スタッフ日記

ぷれいす東京には、いろいろな人がかかわっていて、さまざまな活動がおこなわれています。ぷれいす東京NEWS活動報告書ではお伝えできないひとりひとりの思いや、日々の風景があります。この「スタッフ日記」で、そんなぷれいす東京らしさを感じ取っていただければと思います。

今年の報告書は認定バージョンです

はらだ

2019年度活動報告書と活動実績
2019年度年間活動報告書と活動実績(A4両面)のPDF版を Webサイトにアップロードしました。認定NPO法人になってから初めての報告書です。裏表紙には、さりげなく、寄付募集のための特設サイト「私たちは、ぷれいす東京です。」のQRコードと「あなたのアクションが誰かの力に!」というメッセージが添えられています。

例年は活動報告会で配布して、そのあと、ご寄付をいただいたみなさまやお世話になっているところにお送りしているのですが、今年は当初5月に報告会を開催する予定でそれに間に合うようにと報告書を作成したものの、活動報告会が1ヶ月遅れのオンライン開催になったので、報告書の発送とWeb公開が先になりました。

明日14時からのYouTube LIVE配信の活動報告会、ぜひご覧ください。活動報告書に目を通していただきやすいように、報告会の案内ページからも閲覧・ダウンロードできるようになっています。

ごぶさたです。

さとう

5/17はIDAHO「LGBT嫌悪に反対する国際デー(International Day Against Homophobia, Transphobia and Biphobia)」でした。そして僕とパートナーと出会って丸17年目でもあります。

出会った頃は、17年も関係が続くとは思ってもみませんでしたが、最初の1年間にお互いの考え方や感じ方をじっくりすり合わせたことが、今に繋がっていると思います。

前に書いた日記を見返してみたら昨年の10月でした。その頃からホットラインの業務が忙しくなり、新型コロナのことで世界中が混乱している状態になり、何も書く気が起きなかったのです。

緊急事態宣言が解除されて、そのこと自体に強くストレスは感じていないと思っていたのですが、やはり心にゆとりがなかったのだと思います。3/25が僕の誕生日でしたが、その頃からは自粛という圧力をひしひしと感じていました。楽しいことをしてはいけない感じ。東日本大震災の時と同じような、いや、それよりも強い圧力を感じていたのです。

花見をすることもできなかった。本当は地元で帰り道に愛でていたんですよ。でもそれをSNSなどで書くこともできないような圧迫感。

今、ぷれいす東京NEWS5月号(もしかすると6月号)を作成中です。日記を書いている間ではないのですが、今書かないとまた逃してしまいそうで…。←逃避なのですが(笑)

しかし新型コロナの第二波も心配になりますが、感染症対策をしっかりして、特効薬かワクチンができるまで、生き延びましょう。

Stay home, not alone

おーつき

新型コロナウイルスによる日常活動への影響が続きますが、ぷれいす東京ではこちらのページでHIV/エイズに関わる情報を中心にまとめて日々更新しているほか、相談・支援サービスやネスト・プログラム等も一部形を変えながら継続しています。
ぜひ、つながり続けましょう。

 

さとうさんチョイスの差し入れ♡

小さなしあわせ

はらだ

「幸せは小刻みに」、ある雑誌*のリレーエッセイ「幸せって何だろう」に、鷲田清一氏(哲学者)が書いたエッセイのタイトルです。

ナチスによるホロコーストを経験した心理学者フランクルの著書『夜と霧』の話から、強制収容所での先の見えないつらい日々について「・・・希望を捨てずにいるには、一つしか手がありません。希望を極小にすることです。あえて小さな問題にかかずらわることでその日その日をしのぐことです。・・・」とフランクルの書いた内容を伝え、一日一日、ちょっとした、いいことがあったら、そのことを大切にして生きるのがいいのではないかと言っています。

新型コロナウイルス感染症がいつ収束するのか、先がみえませんが、鳥前進さんが書いているように、「明けない夜はない」

私もちょっとしたうれしいことを思って、毎日を過ごそうと思います。
家の近くの道を歩きながら目にした小さなしあわせです。3枚目はちょっとピンボケですが。

(*ジャフメイト2019年11月号 JAFメディアワークス発行)

新型コロナウイルスに関するHIV陽性者からの相談

生島

ぷれいす東京には、HIVとコロナ関連の相談が増えています。

1月末から2月上旬までは、日本に旅行中の中国人HIV陽性者からの連絡が様々なルートから寄せられました。母国への飛行機がキャンセルになった、空港が閉鎖されたなどので、手持ちの抗HIV薬が足りなったというものでした。

