わたしたちの記憶

仮:池上シスターズ同窓会〜「今」につながる「あの頃」の私たち

座談会「池上シスターズ」
2026年2月22日(日)オンラインで収録

1994年の前後、旗揚げしたばかりの「ぷれいす東京」には、力みなぎるかしましい若者たちが集い、運営を支えていました。
人呼んで「池上シスターズ」。
名付けたのは、池上千寿子さんとともにアジア太平洋地域国際エイズ会議(2005年、神戸)開会式の司会を務められ、「JaNP+」を立ち上げた長谷川博史さん(1952〜2022年)です。
変化の風をおこそうとした若者たちの出会いは、今にどう影響を及ぼしているのでしょうか。6名のシスターたちとともに1994年からこれまでを振り返ります。

登壇者

兵藤智佳(ひょうどう・ちか)

早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター准教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。専門はジェンダー、保健医療、人権。ミシガン大学客員研究員、タイ国連人口基金国際フェローなどを経て、現職。現在、早稲田大学で「ボランティア論」、「グローバルヘルス」などの講義を担当。2006年からボランティアセンターで大学生による自主プロジェクトを主催。社会の中で弱い立場に置かれるマイノリティ支援をしながら「どう一人ひとりが当事者として課題に向き合えるのか」に取り組んでいる。著書『ことばが紡がれるとき~対人関係職の専門性を高めるために』(成文堂2024年)。

東優子(ひがし・ゆうこ)

大阪公立大学大学院現代システム科学研究科教授。早稲田大学卒業後、フルブライト奨学生としてハワイ大学留学(MSW取得)。お茶の水女子大学で博士号(人文科学)取得。専門は、性科学、ジェンダー/セクシュアリティ研究。(財)エイズ予防財団リサーチレジデント、ノートルダム清心女子大学助教授を経て、2005年より大阪府立大学(現・大阪公立大学)。日本性教育協会(JASE)運営委員長、アジア太平洋性科学連合(AOFS)顧問、日本GI(性別不合)学会理事の他、大阪府人権施策推進審議会、堺市人権施策推進審議会、東京都人権施策に関する専門家会議などの委員として活動。近著(いずれも共著)は『ここからはじめる包括的セクシュアリティ教育:性の価値観・態度を見直す対話型アプローチ』(日本評論社)、『朝山新一の性科学と性教育』(日本性教育協会)など。

砂川秀樹(すながわ・ひでき)

文化人類学者・博士。東京大学総合文化研究科超域文化科学博士課程修了。1990年より20年以上にわたり、東京で、HIV/AIDSに関する支援活動や啓発に関する研究に関わり、LGBTのパレードなどのコミュニティ活動を牽引。文化人類学者として新宿二丁目などのゲイコミュニティの研究をおこない、非常勤講師としてジェンダー論等を教えてきた。2011年に沖縄へ帰郷、レインボーアライアンス沖縄設立し、2013年、沖縄初のLGBTプライドイベント「ピンクドット沖縄」を共同代表として実現。2016年に東京に戻り、現在、明治学院大学ボランティアセンター・コーディネーター、東京外国語大学非常勤講師を務める。

髙井明子(たかい・あきこ)

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン専務理事・事務局長。米国アイオワ州グリネル大学卒業後、HIV/AIDSに関する支援NPOぷれいす東京で勤務しながら、東京大学大学院医学系研究科で国際地域保健学、公衆衛生などを学ぶ。国連人口基金ニューヨーク本部に入局し、HIV技術専門官としてHIV感染予防事業等に従事する。その後、ベトナム・イエメンなどで勤務。2011年3月、東日本大震災を機にセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに入局し、国内外の子ども支援・権利保障の道へ。2023年3月より現職。立教大学グローバル教育センター客員教員

野坂祐子(のさか・さちこ)

大阪大学大学院人間科学研究科教授。お茶の水女子大学大学院修了。武蔵野大学で博士号(人間学)取得。公認心理師・臨床心理士。トラウマ(主に性暴力)とジェンダーに関心を持ち、児童福祉領域や学校現場を中心に介入と研究を行う。日本トラウマティック・ストレス学会理事、一般社団法人もふもふネット理事。主著に、『ここからはじめる包括的セクシュアリティ教育:性の価値観・態度を見直す対話型アプローチ』(共著,日本評論社)、『トラウマからの回復と社会の修復: 分断と再演を超える』(金剛出版)、『トラウマインフォームドケア:“問題行動”を捉えなおす援助の視点』(日本評論社)ほか。

生島嗣(いくしま・ゆずる)

[認定]特定非営利活動法人ぷれいす東京代表。1995年にぷれいす東京の職員となり、2012年より代表を務める。相談員(社会福祉士)として,他の相談員とともに年間1500件以上のHIV陽性者,パートナー,家族からの相談を受けている。多くの研究プロジェクトに参加。テーマは、MSM(男性とセックスをする男性)の予防啓発、HIV陽性者の社会生活,就労,薬物使用を含むメンタルヘルス、PrEP、LGBTQ+など。東京都エイズ専門家会議委員、財団法人友愛福祉財団理事、東京障害者職業センター雇用サポート事業登録専門家など兼任し現在に至る。