約12年もの間、継続開催している「新陽性者ピア・グループ・ミーティング」。より良いスタートを目指して集まった参加者のみなさんの「その後」については、私コーディネーターを始め携わった誰もが関心を持っていました。
過去参加された方の中から「同窓会のようなものがあればいいですね」という声を頂いたことが後押しとなり、「新陽性者PGM同窓会」を開催することとなりました。
感染告知後６ヶ月以内という限られた時期に同じ立場の仲間と過ごす２ヶ月間が、本当はどういう意味があったのか、そしてそれがその後の人生にどんな影響を及ぼすかということは、実は少し時間が経過してから見えたりします。
久し振りに集まったかつての「仲間」は、和やかな場を共有しつつ、懐かしい話だけではなく今現在の悩みや疑問についても話しました。あの頃感じていたことを思い出したり、自分とは別の期の様子を聞いたりすることで、新たな発見もあったようです。
この同窓会をきっかけに参加者の中から新たな形でぷれいす東京と繋がってくれる人材が育ったり、既存のスタッフのモチベーションの向上にも繋がることが期待出来ます。参加者にとってはもちろん運営する側にとっても、非常に意義があり感慨深いプログラムだと思いました。 今後も年に数回のペースで続けて行きたいと考えています。卒業しても戻れる「場」があることが、みなさんの安心に繋がることを目指して。＜2013年2月 感想文＞