パーティ

「涙が勝手に乾いていく、出会いの場」マツ(感染告知:2017年/服薬歴:2018年1月から/初参加)

感染が分かってから、どんどんと暗闇に落ちていくような気がして、これはいけないとすぐにぷれいす東京さんと繋がりを持ち、2つのネスト・プログラムに参加してからの初めての年末パーティでした。
告知から一ヶ月しか経過していなかったため、まだまだ分からないことだらけでとても緊張していました。
セクシャリティの枠を超えて参加者がとても多く、小さなグループに分かれて席についたので、大勢の方と交わることができなかったことが心残りですが、ネストプログラムで出会った方々も参加されていたので、一緒にビンゴ大会など笑いに包まれて楽しいひと時を過ごせました。HIVのことを考えると、どうしても男性同性愛者だけのことなんだと偏った考え方をしてしまいがちでしたが、女性の方もいたことに、また視野が広くなったと思います。
仕事をしているとき以外一人でいると、友達に会うのも憂鬱で、とても寂しく、趣味などで気を紛らわさないとどうにかなってしまう。そんな毎日を過ごしていた自分のためだと思って参加させていただきましたが、改めて1人じゃないんだと本当に感じさせてくれました。同じ状況・立場にある者同士でしかわからない痛みや苦しみ。それを共有できる人たちと、こういった場を通して出会えることに少し幸せを感じました。涙は勝手に乾いていくんですね。

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プログラム参加の感想

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