専門家と話そう

開催日程

6/13 (土) 18:30 専門家と話そう 2015.6.13(土) 18:30-20:30 第15回Special「HIV陽性者と子づくり」[参加者18名+医療従事者1名]
  • 参加対象 HIV陽性者 パートナー きょうだい 専門家
  • お申し込み 要予約

【ゲスト】村松崇さん(東京医科大学病院臨床検査医学科/医師)+1名
【対 象】HIV陽性の女性・男性・パートナー・家族
【資料代】500円
※医療従事者など専門家は、事前にグラウンドルールを承諾いただき、オブザーバーとして参加いただけます(上限5名)/,1000円

「HIV陽性者と子づくり」をテーマに学習会には、HIV陽性の女性 4人、男性10人、パートナー女性4人と、多様な立場の方々が参加した。
 前半では、村松医師から、まだ未整理の領域なので結論がでていないものもあると前置きをしながら、この日のために調べていただいた内容を中心に話していただいた。子づくりの際の、夫婦間の感染予防や、その具体的な方法について。(男性+、女性-)、(女性+、男性-)、(男女+)など、個別の事例にも触れていただいた。また最近の抗HIV治療がパートナーへの感染予防になるという研究データもあることから、欧米では、暴露前予防をした上での自然妊娠がガイドラインにも表記されていることや、服薬による胎児への影響などについてもデータを紹介してもらった。
 後半は、参加者から多岐にわたる質問があり、ひとつひとつ丁寧に回答をもらった。HIV陽性者の子づくりにはまだまだ多くの課題があるものの、治療技術の進歩により変化が欧米では起きていることが伝わる内容であった。(生島、佐藤)

参加者の声

「未来にどんな医療が待っているでしょうか」 ひろき(感染告知1994年/30代後半ノンケ男)

薬害でHIV に感染し、感染告知を受けたのは高校一年生の夏休み。当時は効果的な抗HIV薬がまだ開発されていなくて、多くの陽性者がエイズを発症して亡くなっていた時代です。16才にして、そう遠くない未来に死がやってくると感じ、希望も何も失いました。
それから約20年が過ぎ、医療の進化は止まるところを知らず、ついに子づくりについて話ができる時代がやって来ました。 続きを読む

「知りたかったことが聞けました!」K(感染告知2013 年/服薬歴1 年4ヶ月/30 代/バイセクシャル(?))

こういった類のトークセッションは初参加だったのでとても緊張するとともに、新鮮だった。まず会場に行って参加者の人数が自分の予想していたものよりも多かったこと。こんなにも陽性者はいるのかと、少し驚いた。
それまですべて自分の中だけの問題として一人で悩んできたので、同じような状況の人が他にもいると知ることは大きな支えとなった。 続きを読む

「MSWとして」拠点病院MSW(女性、30代)

拠点病院でMSWをしています。今年度、HIV陽性の患者さんへの支援の担当になり、患者さん達が生活をされる上での悩みや思いを少しでも知ることが出来れば、という思いで参加しました。
良い薬の開発に伴い、もはやHIV=死ではなくなり、病院の相談室でも就労(の継続)や勤務先との関係性・やりとりについてのご相談が多くあります。 続きを読む

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