アサーション・トレーニング

「ひとりの人間として・同じ人間として」 とし(30代/ゲイ/感染告知2014年)

 私は「遠慮」、「人に迷惑をかけてはいけない」という日本的な考え方が通用しない国から日本に来て、13年目を迎えました。だいぶ丸くなったつもりだが、

今なお「自己主張」が強いと周りの日本人の友達に言われたりします。ですので、「自己主張」の大事さをまず認める「アサーティブ」に違和感なく頷けます。
 しかし、「自分主張」ばかりする人間は弱くなる(例えば陽性者になる)と、その反動でとことん弱まるという傾向があるのではないかと思います。この講座でさわべ先生が紹介された「ひとりの人間として」の「12の権利」が私にとって救いのような名言です。ドン底に落ちたとしても自分の尊重すべき権利を忘れない一方、相手有ってのコミュニケーションなので相手と建設的な関係を保つことの重要性をも唱える点には、私はまた感銘を受けます。
 例えば、「問題点を指摘するだけではなく、代替案も出す」親切さ。この「相手を理解する」考え方の根底に、皆は「人間としては対等である」という素晴らしい思想が厳として存在していると思われます。この「対等」、正に「アサーティブネス」の4つの柱の一つです。私は、日本で生活している一人の外国人としてこの講座に参加して強靭に生きていく力をもらいました。<2015年2月 感想文>

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