ピア+トーク

【スピーカーより】「大切な人を守って欲しい」リュウ(初参加/陰性パートナー/40代/男性/ゲイ )

 私は年下の相方と付き合って10年になります。とても大切な相方です。相方の感染が判明したのは5年前、拠点病院でHIVによる肺炎と診断されました。当時の私に知識はなく、HIV=死という認識でした。

相方の家に見舞いに行った際、痩せ細った相方の姿を見て、時間が限られているなら一日でも長く一緒にいたいと思い、それを機に同棲することにしました。
 私は心配性なので、毎日の服薬や検査結果の管理は私がしています。ファシリテーターさん曰く、私は「お母さん」。言われてみればそうかも(笑)服薬を始めると順調に回復し、最初は一桁だったCD4も500程度にまでなり、今では私よりも元気なくらいです。医療の進歩に感謝!
 今回、大勢の方の前で話すとあって最初は緊張しましたが、参加者の皆様が温かく見守って下さり、調子に乗ってノロケ話をさせて頂きました(笑)皆様のご参考になったのか不安は残りますが、相方との恋愛話や、陰性パートナーという立場でHIVとどう向き合ってきたのか、精一杯お話させて頂きました。大切な人が既にいる方も、これから大切な人に出会いたいという方も、誠意をもって対応し、自分なりのカタチで大切な人を守って欲しいなと思います。<2014年11月 感想文>

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