医療者(看護師)として働く陽性者の交流会

「時代は変わったな〜」レジェンド(感染年:1993年/5回目参加)

私は看護師ではないのですが、医療関連職ということで仲間に入れてもらっています。
今回は5回目ですが、新しい参加者が2名。いずれも最近感染告知をされたそうです。しかし、全く悲壮感がないことに驚きます。
皆さん感染を知って2~3年以内という方が多いのですが、どなたもあまり落ち込んでない印象ですけど。
私が感染したころは、薬の種類もわずかしかなく、服用してもいずれは絶命の運命が待ち構えていました。ということで、そのころお会いした感染者の方々はほどなく亡くなってしまわれました。
私自身もCD4の検査値をグラフに書いて0になる時期を推定してましたから(汗;)今は、薬を服用すれば日常生活はほとんど問題がなく過ごせます。ただし、中には薬の服用タイミングを何時にするかを悩んでいる方もおられました。
看護師の場合、変則勤務なので一定の時間を決めても、業務中だったりするわけで、その辺は、私のような日勤者とは状況が違います。したがって、服用タイミングを紹介しあうことはとても有意義なようでした。また、感染者として患者さんに対応することに対する心理的な不安もあるようです。でも、参加者の皆さんがそれを乗り越えて業務にあたっているということをお互いに話し合うことで、自信が得られているようでした。
つまるところは、「一人で悩んでいるよりも仲間と話し合うこと」で、よりポジティブに生活できると思います。

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