陽性者と家族の日記

死を思え

新年はいつものように日本で迎えました。帰国したついでに新年早々、お墓参りに行くことに。家族と一緒に、親戚のお墓と自分の家のお墓を訪ねました。実は父方と母方の家のお墓は九州にあるのですが、将来的にはその墓から関東の実家の近くにある今回訪ねたお墓に移そう、という計画をたてています。

お墓のこと、まだ30代の私が考えるのもなんだし、陰気ですよね。でも、お墓って、最後に自分が入るところです。人生の最後をイメージするって、僕にとってはとってもポジティブなこと。

同性愛者で陽性者であると、孤独死するんじゃないかとか、病院で亡くなるんじゃないかとか、色々なことを想像してしまいます。でも、お墓だけ決まっていて、そこに葬ってもらえるなら、先に待っててくれるだろうほかの家族にも合流できるし、あの世も悪くないかなと。

お墓参りをして、死を思う、それは今目の前にある人生を考えることにもつながります。

ひろき

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