専門家と話そう

「未来にどんな医療が待っているでしょうか」 ひろき(感染告知1994年/30代後半ノンケ男)

薬害でHIV に感染し、感染告知を受けたのは高校一年生の夏休み。当時は効果的な抗HIV薬がまだ開発されていなくて、多くの陽性者がエイズを発症して亡くなっていた時代です。16才にして、そう遠くない未来に死がやってくると感じ、希望も何も失いました。
それから約20年が過ぎ、医療の進化は止まるところを知らず、ついに子づくりについて話ができる時代がやって来ました。

なんということでしょう。20年前、絶望していた16才の私に教えてあげたい。
話を聞いた限り、自然妊娠で良いのかダメなのか、ちょっと煮え切らない部分もありますが、それでもこうした話をできること自体が大きな希望です。人生、状況にとらわれて決めつけちゃいけないなと思いました。どんな未来が待っているか、わくわくします。
とはいえ、子づくりには時間との戦いという側面もあります。なるべく早く、安全で効果的な方法が確立されることを願っています。

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