陽性者と家族の日記

ピアノ

つばさ

 もうすぐ、娘のピアノの発表会。
のんびりやの娘もさすがにあせってきたらしく、
一生懸命練習している。

 私はピアノを数年習ってやめたクチなので、
音符が全く読めないし、両手で弾けるのは
「ねこ踏んじゃった」くらい…。

 だから、娘が暗譜して両手で弾くを見ると、
それだけですごいことのように思える。
他のお母さんたちは、子どもの練習を聴いて
いろいろアドバイスをするらしいけど、
私にとっては、弾けるだけで感動モノである。

 毎回毎回、弾くたびに拍手で大絶賛の私に、
娘も最初はうれしそうだったけど、
最近は「お母さんの拍手はあてにならんな~」。

 発表会ではスタンディング・オベーションかも。
…ただの親バカ?!

 

こんにちは!

ヤマモト

すんごい久しぶりなんです…だめですね、日記普段からつけない(習慣がない)と。反省。
気がつけば、もう8月もおわりじゃないですか!
さて、どたばた その5。懲りずに(^^;
前回、遠くの病院で、いきなり、投薬を開始することになりました、というとこまで書きました。通常、抗HIV薬は、毎日飲み続けるものですから、処方される量も、1ヶ月分とかになりますが、薬の相性とか、副作用の有無なんかを経過観察するために、最初は2週間分くらいを処方されます。自分もそうでした。が、時期が悪かった!最初の薬をいただいたのは、年末。次回は年明け。で、事件はお正月に起きましたさ。飲み始めてすぐ、倦怠感、膨満感、吐き気がありましたが、なんとか我慢して飲んでました。しかし、全身に発疹が現れました!痛みやかゆみは無いんだけど、明らかにおかしい!でも、正月中で病院に相談もできず…。そこで、とった行動は、正月明け早々、上京して、ぷれいす東京に行ったのでした!

選択肢

ガジ

久しぶりに治療ネタです。

先日、通院の際に主治医より
「数値が安定しているので、一日一回の投薬で済む
薬の選択も可能」と、情報をもらった。

薬を飲み始めて一年半になるが、
多少の副作用はあっても重篤な状況を
経験したわけでもないので、
今のところはこのままでと思っている。
こういうところを保守的というのか・・・・

確かに一日一回となれば日中、職場で投薬時に
干渉されたり、時計を気にしながら
飲むタイミングを確認することはなくなるのだろう。
そして予定のない休日に、投薬を気にすることなく
思うままに惰眠を貪ることが可能となるのは魅力かも。
これもある意味、QOLの向上かと。

まぁ、今の薬に固執するのではなく
柔軟に選択を考えられるようになるには
もう少し時間がかかりそう。

雅典奥林匹克!

つばさ

 始まるまではそんなに興味がなかったオリンピックだけど、
体操&マラソンをきっかけに、毎日楽しみに見るようになった。

 出るだけでもすごいことなのに、すごいプレッシャーのなか、
自分の実力を出しきれる選手たち。
精神力の強さってこういうことを言うんだろうなあと思う。

 女子マラソンでは、野口みずき選手のゴールシーンはもちろん、
脱落していく選手の悔しそうな姿を見て、涙涙。

 時間が時間なので、ほとんど録画かダイジェストでしか
見られないのがちょっと残念だけど、
いいシーンは録画で見てもやっぱりいい。

 日本選手ももちろんだけど、全員がんばれ~!

 注:タイトルは中国語で「アテネオリンピック」。
 文字化けではありません。

追憶

蔵人

入院のネタでもうひとつ。

入院してからしばらく食事が取れなかったので、丸4日間ずっと点滴をされていた。
点滴は初めてではないが、こんなに長い間打ち続けたのはおそらく初めてだったと思う。
この病院ではどうやら点滴針を刺すのはナースではなく医者の仕事らしいのだが、私の担当医はキャリアが浅そうで手つきも何だかぎこちがない。
不安は的中。2日で針の周りが赤く腫れ出した。ナースに報告して別の場所に差し直しすることになったが、また別の若い医者がこれがまたぎこちない手つきで針を扱うのだ。結局これも2日で駄目になりその時点で点滴打ち止めとなった。やれやれ。

点滴の後は腕が少し腫れて鈍い痛みが少し残る。
自分の相方がその昔点滴が上手く行かずに腕をパンパンに腫らしていたのを思い出した。

少し懐かしくて、つらかった記憶。

素朴な疑問

蔵人

世間が盆休みに入ろうかとする時期に、私は体調を崩して1週間ほど入院してしまった。
本当はその1週間で〆切りつきの仕事を片付けるつもりだったのだが・・・要は休め、という天命なのだろう、ということで諦めをつけ、点滴台に繋がれたまま本を読むのとテレビを見るだけの退屈な日々を過ごした。

