スタッフ日記

ぷれいす東京には、いろいろな人がかかわっていて、さまざまな活動がおこなわれています。ぷれいす東京NEWS活動報告書ではお伝えできないひとりひとりの思いや、日々の風景があります。この「スタッフ日記」で、そんなぷれいす東京らしさを感じ取っていただければと思います。

あと2日

はらだ

2021年になって、あと2日で2月も終わり。

長年いっしょに仕事をしてきた佐藤さんが突然旅立ってしまい、
この日記にもなにを書いてよいものかわからないまま、
2月中には書かねばと思っているうちに、あと2日になってしまいました。

2月7日の「佐藤郁夫さんを偲ぶ会」、多くの方にご参加・ご視聴・ご協力いただきました。
本当にありがとうございます。(当日の報告はこちら。)

メッセージを読み、スピーチをきいて、
私の知らない佐藤さんの横顔がわかったり、ああ、そうだったと思ったりして、
会いたいなあと思うとともに、少しだけ気持ちの整理がついたような気がします。
佐藤さんが大切にしていたことを大事にして、これからも活動を続けていければと思います。

 
2日といえば、サウザンコミックス『テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語』の翻訳出版クラウドファンディングも明後日、2月28日23時59分までです。
「書籍+ぷれいす東京への寄付つき」コースもあります。

サイトには、たくさんの活動報告が掲載されていて、早くこの漫画を読んでみたいと思いました。TOKYO AIDS WEEKS 2020のサイトには、参加イベント「マンガはエイズをどう描いてきたか? –『テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語』を中心に」の報告もあります。

この漫画を日本語で読みたい!と思ったら、ぜひ応援してください。

新年にあたって

生島

新たな年を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。

2020年は、新型コロナウイルス感染症に翻弄された一年であり、学びの一年でもありました。

私たちの活動の柱は、「予防・啓発」、「直接支援」、「研究・研修」の3つです。

「予防・啓発」では、東京都のHIV/エイズ電話相談の受託が、金曜、土曜、日曜日から、月曜〜日曜日に広がりました。それに向け、人材開発や新たな体制作りを行い、1月22日から週7日の体制でスタートしました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大の中で、試行錯誤しながらのチャレンジとなりました。

「直接支援」では、これまで後回しになっていた、オンライン化という苦手科目と向き合った一年でもありました。HIV陽性者、パートナー、家族のための対面でのグループ・ミーティングが難しくなったため、代わりの手段として、ZOOMを使ったオンライン・ミーティングの開催に取り組みました。グラウンドルール、利用手続き、申し込みや連絡の方法など、オンライン・ミーティングを始めるための見直しや準備を行いました。 また、陽性者向けのフリーダイヤルの電話相談にもいえることですが、緊急事態宣言下でも、相談員は事務所にて対応する必要がありましたが、スタッフたちの協力で休まずに続けることができました。

スタートして見えてきたことは、「地方や海外に在住の方も参加できるようになった」というプラスの面と、一方で、「対面ミーティングには参加するが、オンライン・ミーティングの参加には躊躇する人たちがかなりいる」というマイナスの面でした。躊躇する背景には、プライバシーに対する不安、家族との同居等一人で参加できる場所がない、オンラインツールを使った経験がないということがあるようでした。

「研究・研修」では、講師派遣がほぼなくなり、行政や医療機関での研修会もほぼ中止となりました。

こうした状況のなかで、保健所等のHIV検査も減少し、検査へのアクセスが難しくなるなど、新たな課題もでてきました。また、HIV/エイズへの関心も低下しているように感じられます。

2021年、新しい年が始まりました。 新型コロナウイルス感染症の試練が続く中で、改めて、私たちが地域の中で担うべき役割とはなんなのか、考える作業が続くと思います。

こんな時だからこそ、皆様と繋がりつつ、この時期を乗り越えていければと思います。

みなさま、今年もぷれいす東京の活動をご支援いただけますよう、 どうぞよろしくお願いいたします。

2021年元旦 

認定NPO法人ぷれいす東京
代表 生島嗣
スタッフ一同
(ぷれいす東京NEWS 2021年新年号より)

DaPしてくれませんか?

