専門家と話そう

★Ryu(2008年告知)

B型肝炎には比較的馴染みがあっても、C型肝炎については全く知識がなかった。今回の話を聞いて、正直、背筋が寒くなった。定期診療や投薬でウイルスとうまく付き合っているからこそ、他の性感染症に対する予防の意識が薄れている自分に気が付かされた。

HIVに対する適切な治療がなされている、だけでは不十分なのだ。そう痛感した。
「エイズは適切に治療をすれば死なない病気になった」という事実が、若い世代にはだいぶ浸透してきているのではないかと思う。けれど、その事実が安易に楽観視され、僕ら陽性者のセーファーセックスに対する意識を弱めているのではないかとも思った。
村松先生の言葉を借りるなら、性感染症については「適切に恐れる」ことが重要なのだろう。定期診療でも主治医にまかせきりにせず、知識がないことで闇雲に性感染症を恐れるのではなく、HIV患者としてまたセックスをする当事者として、より病気に対する知識を得ていきたいと思った。

プログラム参加の感想

プログラムページ へ