スタッフ日記 “おーつき”

選択肢が増えることはエンパワメントになる

おーつき

と、とある経営コンサルタントの方がおっしゃっていましたが、

お知らせ」でもご案内している通り、ぷれいす東京が事務局を担当するBRTA JAPANでは、郵送検査キットを使ったHIV・梅毒の検査を通じて、社員の健康づくりの意識を高めるお手伝いをしています。

研究班とのコラボレーションにより実施されるプログラムで、U=Uを含むHIV/エイズに関する基本情報を企業・従業員に提供し、検査に関しても相談・支援体制が確保されていることや、個人情報の保護と、検査受検の有無や検査結果にかかわらず従業員が雇用上の不利益を被らないことが徹底されています。

ぷれいす東京では、今後も取り組みが続けられる中で、判定保留・陽性の結果を受け取った人へのサポートのみならず、陰性結果を受け取った人や検査受検を迷う人、および既に就業中のHIV陽性者にとっても安心できる職場環境づくりに役立つ啓発を実施していきます。

 

↓↓↓昨年度のプログラム参加企業の声

 

PrEPなどもそうかもしれませんが、性の健康を増進するための選択肢が、より多くの人の手に届きますように。

Hooray!

おーつき

令和もよろしくお願いします、おーつきです。
10連休が10連休ではなかった人も多かったのではないかと思いますが、ぷれいす東京のスタッフも「東京レインボープライド2019」に参加したりと、イベント続きでした。

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5月2日(木)にはカラフル@はーとと一緒に勉強会「トランスジェンダーとHIV/エイズ」を開催し、36名の方に参加いただきました。ご参加・ご協力をいただいた方、どうもありがとうございました。
ぷれいす東京では、これまでにトランスジェンダーの性の健康をテーマにしたイベントを3回実施し、どうしたら人々の関心(当事者に限らず)を集められるか、どうしたら性について安全に語れる場を作れるかを模索してきました。
性別移行との兼ね合いもあってか、医療の情報や相談先については毎度大きな関心が寄せられます。今回のイベントでも、医療者ゲストの先生方にご協力いただき、たくさんの知見を共有いただきました。それらのニーズと調和する形で、性の健康に関する情報や支援も日頃から提供される仕組みなどを、今回得たつながりを生かしながらまた考えていきたいと思ます。

 

ワークショップでは沢山のアイディアが共有されました!

GID学会のご報告 and more…

おーつき

3月23~24日に岡山県で開催された、GID(性同一性障害)学会第21回研究大会・総会に参加してまいりました。2016年の「LASH調査」で得られたトランスジェンダーの性の健康に関するデータをまとめ、昨年初めて参加した同学会で発表した演題が優秀演題賞をいただく栄誉に浴し、今年の学会で再発表させていただく機会をいただいてのものです。
GID学会も日本エイズ学会と同様に、医療従事者ら専門家ばかりではなく、トランスジェンダー等の当事者の参加も多い学会です。しかし、HIV/エイズや性感染症などの性の健康については議論されることがなかったようで、わたしたちの研究発表が評価を得られたことを喜んでくださる方々から、会場で声をかけていただきました。
また、あらためて、本調査にご協力くださった皆様に感謝申し上げます。

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ぷれいす東京でこれまでに開催したトランスジェンダー向けのイベントでは、当事者が安心してセックスや性の健康について語れる場所がない、予防や支援に関する情報も得られないといった声が度々寄せられています。
…ということで!
この調査研究の結果も踏まえた新たなイベントを鋭意企画中です。近日中にWebサイトなどでお知らせしますので、ぜひチェックしていていただけたらと思います。

 

 

 

 

 

 

GID学会理事長の岡山大学大学院・中塚医師と

【実験】チャリボンやってみた!【古本がNPO・NGOへの寄付・募金となる新しいしくみ】

おーつき

ぷれいす東京は、今年1月から古本のリユースを通じてNPO・NGOを支援する「チャリボン」の参加団体になりました。
こちらにも既にチャリボンを通じたご寄付が届き始めています。どうもありがとうございます。

 

ぷれいす東京スタッフも、さっそく利用してみました!

 

①読み終えた小説など文庫本、複数枚買ったアイドルのCD、古くなったHIV/エイズ関連の新書…etc.
破損や汚損がないか、ISBNの付いた買取可能なアイテムかどうかを確認します。

 

②アイテムを箱に詰めたら、チャリボンWebサイトから寄付・集荷の申し込み。
一般的な宅配買取で必要とされる身分証明書のコピーなども、ここでは同封する必要がありません。

 

③予約した日時に集荷に来た配達員に箱を引き渡します。
送付伝票も、既に必要事項が印刷されたものを、配達員が持ってきてくれます。

 

④約1週間後、査定額を知らせるメールがチャリボンから届き、寄付完了!
より詳しく仕組みを知りたい方は、チャリボンのWebサイトの紹介もご覧ください。
 

「チャリボン」本を寄付する方法
https://www.charibon.jp/flow/

 
これから新年度に向けてお引越しや大掃除の予定があるという方、古本のリユースを通じたご寄付を検討してみませんか?

