「最後のリードギタリスト」と「Layla」
マイケルジャクソンの、リードギタリスト達と言って直ぐに思い当たるのは。
彼は、その時代時代のトップのギタリストを迎えているわけだけど。
僕が直ぐに思い当たる所では、ジェニファーバトゥン、ヴァンヘイレン、スラッシュ、その辺り。
同じ女性ギタリストという事で、一番最初に頭に浮かんだのはジェニファーバトゥン。
彼女はリリースされてからは、結構時間が経ってからなのだけれど、初めてPVを見たときに、プレイスタイルが衝撃的だったのを覚えている。
で、オリアンティ。
さわりを少し流しながら聴いてみれば。
ジェニファー程、タッピングを駆使したテクニカルなスタイルではなくて、今迄の時代それぞれのテクニックを一纏めにした、オールラウンドプレイヤーという気がした。
その内のどれかに特化しているという訳ではなくて。
何でも弾ける感じだ。
スワロフスキーをギターに埋め込んでいるというのは、今の女の子らしい。
やっぱり全部聴いてみないといけないよなぁ‥と思いつつ。
暫く。
ふと気が付けば、テレビから聴き慣れたギターのフレーズが聴こえてきた。
クラプトンのレイラだ。
誰がカヴァーしてるのかと思って見ると。
コブクロだった。
良く、この曲をカヴァーに持ってきてくれたなと、思わず笑みがこぼれてしまった。
さすがに、同世代。
‥学年で言うと僕は下になるのだけれど。
‥昔、MTVのアンプラグドが流行っていた。
その辺りからなのかな。
彼等は大好きで、アルバムは何枚か持っている。
パートナーからプレゼントで貰ったのも。
中に「風の中を」という曲はカントリー風で、聴いた時にザックワイルドを思い出したんだけど、そうなら嬉しい。
少し違うかな。
と、こちらはモーラのサイトを眺めながら衝動買い。
早速、ネットワークウォークマンにぶっ込んだ。
確か弾けた筈‥とギターを手に取ってみる。
リフ‥…イケた。
バッキング…イケる。ソロ…朧気。アレンジすれば何となく。
で。コブクロバージョン、も出来そう。
こちらの方が、五度でゴリゴリ押すタイプなので僕には馴れて易い。楽しめそうだ。
やるかな…。
と、今付き合いのある少し年下のやつに話をしてみる。
彼はドラムが叩ける。
因みに身体はゴツくて、セクシャリティはバイだ。気は優しい。
「やっぱ良いよね‥。今度、レイラやんない?」
と聞けば。
「あ~‥。良いよ。大体分かると思うけど。」
と返ってきた。
セッション決定。
出来たらヴォーカルは、パートナーにやらせられたらな‥。
‥彼は昔、歌手を目指していて。
その後、似た別の道には進んだものの、それもあってか、知り合いの中では基礎が段違いに出来ていて、抜きん出ている。
カラオケなんかだと、マイクが要らないくらいだから。
エコだ。
僕はパートナーとの事。
彼は仕事とお互い忙しく、直近ではいつになるかわからないけれど。
その日が楽しみだ。
三人でのセッションは。
少し大仰かもしれないけど。
今の、僕の夢の一つだ。