アサーション・トレーニング

「たんなるテクニックではなく…」ノブ(30代/ゲイ)

母子家庭の長男で「しっかりしなくては」と背伸びをして、わがままを言わない良い子であろうとしてきたこと。友人の中でも「ゲイバレないよう、嫌われないよう」自己開示できず仮面を被ってきたこと。HIV感染後は自己肯定感が下がり、自己主張がさらにできなくなっていたこと。初日の講義で教わった「自己犠牲的でふみにじられても黙っているオロロタイプ」は、正に“八方美人”で“自分の無い”自分のことでした。
『アサーティブはテクニックではなく、生き方、在り方であり、権利です』という先生の言葉が強く印象に残り、2日間のプログラム全体で「自分の気持ちも大事にしていい」「自分にもたくさんの権利がある」と許されたような感覚を味わいました。
2日目のロープレ(ロールプレイング)では、全員の前で「自分の仕事に掛り切りで、全体の仕事に目が行き届かない年上の同僚に仕事の分担を依頼する」役を演じさせてもらいました。先生や参加者のアドバイスで、ブラッシュアップされていく自分の言葉に驚き、変化を体感しました。先生の話は具体例が多くて非常に分かりやすく、参加者の雰囲気も良く、充実した温かい2日間でした。参加できて良かったです。

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