陽性者と家族の日記

良いことないかな

感染を疑い始めてからの数ヵ月間は、食い入るようにHIV関連の情報を集めていたことを今でも覚えています。ほとんどは自分にとって有益な情報ではありましたが、なかには情報がアップデートされておらず不安を煽られることも少なからずあったなと記憶しています。

情報収集するとき、だれもがその情報が正しいこと・現実的であることを求めると思います。前者をインターネット上のすべての情報に求めることは限界がありますが、「陽性者のリアルな声」を知るという観点ではネットも少なからず役に立つと考え、陽性者のブログもいくつか読んでいました。

ブログを読みながら、感染した方身体の快復や気持ちの(良い方向への)変化に触れ自分もきっと大丈夫だと思ったり、カミングアウトについて少し前向きになったりして、だいぶ勇気づけられました。一方で、更新が途切れているブログを見つけると、ライターさんの身に何かあったのではないか、入院しているのか、想像より状態は良くないのか、といったネガティブな想像を膨らませ不安を覚えていたこともあったことも思い出されます。

実際のところは、更新を停止したケースのほとんどは、きちんと治療を開始し、感染発覚直後の心身ともに沈んだ状態から感染前と変わらない日常を取り戻し、特に記事にするような真新しいトピックスが頻繁に発生する状況ではなくなったのだと思います。それに気づくまでに数ヵ月かかった自分は純粋なのか頭が足りないのかは分かりませんが…

そして僕自身、まだ治療開始前にも関わらずすっかり落ち着いてしまって、真新しいトピックスに出会うようなこともなくダラダラ過ごしているがゆえに、2回目が初回から1ヵ月弱あいたうえにカラッカラに乾いた内容の日記を更新させていただくこととなりました。あーなんか良いことないかな…

さしみ

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