バゲットは飛び出ない

おーつき

チャリティー専門ファッションブランドのJAMMINさんによる、ぷれいす東京のグッズの販売は、ご厚意により販売期間を延長していただいています。
既にお求めいただいた方、情報の拡散にご協力いただいた方、どうもありがとうございました。

私もTシャツなどを購入しましたが、とりわけマルシェバッグの容量に驚きました。
↓これら全部が余裕で収まります。






















買い物袋から🥖バゲット🥖が飛び出す、みたいな構図への憧れなんかもあるかと思うのですが…

















飛び出ません!
あと2kgの米袋も入りそうです(持てるかどうかは別として)。

販売期間は年内いっぱい、12月31日(月)23時59分までです。それではどうぞ良いお年を!

ぷれいす東京×JAMMINチャリティーTシャツ! 期間限定2018/12/1(土)~12/31(月)
JAMMIN(ジャミン)Social Wear Brand

昨日(12/1)は何の日?

おーつき

少し前の話になりますが、「LGBT医療福祉フォーラム2018」に参加しました。ぷれいす東京も分科会のひとつ「地域支援者のための入門セミナー〜声を上げにくいLGBTを地域でどう支援するのか?~HIV/エイズ、依存症、セクシュアルヘルス支援など」を担当し、地域でその専門性や当事者性を生かし、声なき声をすくい上げるような支援を実践してきた方々をゲストにお招きしました。

ゲストのおひとりは、ダルク女性ハウス施設長の上岡陽江さん。私が上岡陽江さんのお話を初めてうかがったのは、上岡さんが11年前の春に行われた、ぷれいす東京の2006年度活動報告会のゲストにいらしてくださった時でした(ニュースレター(PDF)でも当時の様子を紹介しています)。当時から変わないダルク女性ハウスでの粘り強いケア・サポートの取り組みを、今回はLGBTの支援者向けに共有していただきましたが、「好き」に着目したワークショップや援助技術は興味深く、参考にしたいと思いました。

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さて、Webのあちこちで宣伝している通り、チャリティー専門ファッションブランドのJAMMINさんのご厚意により、世界エイズデー前後のこの1週間限定で、ぷれいす東京のグッズを販売していただいています。

カラー、スタイル共にバリエーション豊富で、コーディネートを考えるのも楽しいです。販売期間は今日2日(日)23時59分までなので、ぜひWebショップを覗いてみてくださいね~。

「NPO法人ぷれいす東京」との一週間限定コラボデザイン!
JAMMIN(ジャミン)Social Wear Brand

オレンジの国から deel 8

おーつき

「Breaking Barriers, Building Bridges(障壁を破り、橋を架けよう)」をテーマに行われた第22回国際エイズ会議は、世界各国から1万6,000人超の参加者を集め、27日に閉会しました。

この会議の目玉のひとつとして、「PARTNER研究」の続編でもある「PARTNER2研究」の成果も発表されました。HIV陽性と陰性の972のゲイ・カップル間の76,994回のコンドームなしのアナルセックスで、1度も感染が起こらなかったというエビデンスで、治療を継続しウィルス検出限界未満のHIV陽性者からは感染の可能性がないこと、「Undetectable = Untransmittable (U=U)(検出限界以下=感染しない)」のメッセージに加勢しました。

会期中に国際エイズ学会の著名な専門家らも合意声明を発表し、現在少なくとも68の国々が、HIV陽性者が自身の感染を伏せたり他者に感染を及ぼすことを犯罪と規定しているが、それらは最新の科学によるエビデンスを理解しておらず、HIV/エイズ対策の障害となるばかりか、スティグマの増強につながっていると非難しました。

世界的には今もなお、3,700万人のHIV陽性者のうち東ヨーロッパ・中央アジア・北アフリカ・中東地域を中心に1,500万人が治療へアクセスできず、年間100万人が命を落としています。しかし、国際的なHIV/エイズ対策のメジャーな拠出国の半数以上が、昨年1年間でその拠出額を削減しているという現状があります。華々しい科学の成果とのこのギャップに橋を架けていくことが、引き続き大きな課題となっています。
 

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国際エイズ会議閉会翌日の28日からは、Pride Amsterdamが開幕。アムステルダムの街中がよりLGBTQフレンドリーに彩られます。
 

 

 

 

アムステルダム最古のLGBTQ向けバー「Café ‘t Mandje
 

 

 

 

 

現地のLGBTQ関連情報誌

オレンジの国から deel 7

おーつき

今日はとうとう気温が37℃まで上がったアムステルダムです。
お店のディスプレイに飾られていたチョコレートを事務所のお土産に買おうとしたら、店員さんに「今日はあまりにも暑いので、チョコレートは売らないようにとオーナーから言われているんです」と止められてしまいました。
 

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アムステルダムには、ミュージアムがたくさんあります。オランダと言えば!なゴッホやフェルメール、レンブラントなどの画家の美術館を巡るもよし、拷問、大麻に、セックスやエロティシズムの博物館などもあります。

