ぷれいす東京は、1994年、高田馬場栄通りの先、神田川を渡ったところにある雑居マンションの1室で活動をスタートさせました。6畳ほどの和室に小テーブルをおき、畳の上に座して、相談員は不安相談に耳を傾けていました。
「30周年、節目の年頭に」全文を読む
ぷれいす東京は、1994年、高田馬場栄通りの先、神田川を渡ったところにある雑居マンションの1室で活動をスタートさせました。6畳ほどの和室に小テーブルをおき、畳の上に座して、相談員は不安相談に耳を傾けていました。
ゲイ・グループは、持ち寄った品々をフリーマーケットで売り、その収益で電話回線の権利を購入するところから相談活動をスタートさせました。
こうした手作り感あふれる活動は、池上千寿子さんのリーダーシップのもと、HIVに関連した様々な現場レベルとの接点を保ちつつ、活動を広げてきました。現在では、東京都や厚労省などの事業も受託するまでに発展してきました。
この2024年4月でぷれいす東京の活動は31年目に入ります。この30年を振り返りつつ、同時に次世代の人たちと未来について語っていく機会を作れたらと願っています。
当初から活動に関わり続けたスタッフもまだまだ現役で参加していますが、いよいよ世代交代に本腰を入れるタイミングです。この度、事務局で事務業務や電話対応など、事務機能の要となる人を公募することになりました。もし近くに適任者がいたら、ぜひ、ご紹介ください。
UNAIDSでは、2030年までに、3つのゼロを達成することを目指しています。
差別をゼロにする
新たなHIV感染をゼロにする
AIDS関連死をゼロにする
ぷれいす東京はこの3つの課題を達成するために、みなさまと力を合わせていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
30周年を機に、新たなプロジェクトを実施いたします。
(詳細、準備中です)
ぷれいす東京が設立されてからの30年の間、ぷれいす東京周囲の人たちの、HIV/エイズに関連した経験や思いを映像で記録し、公募した手記をアーカイブ化する予定です。
「あなたのHIV/エイズに関する経験をお寄せください」
1994年の設立以来、「直接支援」「啓発・予防」「研究・研修」を活動の柱として、
その経験やノウハウなどを「情報発信」し、コミュニティに還元しています。
HIV陽性者、パートナー、家族のための電話や対面での相談サービス、プログラム運営、ボランティア派遣などを行っています。
HIV陽性者などの手記集の制作、セクシュアル・ヘルス関連のイベントやワークショップ、一般向け、ゲイ向けのHIV感染不安の電話相談などを行っています。
当事者参加による調査・研究を、厚生労働省の研究班や、多団体との共同プロジェクトなどで行っています。
寄付や賛助会費のお支払いは、オンラインでのクレジットカード決済(1回のみ、毎月自動引き落とし)のほか、郵便振替、銀行振込、現金でも可能です。
認定NPO法人ぷれいす東京に寄付をすると、その額に応じて、所得税の税額控除を受けられます。賛助会費も寄付扱いなので、控除対象となります。
引越しなどで不要になった本を「チャリボン」に送ることで、その売りあげ金をぷれいす東京に寄付することができます。認定NPOサポーターにもなれます。
市川 誠一 金城学院大学
HIVをテーマにした基本的人権、平等性に基づいた公共性・公益性の高い活動です。
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ぷれいす東京が設立された1994年、横浜では第10回国際エイズ会議が開かれ、まだ効果的な治療法はなく、感染者・患者を支援する環境もありませんでした。
ぷれいす東京は、HIV陽性者、パートナーや家族への支援、そして感染不安を抱える人たちへの相談と、HIVと共に生きている人たちが必要とする活動を展開しました。これは、HIVをテーマにした基本的人権、平等性に基づいた公共性・公益性の高い活動です。私は、ぷれいす東京の活動の継続を応援しています。
(寄稿日 2019年12月)
岡 慎一 元国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター長
世界でHIV/エイズのコントロールがうまくいっている国や地域では、医療/行政/NPOの協同がうまくいっています。
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世界でHIV/エイズのコントロールがうまくいっている国や地域では、医療/行政/NPOの協同がうまくいっています。エイズ治療・研究開発センターは、ぷれいす東京と一緒に差別偏見のない社会、新規感染者のない社会を目指して活動しています。
認定NPO法人ぷれいす東京へのサポート(ご寄付など)是非よろしくお願いいたします。
(寄稿日 2019年12月)
桜井 なおみ 一般社団法人CSRプロジェクト代表理事
当事者、家族を孤独にさせないためにも、是非、応援してください。
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家族を含めた当事者支援を行う活動団体として、ぷれいす東京は、団体の設立以来、常に現場目線で社会と当事者の思いをつなぐ活動を展開されてきました。支援を必要とする人に直接届く活動ですから、安心して応援の寄付をしてください。
最近はアジアを含めた国際的な活動も増えており、資金的には苦しい部分が多々あると思います。当事者、家族を孤独にさせないためにも、是非、応援してください。
(寄稿日 2019年12月)
沢田 貴志 医師・NPO理事
誰にでも突然の病気や怪我、絶望したくなるような出来事は起こりえる。
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誰にでも突然の病気や怪我、絶望したくなるような出来事は起こりえる。そんな時にそばに立って一緒に道を照らしだしてくれる人がいるかどうか。それによって社会の本質が見えてくるのではないか。
温かみのある誰もが受け入れられる社会でいて欲しいから私はぷれいす東京を応援しています。みなさんもぜひ一緒に支えて下さい。