おーつき

12月は寄付月間ーー
米国で盛んなイメージがありましたが、日本でもキャンペーンがあり、先日からご紹介している「チャリボン」も公式イベントになっています。

チャリボン買取額10%アップキャンペーン

チャリボンとは、古本のリユースを活用してNPO・NGOなどのファンドレイジング(寄付集め)をお手伝いするサイトです。
年末の大掃除で書籍やCD・DVDを処分されようという場合、よろしければチャリボンを通じたご寄付も検討してください。今月末まで査定額10%アップ中とのことです。

 

そして、「お知らせ」でリリースさせていただいた通り、ぷれいす東京はジョンソン・エンド・ジョンソン社会貢献委員会による寄付プログラム「Donate a Photo」に選ばれまています。
専用アプリからぷれいす東京のプログラムを選んで写真が投稿されると、1枚当たり1米ドル(約100円)のご寄付がいただけるというユニークな仕組みです。

ジョンソン・エンド・ジョンソン「Donate a Photo」でぷれいす東京を応援してください

いつもとは違うホリデーシーズンが始まります。支援のお願いの更新ばかりで恐縮ですが、よろしければご協力ください🌈

ポジティブ・トークとメモリアルサービス・メモリアルキルト

はらだ

TOKYO AIDS WEEKS 2020が、展覧会「U=U 2020 HIVの新常識を知ろう」
(~12/25)を残して終了しました。

オンラインで開催された「第34回日本エイズ学会学術集会・総会」
当日参加登録が12/18で締め切られました。
(登録した人は12/25までオンデマンド配信視聴可)

でも、今からでも視聴できるものがあります。
TOKYO AIDS WEEKS 2020では、
世界エイズ・デー礼拝(12/31まで限定公開)
ぷれいす東京 ポジティブ・トーク〜HIV陽性者とかたる
Visual AIDS 映像集「トランスミッションズ」 日本語字幕つき
など。

「Words of Love Let’s talk about HIV/AIDS」など、
あとから公開されるものもまだありそうです。

「第34回日本エイズ学会学術集会・総会」では、
メモリアルサービス・メモリアルキルトの公開動画がみられます。

ポジティブ・トークは、チャットの質問にも対応して、
ライブ感満載のトーク、ぜひ多くの人に見てほしいです。

メモリアル・キルト、メモリアル・サービスは、
公開動画があることを知らない人がいたら、
ぜひ知らせてほしいと思いました。

リアル開催が難しいなか、オンラインならではのメリットかもしれません。

逆転人生。

かとう

先日NHKで放送された『逆転人生〜どん底からはい上がった人々の、真実の物語』をご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。
日本のLGBT活動の先駆者、南定四郎さんのこれまでの軌跡を辿る番組でした。

南さんと最初にお会いしたのは、1992年の夏。
全国のゲイ・サークルが集まった交流合宿の場でした。

私は学生時代、地元の北海道でゲイ・サークルに所属していて、東京の団体などとも親交を持っていました。
卒業して東北で働き始めたその年に、仙台で交流合宿を行うという案内をもらい、勇んで参加しました。
その合宿で活動の歴史を学ぶために講師としてお招きしたのが南さんだったのです。

当時還暦を迎えたばかりの南さんは他の誰よりもお元気で、バイタリティに満ちた方だなという印象でした。
10代の頃から読んでいたゲイ雑誌「アドン」の編集長であることは存じていましたが、今とは比べ物にならない程暗かったゲイ社会で、道を切り開いていらしたのだなと感銘を受けたのを覚えています。

それから2年後の1994年、東京でパレードを開催するという案内が届きました。
詳細が良く分からないまま、住んでいた東北から前泊で東京へ。
日本青年館の大広間に多くのセクシュアル・マイノリティの仲間が雑魚寝。
パレードに参加するかどうかも決めずに上京したのですが、ここで歩くことに決めました。

番組の中では、このパレード開催に当たってなかなか理解を得られず、人を集めるのにとても苦労したことが描写されています。
私は地方在住で、ただ単にキラキラした都会のお祭りに参加するような軽い気持ちでいました。
開催の陰では、南さんを始めたくさんの方々の苦労があったのだと思います。

パレード当日、急遽女装で参加することになり、この日が自身もドラァグデビューとなるジャスミンさんにウェディングドレスをお借りして、メイクも他の方にやって頂き、準備は全て負んぶに抱っこ。
集合場所は新宿中央公園でした。
タクシーを降りた瞬間、メディアのカメラのフラッシュの嵐で、有名人にでもなった気分(笑)。
南さん達と先頭集団を歩かせて頂きました。
2mはあるドレスの裾を友人に持ってもらい、自分のセクシュアリティをオープンにして胸を張って歩ける幸せを噛み締めました。

実はこの1994年という年は、ぷれいす東京設立の年でもあります。
今から26年前、ここがスタート地点だったのだと思っています。

番組は今だと見逃し配信をしているようです。
未見の方はぜひご覧ください。

https://www.nhk.jp/p/gyakuten-j/ts/JYL878GRKG/

↓初パレード参加時の私です(笑)。

本日18:00から「POSITIVE TALK」をライブ配信

さとう

TOKYO AIDS WEEKS 2020のプログラムのひとつ、「POSITIVE TALK」を本日18:00からライブ配信をします。5人のHIV陽性者が参加予定です。ぜひご覧ください。佐藤も参加します。お楽しみに。
※司会が生島から牧原に変更になりました。

前回の様子はこちらから。

上のせ実施中

おーつき

チャリボン10%UPキャンペーンこんにちは、おーつきです。
今年もまた年の瀬が近づいてきました。積ん読、あるいは包ん読になったままの本やCD・DVDなどはありませんか?!

