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いつ自分が感染するかわからないという思い

あんず/50代、養護教師、熊本県

中学校の養護教師です。以前から「Living Together」を使って、手記朗読を担任にしてもらっていました。(世界エイズデーの取り組みとして、中3を対象に実施)今回HPを見て、注文し、同じように使いました。以下は生徒や保護者の感想です。
(女子生徒)私は、この手記を読み思ったことは、感染を人に伝える時の感染者の恐怖、そして、誰より辛い思いで一杯であることを感じました。どの手記も家族や友達に言い出すとき、ためらいながら言っているように思いました。だから、聞く方もきちんとそれを受け止めないといけないし、何より感染しないように気をつけることが大切だと思いました。
(保護者)実際身近にHIV感染者の人と出会ってどう思うか、それはわかりませんが、自然に受け止めてあげられるような教育を受けることは、大切だと思いますし、受け止めなければいけないと思います。自分自身を守り、相手を尊重するための準備としてHIVについて知ることは大切です。

毎年、生徒は生徒なりに、そして保護者も、毎年感染者が増加していることや、手記が伝える言葉の1つ1つから、他人事ではなく、いつ自分が感染するかわからないという思いをもっていただいているようです。手記の持つ力はすごいと思う反面、自分自身の日常はどうなのか振り返る機会ともなっています。生涯学習の場として保護者に提供する場となっていることにも感謝しています。
(冊子「Living with HIV 〜身近な人からHIV陽性と伝えられたあなたへ〜」の感想はがきより)

Living with HIV 〜身近な人からHIV陽性と伝えられたあなたへ〜

Living with HIV(冊子)

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