アムステルダムの飾り窓地区にある、「売春博物館(Museum of Prostitution)」に行きました。
オランダでは、セックスワークは合法の労働で、セックスワーカーは商工会議所に登録した上で仕事をします。客の平均滞在時間は6分、一番依頼が多い行為はフレンチ・キスで、セックスワーカーの70%には配偶者か長年のパートナーがいる…といったデータや、セックスワークへの思い込み・偏見を打ち破るような展示物が満載の博物館でした。
一方、セックスワーカーには外国人労働者が多く、オランダ人のセックスワーカーより少ない報酬で働いていることや、客からの暴力や人身売買の被害に遭うこともあるといった負の側面も描かれていました。


ちなみに、今回の国際エイズ会議では、欧米の一部の国で買春を処罰の対象にした結果、セックスワークがアングラ化してしまい、セックスワーカーはよりHIV/エイズなどの健康上・安全上のリスクにさらされることになったという研究発表がありました。

オレンジの国から deel 6

おーつき

今回の国際エイズ会議では、2015~17年度の厚生労働科学研究班「地域においてHIV陽性者と薬物使用者を支援する研究」(研究代表者:樽井正義(ぷれいす東京))の一環で実施した生島さんの分担研究「LASH調査」の結果をもとに、トランスジェンダーの性の健康とHIV/エイズに関するポスター発表を行いました。
※ポスターのPDF版はこちら

UNAIDSによると、一般人口の49倍HIVに感染する可能性が高いといわれるなど、HIV/エイズ対策のキー・ポピュレーションと位置づけられ久しいトランスジェンダー。
しかし、トランス女性はMSMのデータの中で同じ扱いにされていたり、トランス男性に至ってはそのMSMのデータにも反映されていなかったりと過小代表されている状態が続いています。LGBTQの間にも根深いトランスフォビアや、性別二元論に当てはまらない人たちに対するスティグマがあることが、今回の会議でも指摘されていました。
世界に先駆け同性カップルの婚姻を認めたオランダでも、意外にもトランスジェンダーの権利についてはいまだ明文化されていません。
 

ぷれいす東京でも徐々にですが、今回ポスター発表を行った調査のような、トランスジェンダーの性の健康に関する取り組みを始めています。
 

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1992年に「エルトン・ジョン・エイズ基金」を設立したイギリスの歌手エルトン・ジョン卿。パートナーのデヴィッド・ファーニッシュ氏と共に会議に参加し、LGBTQに関するセッションのひとつをホストしました。
 

 

 

 

ナチスなどの迫害の犠牲となったLGBTQらを追悼するモニュメント

オレンジの国から deel 5

おーつき

アムステルダムに3ヶ所ある薬物使用ルーム(Drug Consumption Room)のうちのひとつを訪問しました。
オランダでは、マリファナなどのソフトドラッグを、個人が私的に使用することは非刑罰化(「合法化」ではない)されています。
HIV等の感染予防のため、ヘロインなどの静脈注射薬物使用者に清潔な注射針・シリンジを提供するハーム・リダクションを行うことは知られていますが、薬物使用ルームもハーム・リダクションの考え方による取り組みのひとつです。

例えば、マリファナを店で購入し自宅に持ち帰って使用する分には個人使用として刑罰の対象になりませんが、自宅のような私的スペースのないホームレスが道端で使用するとなると、罰せられかねません。
今回訪問した薬物使用ルームは、ホームレスを中心に1日あたり約500人の利用があり、ドリンクを飲んだり、シャワーやランドリー、ソーシャルワーカーへの相談サービスなどを無料で利用できます。単に薬物を使用するだけの場所かと思いきや、ソーシャルネットワーキングや自立の機会を提供することに重きを置いていて、路上で孤立するホームレスが薬物使用ルームの利用をきっかけに他の薬物使用者やスタッフら支援者とのつながりを作れるように配慮されています。
カナダのブルース・K・アレクサンダー博士の「ラットパーク」の研究にあるように、人が薬物を使用してしまうのは、快楽や薬物の依存性のせいではなく、孤独やストレスなどの苦痛から逃れるためである、という根拠に基づくものです。これまでに、薬物使用ルームの利用を経て自立し、ホームレス状態を抜け出し、薬物も使用しなくなったという人を多く送り出したそうです。

なお、この薬物使用ルームはルールに同意して利用登録をした薬物使用者のみが利用でき、そのルールは(誰でも守れるよう)「1. 安全、2. 衛生的、3. ストレスのない状態」に努めることの3つのみ。

アムステルダムでは元々薬物使用者全体の30~40%がHIV陽性であったのが、注射針・シリンジ交換プログラム導入後に12%に、1998年に最初の薬物使用ルームができてからは4%にまで下がったとのこと。また、薬物使用ルームでは路上とは違い、オーバードースなどが起こっても誰かがすぐに応急処置や救急搬送等をできるので、薬物関連死も激減したそうです。

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ソフトドラッグは街中にある「コーヒーショップ」などで販売されています(ただコーヒーを飲むだけの普通の喫茶店であれば、「カフェ」)。