新陽性者PGM同窓会

「『その後』と『今』のわかちあいにファシリテーターも力をいただきました」 おおきさちこ

ファシリテーターとしては、PGMの最終回は複雑に気分が混ざり合います。参加者の皆さんがHIVと折り合って暮らされる姿を想像しながらも、きつい時は、一人で抱えず「誰か」や「何か」につながってほしいなという気がかりも少し。

そんな私にとって同窓会は、想像するしかなかった「その後」を経た 「今」に出会える機会でした。
参加者の方々はお互いに初対面でしたが、「その後」の異なる体験を共有しながら、「今」の迷いも語られていました。自分の体験をとおして、他の人の迷いを考えあう皆さんに、病者ではなく生活者として日常を重ねてこられた頼もしさを感じました。そして、初対面の参加者が、2時間の中で体験と気持ちを分かち合えるのは、「PGM」という共通体験があってなのだろうと思いました。その意味ではPGM卒業生の方々には、たくさんの仲間がいます。療養期間が経過しても、ふと「他の人はどうしているのか」、「あの人どうされているかな」と浮かぶ時があるかもしれません。今回も、他の期の方の話が聞きたい、同期の方との 再会を期待してという方々がおられました。それぞれの生活の中で、時折合わさり、また分流していく接合点として、PGM同窓会に気軽にアクセスいただければなと思いました。<2014年3月 感想文>

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