ピア+トーク

「依存症による負のスパイラル」ワタル(30代/ゲイ/感染告知2006年/服薬歴5年/初参加)

 今回のアルコールと薬物に関する依存症の方のお話を聞いて、改めて恐ろしい病気だということを感じました。
ヤメたい、ヤメなければという強い気持ちがありながら、

借金をしたり刑務所へ行くような行動を取り続けてしまい、本人だけでなく周囲の人々も深く傷つけてしまうものだなということが感じれらました。
 また、依存対象をヤメることが出来れば全てが解決するということではなく、そこに至るまでの人生を振り返る作業や同じ間違いを繰り返さないために現在も様々な努力をしていらっしゃること、そのためには一人ではなく専門の治療機関や自助グループを活用しながら取り組んでいることがとても印象的でした。
予防や早期発見・治療をする上ではHIVと同じような活動や努力、周囲の協力が必要になってくるものだとも思いました。私も含めて他の参加者の方々から も何かしらの依存症の傾向があるというお話を聞いて、他人事の特別な病気ではなく誰にも関係する身近なものなのだという認識も強まったような気がします。
 今回このようなイベントに参加して、お二人の貴重な過去のご経験に関するお話や、参加者の方々との意見交換を通して多くのことを考えさせられるきっかけとなりました。どうもありがとうございました。

プログラム参加の感想

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