3月に入ってからは、ちょっと様子が変わってきました。各国が入国制限をし始めたことで、日本で働いている、勉強をしているという定住者たちからの相談が寄せられるようになりました。今まで、数ヶ月に一度、母国に戻り、抗HIV薬を調達していた人たちからの相談だ。

新型コロナウイルスの感染が拡大している国から日本に入る場合、日本人の帰国者、外国籍の定住者も、①ホテルなど検疫所長の指定する場所での2週間待機、②待機場所への移動に電車やバスといった公共交通機関を使わないことが要請される。さらに、日本という流行国から、母国に帰国すると2週間待機などを求められる国が多くあるのだ。

母国に帰り抗HIV薬を調達するのは、かなり時間と労力が必要になり、日本での定住生活に与える影響も大きく、どうしたらいいかという相談だ。

初めて、HIV陽性とわかった当初の状況などをお聞きしつつ、日本の健康保険、福祉制度の案内をしつつ、既に加入している会社の健康保険、国民健康保険を利用しながら、制度利用を案内しつつ、安定して働き/勉強を続けるかをご一緒に考えている。

HIVの薬剤料は月に薬価ベースで20万円前後する。健康保険に介入している場合でも、3割で6万〜7万円くらいは負担することになる。この自己負担の部分は、障害認定を受けることで、負担の軽減を図ることができるのだが、認定条件が海外で陽性とわかって、すでに治療を開始している人たちを想定していない制度のため、不都合が生じているのだ。日本エイズ学会も厚生労働省に身体障害認定の基準の改訂を要望しており、すでに数年経つ。また、ぷれいす東京はJaNP+とともに、副大臣宛に要望書を提出している。この新型コロナウイルスがあぶり出した課題の中に、再び、障害認定基準に関することが表面化してきているのだ。

外国籍の定住者からでお困りの方がいらしたら、どうぞ、ご紹介ください。

ラッシュ裁判の報告会について

生島

「ラッシュ裁判」報告会&交流会が、2020年1月18日(土)18時~、新宿区立新宿文化センターにて開催され、30人以上の方々が参加しました。

輸入や使用、所持が禁止されている「指定薬物」である、いわゆる〈ラッシュ〉(RUSH)を、海外から個人輸入しようとした男性が、職場に発覚し懲戒免職となり、2017年7月、地方裁判所に起訴されました。現在、その裁判が進んでいます。
〈ラッシュ〉は、「指定薬物」になっていますが、規制過程での審議は充分でなく、刑罰を科して規制するほどの人体や社会に対する危害は、ほとんど立証されていません。裁判では、「ラッシュで懲戒免職や懲役刑は重すぎるのではないか」と争っています。
ラッシュ規制が段階的に強化され、逮捕により生活が大きく変わった人たちが多く存在します。また同じように、ラッシュによる逮捕で、困難を抱えた当事者の方も数人参加し、フロアーから発言がありました。
見えにくい現状を実感できる貴重な機会となりました。「ラッシュ裁判」の意義や今後の動向を、一緒に考える貴重な機会となりました。

当日のプログラム
ーーーーーーーー
司会 塚本堅一
(元NHKアナウンサー/ASK認定依存症予防教育アドバイザー)

1 ラッシュ裁判の意義 森野義郎(弁護士)
2 精神科医からみたラッシュの規制について 梅野充(医師)
3 ラッシュ裁判の被告人として  ヒデ
4 ラッシュ裁判の今後     加藤慶二(弁護士)
5 ラッシュアンケートの分析  生島嗣(ぷれいす東京)
6 その他の当事者

主催・問い合わせ ラッシュ(RUSH)の規制を考える会
協力:NPO法人ぷれいす東京 東京パーソナル法律事務所
日本薬物政策アドボカシーネットワーク

↓こちらも注目ください。

【千葉】「ラッシュ裁判」6月18日判決公判の予定

 

gladxx
RUSH裁判のこれまでとこれから https://gladxx.jp/column/goto/6196.html

1/19 U=U キャンペーンの創始者が来ます。

生島

写真は、右から、Simon Collinsさん、生島、Bruce Richmanさんです。

1月13日に開催された「U=Uに関する国際HIVシンポジウム」の会場にて。

ぷれいす東京と研究班の共催で、U=Uのキャンペーンの創始者、ブルース リッチマンさんをお招きし、HIV陽性者、パートナー、家族向けのトークイベント「日本のHIV陽性者から見たU=Uの光と影」を開催します。


ブルースさん自身もHIV陽性者で、2008年に発表された、スイス・ステートメント知ったことで「自分の生き方が変わった」そうです。そんな彼と日本に住むHIV陽性者4人がお互いの話を聞きあいます。

