シンデレラボーイ/20代 ゲイ 東京都在住 実家暮らし
私の結論から言うと、一発ヤリ逃げなら言う必要はないと考えています。
なぜそう考えるのかというと・・・ご存知のとおり、セーファーセックスといっても、あらゆる行為の中には「感染しないかもしれない」というグレーゾーンのものがいくつかあります。
私は、その曖昧さや可能性の大小まで含め、一度自分の中で「この行為のときはゴムをつけよう!」とか「この行為のときはつけなくてもいいかな」といった具合に決めてしまいました。そして「こうしたガイドラインを自分はきちんと持っているのだし、相手も同じように自分の安全について責任を持つべきなのだから、その先は罪悪感を感じることはない」と割り切って考えるようにしたのです。
感染を告知されたとき、「あー、なんて自分はバカなんだ!」と思いませんでしたか?私も感染直後、そう考えれば考えるほど、自分がイヤでイヤで仕方ありませんでした。
でも、なぜそんなふうに考えるかというと「セックスに関するリスクは自己責任だ」という考え方が根本にあるからなんですよね。そしてこれは、自分だけでなく相手にも言えることです。「自分が“これなら大丈夫”と思うセックス」をしている2人にとって「どちらかがHIV感染しているかどうか」といったことは、もはや全く関係ありません。自分のセーファーセックスルールを守り、相手のセーファーセックスルールを尊重してさえいれば、セックスを楽しむ権利は、あなたにもあると思います。
ただ一方、継続的にお付き合いがありそうな場合には、私はセックスに至る前に言っておきたいと思っています。先述の考えと矛盾するようですが、それだけ相手のことを大切に思っているという気持ちを伝えたいからです。