ピア+トーク

「ナマセックスにだってワケがある」せき

 今回、参加者と同じくHIV陽性者として進行役を行う「ピア・ファシリテーターをしてほしい」との打診を受けたものの、結果は一参加者としてとても有意義なものでした。
 スピーカーの話やアンケート調査の結果を聞いて驚いたのは、自分自身では全くありえない、ナマで抜き差しセックスする人が結構な数でいることです。そしてそうした人でも何かしらの考えがあるのだなということが分かったことでした。何がいい悪いじゃなく、この多様性に触れ、Safe SexでなくSafer Sexであるその意味を改めて考えるいい機会にもなりました。何より、参加者の方々の声を聞くことで、自分自身のセックスのあり方を再確認できたことは気持ちをスッキリさせてくれるものでした。
 人生の中で、セックスの話をじっくりする時間は滅多にあるものではありません。従って今回のような場は、自分自身を理解するとともに、どこかアタマの片隅で居心地悪く残っているセックスにおけるリスクを、ただ不安や恐怖で終わらせず、自分なりの答えにすることで、結果として今後の人生をよりよくする大切なきっかけになると強く感じました。主催の方の準備・実施は大変と思いますが、ぜひ継続していただきたいと願っています。<2015年8月 感想文>

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