プログラム

第1部 なぜ、U=Uは始まったのか。
ブルース・リッチマンさん

第2部 日本のHIV陽性者からの声
1)女性の陽性者の恋愛について ミラン
2)服薬を希望するが開始できないでいた経験 鳥前進
3)女性の恋愛、妊娠と結婚について ようこ
4)SNS空間で感じる、市民や当事者の中にある偏見と差別 奥井裕斗

ごあいさつ

生島

新たな年を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。

昨年12月に、ぷれいす東京は認定NPO法人になることができました。
この数年、たくさんの皆さまから応援をいただきました。本当にありがとうございました。

2019年12月3日(火)、都庁にて認定書を受け取りました。
https://ptokyo.org/news/12133

この認定は5年間有効です。その間、私たちの活動に寄付してくださった人は、一部税を控除できるようになることから、安定的な寄付の確保や増額につながることを期待しております。

同時に認定NPO法人として活動する私たちにも、透明性、外部からの評価に耐え得る組織づくりが求められます。

今回の申請のために、2年分の寄付者の名簿、経理の資料作りなど、多大な作業を二人のスタッフが担ってくれました。5年後の更新の際には、5年分の資料のチェックを受けることになります。

私たちの新たなスタートを、どうぞ見守ってください。

末筆となりますが、本年がみなさまお一人お一人にとってより良い一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。

2020年元旦 

認定NPO法人 ぷれいす東京

代表 生島 嗣
運営委員長 牧原信也
運営委員会メンバー
池上千寿子 伊澤恵理 大槻知子 加藤力也  sakura 佐藤郁夫 原田玲子
スタッフ一同

「ぷれいす東京NEWS2020年新年号」より

改めまして

おーつき

こちらのページでお知らせしました通り、おかげ様でぷれいす東京は認定NPOとなることができました。
ご支援いただいた皆様、どうもありがとうございました。そしてまた引き続き、よろしくお願いいたします。

* * *

11月から続くTOKYO AIDS WEEKS 2019の中で、ぷれいす東京主催のイベントでは最後となった12月15日(日)の「医療・福祉・司法・教育領域等の専門家による『LGBT支援の実践報告会&ネットワーキング・パーティー』」は、とてもエネルギーに満ちあふれた会となりました。ご参加ありがとうございました。
今回は、様々な現場でLGBTをサポートする専門職の方にスポットを当て、支援のための知見を云々…だけでなく、一年の労をねぎらったり、支え合えるネットワークを形成できたらいいなという企画でした。
ぷれいす東京ではこれまで、HIV陽性者とその周囲の人をサポートする活動の中でさまざまな“場”作りをしてきました。しかし、場が必要なのは支援者も同様。支援者が元気だと、サービス対象者やコミュニティにもそのパワーが還元されます。司会の塚本堅一さんの明朗かつ温かみのある進行と、話題提供者の坂井さん、高月さん、村松さん、山下さん、吉田さん、よださんの英明で熱意あふれるプレゼンテーションに触れ、そういった循環が続いていくといいなと思いました。

それではどうぞよいお年を。

明日から3日間

まきはら

明日から、年に1度のエイズ学会が、今年は熊本で3日間開催されます。
スーパーの特売日の3日間のように、学会では最新の情報や報告が色々となところからなされ、超お得な3日間といっても過言ではないくらい。
なので、熊本といえば、頭の中で馬刺しと辛子蓮根とタイピーエンと陣太鼓と桂花ラーメンがぐるぐる駆け巡ってはちみつができそうな勢いになりそうですが、学会期間中は朝の9時から夜8時くらいまで、あれこれ見ようと思うとスケジュールがびっしりなので、そうもゆっくり食べてもいられない感じにはなります。ちなみに、発表もあるとその準備で、ホテルの壁を一晩中見つめながらスライドを作っていることもよくあるような(泣)
ぷれいす東京のスタッフの発表、参加するプログラムは以下にまとめてありますので、興味のある方はご覧くださいませ。

「第33回日本エイズ学会学術集会・総会」スタッフ出演・ブース情報

今日からブース設営準備などもあったのですが、今年は事務所から行く人数も多くないため、設営には今年の合同研修に参加いただいた方にもお手伝いいただき、もうこんな感じで準備万端。Cさん、ありがとうございましたー。学会に行かれている方は、もしお時間あれば、ぜひブースを覗いてみてください。

事務所は、留守番がおり通常営業ですが、学会に行っているスタッフは不在にしておりますのでご了承くださいませ。

 

永久凍土の布団に冬眠したい まきはら