てっちゃん/20代 外国人
普通の病気だと思って、病院で検査をすすめられて受けた。結果は、HIVに感染していることがわかった。一瞬は、冷静だったですが、家にかえったら、もう頭が真っ白になって、自分が自分じゃないような感じがした。
自分の場合外国人なので、相談できる人もいないので、自分がそういうインターネットで調べたり、以前にもらっていたパンフレットにのっていた相談先に電話をかけたりしました。それでも、気持ちは落ちつか無かった。最初は、あたまが混乱していたのは、HIV=死というイメージが強く、人生をあきらめてしまった気持ちだった。
ぷれいす東京にくるようになって、すこしずつ、生きる自信がついてきた。感染してから10年以上たった人が元気にしていたり、普通の生活をしているのを見て、自分ちょっとだけ安心できた。HIV=死ではない。そこで感染した人と話したり、薬の飲み方とか、いろいろと教えてくれて、やっと自分らしくやっていけるようになった。
でも一人になると不安になる時もたくさんある。いくら人にアドバイスしてもらっても、自分で解決するしかないこともある。3ヶ月くらい、すごく悩んでいて、外にでられないくらいの状態だった。部屋のものもすべて捨ててしまって、帰国を考えていた。
その時の僕のCD4は30で、ウイルス量は60万くらいだった。すぐに薬をのまなければならないことになった。薬を飲み始めて、副作用もあったが、2ヶ月くらいでなれた。普通に学校にかようことができるようになった。
すごく難しいけども、自分の気持ちをなるべく楽観的(Optimistic)に考えるようにした。病気というのは、どういう病気でも、皆いつまでも元気でいる訳にはいかない。だからこそ、精神的に整理をして、前に一歩を踏み出すことが大切。