超ポジティブおやじ/40代 男性 首都圏在住
約4年前に、別の病気で入院し退院したが、その後も体調が戻らなかった。医者に訴えたが、「精神的なものであろう」と取り合ってもらえず、自分から進んでHIV検査を受けたいと申し出たところ、陽性が判明した。右往左往した。
医者は謝罪したが、その病院がHIVに明るくないことが分かったので、別の病院に変わった。変わる際に、ネット上で「ぷれいす東京」を見つけ、早々に相談に行った。また、同所に来ている感染者数名にも意見を求めて、 病院を変えようと自己判断した。結果的にそれは幸いした。すぐに投薬を開始し、4年目である。
自分なりに色々な闘いがあった。現在は体調も安定しており、仕事も普通にしている。むろんベターではあるが、ベストではない。アドバイスできることは、「犬も歩けば棒に当たる」である。自ら動けば、必ず得るものがある。ヘタってる場合ではない。現在の医療状況において、HIVはヘタる病気ではない。HIVは、病気自体が問題なのではない。それに精神的に負けてしまう自分が問題なのだ。また、泣いてもヘタってもよい。ヘタったら、次にどう起き上がるかを考え続けよ。「カッコつけるな」ではなく、「カッコつけよ」と言いたい。カッコつけることは大切だ。病気が教えてくれる何かを学べ。感染したことをチャンスに変えよ。そして、自分にはできないとあきらめるな。自分なりのペースで闘えばいい。手を差し伸べてくれる人は、必ずいる。