トムミム/40代 東京在住
告知されたばかりの頃は、ちょっとした体調の変化(風邪とか口内炎とか)に、いちいちおろおろして、心配したり落ち込んだりしていました。その度に主治医や、担当ナースに電話していたんです。
それに、毎月のCD4のデータなども、ちょっとした 変動に、例えば450から330に下がったくらいで落胆したり、逆に上がった時は喜んでました。
けれど、やがて私も冷静になり、この病気のことが分かってくるにつれて、ちょっとした検査結果の違いに一喜一憂しているのがばからしくなってきました。それに、やはり、風邪は風邪だし、口内炎は口内炎だってことも分かってきました。勿論そうじゃないこともあるだろうから、心配な時は一人で考えていないで、受診したほうが良いと思います、精神的にも。
今の私は、イライラしたり落ち込んだりすることはありますが、実はあまり病気とは関係ないような気もしています。仕事のことや、人間関係などが理由です。
告知後に、人との付き合い方、恋愛観、人生設計などに大きく変化があったので、HIVは人生そのものに影響しているとも言えるのですが、HIVのせいにばかりして、その他のいろいろな問題に直面しないままでいるのも、そろそろ止めたいなぁと、最近は考えています。
でも、落ち込んでる時は無理に立ち直ろうとしないで、落ち込んでいても良いと思います。その方が楽だから・・