ぷれいす東京が2年ほど前より支援先として参加させていただいている「チャリボン」は、中古本などの寄付を集めて、買取査定相当額をNPO・NGO団体等の活動資金に変える画期的なプロジェクトです。
しかも、12月31日(木)までの期間は、ご寄付いただく本などの査定額10%UPキャンペーンを実施しているとのことで、ぷれいす東京に届くご寄付の金額にも還元されます。
よろしければ、この機会に本のリユースを通じたご寄付をご検討いただければうれしいです。

チャリボンWebサイト内「ぷれいす東京」ページ
ぷれいす東京Webサイト内「本で寄付する(チャリボン)

プロジェクトをを運営しているバリューブックス社Webサイトにも(お片づけの)参考になる記事があります!

捨てられない本、どう片付ける?本好きのための暮らしのアイデア
ダンボールに本やCDをきれいに詰める梱包テクニック

Rights,Light ライツ ライト。

かとう

先週劇団フライングステージの舞台を観に行きました。

ご存知ない方のために。
劇団フライングステージとは、カミングアウトしている「ゲイの劇団」を標榜し、ゲイであることにこだわったお芝居を1992年から作り続けている劇団です。
自分は旗揚げの直後からしばしば観に伺っています。

今回のお芝居のテーマはまさに「HIV」。
昨年起きた、HIVであることを告げなかったことで就職内定取り消しに遭ったことを訴えた裁判を題材に、本人やその周囲の人々を描いた物語です。
かつて「どう死ぬか」という描かれ方しかされなかったHIV/エイズを巡るお話は、今は「どう生きるか」という方向に完全にシフトしています。

もちろん完全なノンフィクションではないので、登場人物のキャラクターやお話の筋には独自の演出が施されているものの、自分が良く知っている人物を当てはめたりして、そんな発見も楽しみの一つでした。

HIVによって人生に変化を感じる人は多いかも知れません。
かつて自分自身も不当解雇の憂き目に遭いそうになったことがあり、とても他人事とは思えない内容でした。
あの頃、自分も「自分だけではなく後に続く同じような立場のみんなのため」と思って闘っていましたが、本当は自分が傷付けられたことに大きな怒りや悲しみを持っていたのだと今は思います。

折しも新型コロナウイルスと向き合わざるを得ない日常で、改めて「ウイルス」との闘い方・向き合い方・付き合い方について考えました。
舞台の最中にも、物語を中断させることなく上手く場内換気を行ったり、この時期ならではの工夫がたくさん見られました。
考えるだけではなく、そこで自然に動く感情に身を任せる心地良さを久し振りに味わった気がします。

真っ正面から取り上げるには、かなり重たいテーマかなとも思いました。
でも、そこは流石フライングステージ、彼ら流の料理でとても素敵な作品に仕上がっていました。
代表の関根さんを始め、この舞台に携わっているみなさんの真摯な姿勢が溢れ出るステージでした。

ボランティア・スタッフのインタビュー動画集

生島

新規ボランティア研修会が始まりますので、
久しぶりにインタビュービデオを作りました。

昔、1時期、インタビューをたくさん作っていた時期があるのですが、
久しぶりです。

その第1弾です。続編をお楽しみに。
YouTubeのチャンネル登録もおねがいします。

オンラインイベント「LGBT×貧困2020=シェルターを開設~実践報告2019、新型コロナによる影響を見据えて~」

生島

生島が参加している、LGBTハウジングファーストを考える会のオンラインイベントを開催しました。

7月26日に開催したオンラインイベント「LGBT×貧困2020=シェルターを開設~実践報告2019、新型コロナによる影響を見据えて~」の動画をYouTubeで公開しています(手話通訳あり)。

前半では、今回の新型コロナウイルスを受けて、ハウジングファーストがなぜ必要とされているのか、つくろい東京ファンド代表理事(当会相談役)の稲葉剛より報告をさせていただきました。

後半は、かつて住まいを失った経験がある須藤あきひろ氏(株式会社IRIS代表)からお話を伺いました。

いくつかの原因が重なればすぐに生活難になり得る時代、社会のセーフティーネットやお互いにサポートし合える関係が、より重要なものになっていくと感じました。ご覧ください。

https://youtu.be/bcH8dQ97Clk