陽性者と家族の日記

竜巻とパンプキン

またまた ごぶさたしております。

先日、名古屋に行ってきました。

名古屋へ行ったら絶対行こう ! と 以前からずうっと楽しみにしていたのが「名古屋市科学館」。
お目当てだった世界最大の投影ドーム、と言われるプラネタリウムは時間が合わずに見ることができなかったけど、「竜巻ラボ」「放電ラボ」のイベントショウを楽しみました。

“ラボ”という名前の通り、竜巻と放電(たとえば雷もそのひとつ)という気象現象を人工的にミニミニ再現する科学ショーなのですが どちらも予想以上の大迫力。
左下の写真に写っているのは「竜巻ラボ」の実験中の様子。 
人工竜巻とはいえ、なんと 高さは7メートルもあるんですよ。
天井と床に加湿器や扇風機を設置、あったかい上昇気流と冷たい下降気流の流れを作って”竜巻”の様子を再現しようという試みですが…..どうですか この渦巻?お見事 !

「放電ラボ」の方はというと….
”テスラコイル”という高周波・高電圧を発生させる機械で作り出した150万ボルトの電気スパークを まさに全身で体感してきました。
車のドアに触れたときにバチッと衝撃が走る静電気は誰でも一度は体験したことがあると思いますが、あれはせいぜい数千ボルト~一万ボルト。
こう考えると、150万ボルトというのがどれくらいの威力を持っているかがわかります。
雷が落ちる音とは違うのですが 放電時のグオオオーンという轟音は正直言って心臓に悪いド迫力。
むかしの映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の中でも あんな電気が走ってタイムマシンが作動していましたっけね。

最近は災害が多く、なんとなく不安な気持ちの方も多いと思いますが….
たとえシュミレーションであろうと 大自然の脅威(驚異でもありますが)を身近に感じさせてくれるこうした施設を訪れることで 科学に対する興味がより深くなるのでは?と感じました。

もうひとつ、百貨店で開催されていた”草間彌生”作品展にも足を運びました。
彫刻家、版画家、小説家など さまざまな顔をもつ草間彌生さんは、子供のときに病気を患い その影響で幻覚や幻聴に苛まれ 大変につらい経験をされたそうです。
当時の医師が絵を描くことを薦めたことが 草間さんが芸術の道を志すきっかけだったとか。

草間さん、というと水玉模様をモチーフとした作品が知られていますが、今回見ることができた”わが永遠の魂”と題された数々の版画は、人間の中にある原始宇宙のような、心の中にある自分自身の解剖図、とでもいうのか….
素朴でありながら強烈なインパクトを放つ草間ワールド。すっかりトリコになりました。

もう一枚の写真(右下)は 彼女の作品「パンプキン」。
秋深しハロウィンの季節、こんなおしゃれなカボチャのオブジェクトも素敵ですよね。

なぎさのペンギン

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