退屈だが重症ではないので気晴らしに点滴台を押しながら病院内を時々ウロウロする。
1階に降りるのにエレベータに乗ったとき、途中階で外国人の少女が乗ってきた。どこかで見た気がする・・・と思ったら、この前ニュースに出ていた某中東国から来た少女だった。戦禍で頭に入ったままの銃弾を取り除く手術だったらしいが、全然元気そうだ。首尾よくいったのだろうか?

ふと思ったこと。
「何故一人だけ治療に連れて来るの?」

宿題

つばさ

 昨日、仕事から帰ってくると、「待ってました!」と
いうように、母が娘の生活態度について文句を言ってきた。

 要約すると、
「毎日、だらだら、ぼーっとしているので見ていてイライラする」
「週末にビシッと言ってやってほしい」ということらしい。

 確かに宿題もやるやると言いつつまだまだ終わらないし、
自由研究の課題で今週やるはずだった絵もキャンバスは真っ白。
そして、一番すごいことに、本人にあせりの色なし。

 今も机に向かっているので、何かやっているのかと思いきや、
スケッチブックに何か落書きをしているようだ。
「これって、もしかして絵を描く準備?」ときいたら、
「別に。関係ないよ」

 結局、宿題ができてもできなくても自分の責任なんだから、
放っておいていいと私は思うんだけど。
どうすべきなんだろう?!

 

 

ぶろいらー

ガジ

お盆休みに親戚の家をまわった。
久しぶりに会ったのもあり、かなり手厚い待遇。
子供の頃からかわいがってもらっているせいか、
いつまで経っても子供扱い。
(嫁さんも連れて、既にいい歳なのに)

毎度の事ながら、
よほど暮らし振りがよろしくないと見えるのか
「遠慮しないで食べていけ」と。
やはり無下にはことわれず、
嫁さんがこなせない分を自分がカバーするという
パターンでブロイラー状態に・・・・

数日後に胃腸の精密検査を控えているのに
こんなんでいいのだろうか?

「後悔、先に立たず」を地で行く自分は
しばらくしたら成長した腹を見て
またまた、この気持ちを味わうことになるだろう。

つばさ

 久しぶりに海に行った。
 金沢の友達のところから帰る途中、
北陸の海でちょっと水遊びというつもりだった。

 すっかり水着になって泳ぐ気満々の娘を横目に、
日焼けするからいやだなあとしぶしぶ海に入った私。
でも、入ってみるとやっぱり海は楽しかった。

 水着の上に長袖、頭にはつば広のUVカット帽子と、
完全防備のおばさんルックだったのだけど、
結局、ゴーグルをつけて潜ったりして、
日焼け止めを塗りなおす時間も惜しんで、
半日たっぷり海を満喫した。

 行ったのは北陸の海だったのだけど、
前日に、沖縄の三線を聴き、料理を食べ、
泡盛を飲む機会があったので、突然、
沖縄の海に行きたいという気持ちになってしまった。

 帰宅して以来、カレンダーと全日空のHPなどを見ながら、
「いつ行けるかなあ」と考え続けている私。
ネットで予約できるってこういうときに怖い。
クリックひとつだもんなあ。

 今のところは自制心がきいているけど、
もう一押し何かきっかけがあったら、指が動いてしまいそう…。
貯金通帳を横に置いて自分を戒めなければ!

久々の『夏休み』

つばさ

 今日から5日間、夏休み。
 これまで会社勤めをしたことがなかった私にとって、
学生時代以来の『夏休み』だ。

 そんなに疲れているという意識はなかったけれど、
朝、目覚ましをかけなかったら、8時まで熟睡していたので、
やっぱり少しは疲れていたのかもしれないな。

 今日は弟が娘をプールに連れていってくれたので、
午前中はのんびりできることに。

 父母がこの前の私の入院中、弟にHIV感染のことを
伝えてしまったので、こういう機会に一度、
話そうと思ったりもするのだけど、
以前と全然変わらない弟を見ていると、
わざわざ話題にするのもなあ…と思ってしまう。
ま、きかれたら答えたらいいか…
でも、そんなことをきくような性格でもないし…。

 そうやって悩んでいるうちに、
普通に休みが終わってしまいそう。
ま、いいか。タイミングっていうのもあるし。