ドレスアップしたセロリ/男性
<陽性者からのアンサー>
僕がHIV陽性だということを母親は知っていて、いつも自分のこと以上に心配しています。だからこそ僕は、生真面目に薬も飲み続け、健康管理もそこそこしています。
自分のことを心配してくれる人がいるというのは、やはり、気持ちの寄りどころとして大きいです。ありがたいことです。
けれど、時には重たいこともあります。仕事が忙しくて疲れていることもあるし、風邪をひくこともある、二日酔いってことだってあるのだけど、母親にはみんな心配のタネで、みんなエイズにつながってしまうのかもしれません。だから、そんなとき電話がかかってきても無理して元気な声で出ます。「忙しいから」と言ってそうそうに切ってしまうのですが、ちょっと心が痛みます。
戸惑ってしまうのは分かるし、必要以上に心配してしまう気持ちも理解はできます。けれど、その気持ちを本人にぶつけるのでなく、相談できる第三者がいるとお互いのために良いのではないでしょうか。本人が希望するなら、いっしょに主治医から説明を聞いてみたり、カウンセラーに会ったり、方法はいろいろあると思います。