専門家と話そう

「終活? 困ったことになる前に」(しゅんあま / 40代 / 服薬歴10年)

 雪のふっている東京、久しぶりに上京し、「弁護士と話そう(3)」に参加をすることができました。参加をする前は、特に何かに困っていて弁護士さんに相談したいとか、具体的な理由があったわけではなく、

備えあれば憂いなし的に、何かのためになるかもしれないなと思った程度だったというのがホンネでした。
しかし参加をさせていただけてほんとに良かった。というのも、自分がいま困っていないだけで、明日は我が身ともいえるいろんな問題があることを、具体例をあげて、分かりやすく説明して下さったからです。例えば、過去にSEXをした相手がHIVに感染をしていることがわかり訴えられてしまったらどうしようか、もしもドラッグを使ってしまい逮捕されたら等々、周囲でも時々話題にあがることを取り上げて下さっていました。
 中でも、僕が一番印象に残りメモをとったのは、老後のことでした。もうすぐ、43歳にもなるのだし人生も折り返し地点?!ですから、そろそろ考えておくべきテーマなのでした。現在では、HIVを持っていても治療をきちんと続けていれば長く生きられる、ありがたい時代になっていますが、HIVを持ちながら老いを迎えるという問題もあります。いわゆる“おひとりさま”の僕にとっては、結婚の予定も今のところはなく、将来、自分の意志を自分で伝えることができなくなった時のために、公的な文書の残し方などを教えていただいたことは、これからも、いきいきと暮らしていくために必要な準備をするきっかけとなりそうです。

プログラム参加の感想

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