(寄稿日 2019年12月)
高久 陽介 日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス 代表
伝えないとわからないのに、自分を肯定できない…このジレンマを超えるには、サポートとエンパワーが欠かせません。
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私たちHIV陽性者の多くは、HIVであることを知られないように生活しています。一方、HIVを理由とした診療拒否や就労での不当な扱い等の差別が未だにあります。
当事者が可視化されなければリアリティは生まれない。伝えないとわからないのに、そこまで自分を肯定できない…このジレンマを超えるには、サポートとエンパワーが欠かせません。
そうした重要なステップを担うぷれいす東京に、ぜひ皆様の支援をお願いします。
(寄稿日 2019年12月)
武田 飛呂城 社会福祉法人 はばたき福祉事業団 理事長
利用者がボランティアスタッフとして運営側に回り、長年にわたって継続的な活動が行われていることこそが、活動の重要性を示しています。
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30周年、おめでとうございます。悩んだときに相談できる場所があることは、HIV陽性者やパートナー・家族らの当事者にとって本当にありがたいことです。こうした居場所を長年にわたって作り続けてくれた皆さんに、心より敬意を表します。
悩んで相談に来ていた利用者が、その後、ボランティアスタッフとして運営側に回り、長年にわたって継続的な活動が行われていることこそが、ぷれいす東京の活動の重要性を示しています。
素晴らしい活動が未来に渡って継続されるよう、ぜひ皆で応援していきましょう。
(寄稿日 2023年11月)
東 優子 大阪公立大学
時として「支援」という言葉は、「上から目線」を感じさせることがありますが、ぷれいす東京はチョト違う。
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ぷれいす東京は「HIV陽性者の支援を行う草の根の市民団体」です。時として「支援」という言葉は、「上から目線」を感じさせることがありますが、ぷれいす東京はチョト違う。
"LIVING TOGETHER" (HIV陽性の人も、陰性の人も、どちらかわからない人も、この社会ですでにいっしょに暮らしている、というスローガン)を実践し、陽性の人も、陰性の人も、どちらかわからない人がスタッフとして働き、いろいろなルーツ、いろいろな属性の人たちが一緒に活動しています。これを30年近くにわたって実践してきた知恵と経験が豊富にあるぷれいす東京だからこそ(逆説的な表現ですが)「絶望を分かち合える安心」を感じている人も多いのではないでしょうか。
わたしもそんな一人です。これからも応援し続けていきます。
(寄稿日 2023年11月)
松本 俊彦 国立精神・神経医療研究センター
東京を多様性が尊重される、生き心地のよい街として発展させるうえで欠かせないものです。
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薬物問題を抱える方々の治療や回復支援は、HIVとセクシャルヘルスの問題を無視して行うことはできません。そして、これらはいずれもその人の生き方そのものに深く根ざすものなので、それぞれの問題をバラバラに扱うのではなく、すべて一緒に、その人の生活全般をまるごと支援する必要があります。
ぷれいす東京は、薬物やHIV、セクシャルヘルスの問題の相談対応はもとより、そうした問題に悩む方を孤立から救い出し、医療機関ではとうてい手が届かない、生活全般にわたるきめ細やかな支援を提供してくれています。ですから、都内で薬物依存症治療に従事する私にとっても、ぷれいす東京は重要な連携機関となっています。
ぷれいす東京の活動は、東京を多様性が尊重される、生き心地のよい街として発展させるうえで欠かせないものです。そして、このような貴重な活動を継続させるためには、みなさまからのご支援が必要です。
ぜひみなさまからのご賛同とご寄付をお待ち申し上げる次第です。
(寄稿日 2019年12月)
大平 勝美 社会福祉法人はばたき福祉事業団 元理事長
認定NPO法人になられたことは、責任も大きくなりますが、よりたくさんの応援が寄せられるにちがいありません。
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この度は、ぷれいす東京が、認定NPO法人として認められましたことにご祝詞を申し上げます。
認定NPO法人になられたことは、その活動が社会から必要とされていることを証明されたことですので、責任も大きくなりますが、よりたくさんの応援が寄せられるにちがいありません。これまでのNPO法人より、税制上の優遇措置により寄附を促すことを得られることから、ぷれいす東京の活動支援が厚みを増して、HIV/AIDSの更なる社会貢献活動が活発化し、大いに期待をされる市民団体として新たな出発をされたことに敬意を表します。ぜひ、みなさま、応援しましょう。
(寄稿日 2019年12月)
長谷川 博史 元日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス 理事
毎年数多くのHIV陽性者やその周辺の人々がその支援を受けています。
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ぷれいす東京はHIV陽性者の支援を行う草の根の市民団体です。毎年数多くのHIV陽性者やその周辺の人々がその支援を受けています。しかし非営利団体として充実したサービスを提供し続けるには確かな経営基盤が必須です。
ぷれいす東京の活動を支えるためには私たちの支援の気持ちと寄付が必要です。みんなでぷれいす東京の活動を支えて行きましょう。
(寄稿日 2019年12月)
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