記帳に載せました。

梁朝偉!(+ハートマーク10個くらい)

つばさ

 ここ2週間くらい、香港映画を観まくっている。
お目当ては、梁朝偉こと、トニー・レオン♪

 あるとき、会社の同僚に、
「私、トニー・レオンってけっこう好きなんですよ~」
という話をしたら、広東語を習っている彼が、
香港で買ったVCDをたくさん持っていて、
どっさり貸してくれた。英語と北京語の字幕付き。

 好きと言いつつ、彼の出演作は2、3本しか観ていなかったのだけど、
集中して観ているうちに、どんどんはまっていき、
今では北京語で書かれた雑誌を買うほどのマニア(?)になってしまった私。

 普通は時間が経てば、熱もさめていくものだけど、
ちかくに香港マニアの同僚がいるものだから、よけいに拍車がかかるばかり。

 まあ、この際、はまるところまではまってみようかな。
覚悟を決めて。