ぷれいすコラム

「ぷれいすコラム」をオープンしました。ぷれいす東京NEWS(2017年2月号〜)とぷれいす東京NEWSLETTER(No.89:2016年5月号〜No.37:2003年1月号)の巻頭言の記事を、最新号から順次掲載していきます。

With/Afterコロナ時代のエイズ対策における保健所の役割

大木 幸子 杏林大学

ぷれいすコラム2021年06月2020年初頭からはじまったCOVID-19のパンデミックをうけ、保健所の職員による感染症対策が注目されるようになった。しかし、保健所はこの1年以上をCOVID-19対策に忙殺され、通常業務を圧迫することとなっている。このようなCOVID-19対策の背景で起こっている次の2点から、with/afterコロナ時代のエイズ対策についての保健所の役割を考えたい。1点目は、保健所のCOVID-19対策の増大に伴うエイズ対策の圧縮の問題であり、2点目はCOVID-19対策を通して見えた感染症対策における人権の課題である。 » 続きを読む

新型コロナウイルスに感染した経験から

生島 嗣 認定NPO法人ぷれいす東京 代表

今回は、私が新型コロナウイルスに感染した経験からコラムを書かせていただく。

2020年12月1日夜間、オンライン学習会の最中に発熱の予感があった。帰宅して検温すると37.6℃くらい。なんとなく嫌な予感。念のため、24時間運営されている東京都発熱相談センターに電話すると、自宅から徒歩でいける、発熱外来がある医療機関を2箇所ほど教えてくれた。
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「くすり」と今年のエイズ学会

桒原 健 一般社団法人 日本病院薬剤師会 専務理事/第34回日本エイズ学会学術集会・総会 会長

ぷれいすコラム「くすり」とA今年のエイズ学会

薬と治療

おそらく、古来より人は、ある食べ物を食べて、下痢をしたとか、吐き戻してしまったことなどを経験しながら、食べられる物を取捨選択してきたのではないかと思います。これは薬にも言えることで、草や木など身近にあるものを使い、その経験からどんな病気に効くのかを体系的に整理して、薬として用いてきました。 » 続きを読む

新型コロナとエイズ:似ているところと違う所

高田 昇 おだ内科クリニック(広島市)

ぷれいすコラム「新型コロナとエイズ:似ているところと違う所」★ 新型コロナと私の生活
 定年退職後の再雇用も終わり、非常勤医師として健診医そしてクリニックでのHIVの外来診療をしています。そこに降って沸いた新型コロナ。「何じゃこれは? これからみんなどうなるんだ?」と驚きました。特に無症状の人からの感染がかなりありそうとわかったときは「まずいなぁ」でした。新しい病気です。HIV感染者の診療をしている医療者として勉強しないわけにはいきません。2月以来、英文医学雑誌のネット版を中心に勉強生活がスタートしました。 » 続きを読む

今こそ!“Living Together” ~STAY SAFE のためのストレス・マネジメント~

野坂 祐子 大学教員/臨床心理士

ぷれいすコラム「今こそ!Living Together」新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が、日常生活に影響するようになって2ヵ月余り。いや、もう3ヵ月以上に及ぶという人もいるだろう。そう、感染症は「みんな」の危機でありながら、その困難さは「それぞれ」異なる。時間が経つにつれ、さまざまな格差が生まれ(あるいは元々あった不均衡が目立つようになり)、人々のニーズもバラバラになっていく。ウイルスの恐怖や不安より、社会への不信や不満がどんどん大きくなっているのが現状だ。 » 続きを読む

恐怖と不安の流行にどう対応するか

宮田 一雄 ジャーナリスト

ぷれいすコラム「恐怖と不安の流行にどう対応するか」新型コロナウイルス感染症COVID-2019の流行が世界に広がっている。日本でも首相が大規模イベントの自粛や全国の小中高校の一斉休校を要請し、「あくまでも要請です」と言われても、けっこうその呼びかけが効いている。個人的な感想を言えば、ウイルスそのものより、恐怖と不安による社会の動揺の方が影響は大きいようにも思う。

あくまで報道などによる情報だが、これまでの推計では新型コロナウイルスに感染した人の8割は軽症か無症状で、重症化するのは2割程度、しかも多くは回復し、亡くなる人の割合は低い。 » 続きを読む

新宿の街から見えてくる日本の姿~私たちの社会はダイバーシティに向かっているのか?

沢田 貴志 港町診療所/医師) 聞き手:生島 嗣(ぷれいす東京


生島:ぷれいす東京の事務所がある高田馬場の風景も、ここ数年でだいぶ変わってきました。日本人学校の生徒が増えている印象ですが、沢田さんはこれら学校の生徒たちとの関わりはありますか。

沢田:私も新宿周辺で長く暮らし、働く外国人の多さを実感しています。街を歩くと、若い人は外国人の方が多いことも。コンビニやお店では、外国人のスタッフ抜きではやっていけない状況になっていますよね。
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おかしいことに「おかしい」と声を上げる大切さ

山下 敏雅 永野・山下法律事務所/弁護士

ぷれいすコラム おかしいことに「おかしい」と声をあげる大切さ
今年の活動報告会でのトークコーナー「声をあげる陽性者たち」では、裁判の当事者の3人の陽性者のお話がありました。日本人同性パートナーと20年以上暮らし、訴訟で在留特別許可を得た台湾籍のGさん。結婚の自由をすべての人に訴訟(同性婚訴訟)の原告の一人の佐藤さん。そして、ラッシュ所持で起訴され、規制自体が不当と無罪を争うヒデさんです。 » 続きを読む

「声をあげる陽性者たち」の企画に寄せて

生島 嗣 特定非営利活動法人ぷれいす東京 代表

ぷれいすコラム「声をあげる陽性者たち」に寄せて
今回、ぷれいす東京の活動報告会で、3人のHIV陽性者に裁判を通して、何を変えようとしているのかを語ってもらう。このような開かれた場でトークに参加することは、とてもハードルが高い。そして、そもそも裁判をおこすとなると、とても勇気がいることだ。また、刑事事件で起訴された場合、多くの人は、なるべく現実的な対応をして、早く裁判を終わらせたいと考えるのではないだろうか。 » 続きを読む

女性用のピルとPrEP

池上 千寿子 ぷれいす東京理事)(聞き手:生島 嗣

ぷれいす東京コラム「女性用ピルとPrEP」今年7月に開催されたakta活動報告会のシンポジウムで、池上理事が「ピルとPrEP」のことについて言った一言「気をつけよう、甘い言葉で売られるおクスリ」が、どういう意味だったのか真意を知りたい!とインタビューの企画が持ち上がり、今回のコラムになりました。
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