カップル交流会

第2回新年交流会(ユッキー)

 まだ新春の空気がすがすがしい1月5日、お昼に合わせて、目白の椿山荘に、5組のHIV+/HIV-のカップルとスタッフの生島さんが集合しました。椿山荘といえば、結婚式とか蛍鑑賞会などで名前を聞いたことのある、ちょっとハイソなイメージのところ。

今回は、お正月らしくということで、幹事のJくん、Eくんたちがここを選んでくれました。 集まったメンバーの内、実に4人が和服で、さらに正月気分を演出。知り合って10ヶ月のカップルもいれば、 同棲して3年以上になるカップルもあり。年齢も20代から40代までと、実に多彩な顔ぶれでした。 
 日の燦々とふりそそぐ大きな窓辺の3つのテーブルに陣取った我々は、さっそくビュフェバイキングを堪能。 もちろん、限定ケーキを早々とゲットすることも忘れません。おいしい食事をほおばりながら、 お互いの自己紹介や年末年始の過ごし方など、おしゃべりを楽しみました。時折、ガラス越しに 行き交うウェディングドレス姿をうらやましく眺めたりしながら……(ウフフ)。食事を堪能したあとは、 満腹なおなかをさすりながら、庭園の散策。チャペルを背景に、ツーショット写真や記念写真を 撮ったりもしました。結婚って当人同士2人の問題といいながら、やっぱり結婚式を挙げることによって 社会的な祝福を得られる機会ですよね。今回のカップル交流会は、結婚式というような改まったもの ではないけれど、我々ゲイカップルにとって、お互いにセレブレート(祝福)し合える一つのあり方のようにも思えました。
 まだ日も高いこともあり、東京女子大学付近の中国茶のお店で2次会。(あっちなみに、 東京女子大には、みんななぜか極度に反応し、正門前に張られた入試ポスターを、 まるで自分が受験するとでもいったように、しげしげとのぞきこんでいました。 男性11人が、女子大の前で、黄色い声を挙げているのは、どんな風に見えたんでしょうか?) 中国喫茶のお店は、本格的なところで、「八方美人」「女児揉茶」「密蘭香(密乱交ではありません!!)」 などいろいろな銘柄の中国茶を頼んでは、みんなで回し飲みをしました。2次会では、 女装の話題で盛り上がり、今後のカップル交流会やVOICEに新たな趣向が見られるかも知れません(笑)。
 2回目のカップル交流会は、取り立てて、HIVやパートナーシップについて 話したりしたわけではありませんでしたが、逆に日常的な集まりっぽくて(もちろん場所は素敵でしたけど)、 こうゆう機会が増えるといいなあと思いました。昨年のゲイパレードでのシンポジウムやVOICEの ビデオ番組など、最近のゲイシーンは”パートナーシップ”がキーワードになっているように思います。 このカップル交流会が、HIVとともに生きる人たちのパートナーシップについてのプラクティス(実践)の場として、今後も充実していくことを願っています。

プログラム参加の感想

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