感染、発症から2年。最近ではすっかり普段通りの生活に戻って過ごしていましたが、その間ずっと恋愛できずにいました。自分では気にしていないつもりでも、どこかで気持ちに蓋をしていたのかもしれません。
そんな僕も最近、片思いではあるけど本気で想える人と出会い、久しぶりに恋愛の気持ちを思い出させてもらいました。でももし進展した時、自分は彼にどう伝えれるんだろう。不安に思っていた時にちょうどトークイベント開催を知り、参加してみました。
ゲストの皆さんからのお話は、セクシャリティ、感染有無問わず、とても参考になるものでした。
まず、病気を受け入れてくれる人はちゃんと存在する、ということ。
僕も、恋愛していいんだ。受け入れてくれて、想い合える人がいるのかもしれない。
感染以来ずっと恋愛できていない僕にとっては、正直実感がないことだけど。皆さんの経験談や感想を聞くうちに、気が楽になりました。
また、想う気持ちがあれば病気の存在なんて大した問題ではない、ということ。HIVのカミングアウトはお互いの通過点であって、その先の付き合いを充実させていく事の方が、より重要なんだと思いました。
恋愛から距離が出来てしまった原因が、シンプルに自分の行動不足なんだと気付かされた今。病気を言い訳にしてはいけないんだな、と。行動し、それぞれの恋愛を経験されてきた5人のゲストの皆さんは、やっぱり魅力的に見えました。<2014年11月 感想文>