スタッフ日記 “おーつき”

ウマー

おーつき

Cake午年に湧く(?)高田馬場より、ぷれいす東京が直近に予定している3つのイベントのお知らせです。

 

第3回HIV陽性者(免疫機能障害者)のための就職支援セミナー(ネスト・プログラム)

1月22日(水)開催。複数の企業による、求人などHIV陽性者の雇用に関する情報提供が予定されています。※HIV陽性者限定のイベントです(事前申し込みと利用登録が必要です)。

第2回HIVと性の教育セミナー(協賛:日本性教育協会)

2月11日(火・祝)開催。どなたでも参加いただけます(事前申し込み要)。来場者には、ぷれいす東京の新冊子「Sexual Health Book 2」(近日頒布開始)等を差し上げます。

HIV陽性者による第27回日本エイズ学会参加報告会(主催:HIV陽性者参加支援スカラシップ委員会)

2月16日(日)開催。どなたでも参加いただけます(事前申し込み不要)。日本エイズ学会にスカラシップを利用して参加したHIV陽性者の生の声をお届けします。

 

いずれも毎回好評をいただき、継続開催しているイベントです。よろしければご来場ください!

バンコク記(5)

おーつき

Zeroバンコクからサワッディーカ。
今回のICAAPは日本エイズ学会と会期が重なってしまったので、日本からの参加者が少ないかとも思われましたが、国際系を始め重要なセッションで活躍する日本人の姿が多く見られました。会期中には、日本では逆になかなか会えない日本のHIV/エイズ関係者の交流会も。

会議ではKey Affected Populations(KAP)のプログラムが数多くありました。が、各層の政治的主張は聞こえてくるのですが、KAPがKAPたる所以であるHIVの“H”の字も出てこない演題もあるくらいで、HIV陽性者やその周囲の人のメリットが非常に見えにくくなっていたことに憂慮を禁じ得ません。

そんなこんなで、80以上の国と地域からおよそ4,000人が参加したICAAPは、22日に閉幕しました。次回は2015年に、バングラディシュで開催される予定です。

 

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TheNation会議の舞台となったクイーン・シリキット国際会議場が、ICAAP開催に際しカフェテリアの食器を全て使い捨てのプラスティック容器に変更したことにタイのHIV陽性者団体が抗議している件が、話題となっています(会議場の運営会社側は、従来の食器の数が不足していたためと説明)。

バンコク記(4)

おーつき

RainbowSkyAssociationバンコクからサワッディーカ。
LGBT向けのドロップイン・センターや、MSMとトランスジェンダー向けの診療所などを運営する現地の団体、Rainbow Sky Association of Thailandを訪問してきました。世界基金とタイ政府から提供されたリソースにより、タイ全土で40名を超えるフルタイム・スタッフが計9ヵ所の施設の運営に携わっているそうです。

バンコクでは、推計で男性人口の3パーセントほどであるMSM・トランスジェンダー(MTF)が、新規HIV感染全体の4割を占めるとのこと。

バンコクのLGBT向けドロップイン・センターは、ゲイなどに人気のショッピング・エリアの地下鉄の駅の出口の隣にありました。ピア・エデュケーションによる性の健康のプロモーションに力点を置き、イベントを開催したり、ハッテン場やバー、マッサージ・スパなどの他、大学や公園でアウトリーチを実施したり。

Condom政府の提供でバーなど、MSMの集まるスポットほぼ全てに置いてあるというコンドーム・ディスペンサーは、コンドームをサイズ別に陳列

 

 

 

HCT一方、MSM・トランスジェンダー向け診療所の方は、“コミュニティ・クリニック”という位置づけで、ゲイが多く住む郊外の住宅地にビルを構えていました。日中は働いている人が多いので夜中まで開いていて、匿名で診察券やカルテが作れる上、年2回までは無料でHIVと梅毒の検査が受けられます(確認検査まで診療所内で実施)。検査から治療までワンストップで行えますが、ここでもピア・サポートを重要視していて、HIV陽性告知を受けた人へのポスト・カウンセリングは、トレーニングを受けた陽性者が担当するのだそうです。

なお、タイでは多くの企業が従業員の採用時にHIV検査を実施し、陽性だったら不採用とする慣習があるとか。これらHIVの差別的処遇に対し、タイ王女の働きかけで、検査をやめた企業に助成金を出すなどの取り組みが行われているそうです。

DesireAttitude待合室にはゲイ雑誌

 

 

 

 

 

 

11月20日は、Transgender Day of Remembrance(ヘイト・クライムの犠牲となったトランスジェンダーを偲んでつくられた国際的な記念日)でした。

タイは“ニューハーフ”文化や、性別適合手術のツアーなどのイメージも強いところですが、ライセンスを持っていて合法的に性別適合手術を実施できる医療機関はわずかで(政府も、どの医療機関にライセンスを与えているかは公表していないとか)、費用も高額。Rainbow Sky Associationには、合法ではない手術で医療事故などの被害にあったトランスジェンダーからの相談も多く寄せられているのだそうです。

また、形成された膣を診ようとしない感染症科の医師など、トランスジェンダーに対する医療の現場でのスティグマも指摘されています。

Hormonesトランスジェンダーに対しては、ホルモン療法など、性別移行に関する詳しい医療情報も提供

バンコク記(3)

おーつき

バンコクからサワッディーカ。
今回のICAAPのテーマは「Asia/Pacific Reaching Triple Zero: Investing Innovation」(ここでいう“Triple Zero”は、国際連合エイズ合同計画(UNAIDS)が戦略として掲げている「新規感染ゼロ、エイズ関連の死亡ゼロ、差別ゼロ」のヴィジョンを指します)。

EPoster
ぷれいす東京のスタッフらが関わる「地域においてHIV陽性者のメンタルヘルスを支援する研究」では、昨年度に実施した「地域相談機関におけるHIV陽性者、薬物使用者へのサービス提供に関する調査」の結果をもとに、演題発表を行いました。2009年に続き、地域で生活するHIV陽性者が様々な支援サービスを利用することをふまえ、東京都と大阪府にある行政の相談窓口を対象にHIV陽性者および薬物使用者への対応状況などについて訊ねたアンケート調査の結果をまとめたものです(くわしくは、研究班の報告書をご覧ください)。

会議では、医療機関を始めとする、HIV/エイズの支援の現場に残るスティグマについてその現状を明らかにし、低減させていくための様々なアプローチに関するセッションが複数ありました。逆に、HIV陽性者側に支援現場での差別的扱いに気づくようなスキルを身につけさせるトレーニングを行うという、興味深い取り組みも紹介されました。
また、ICAAPで初めてメンタルヘルスに焦点を当てたセッションも、アジア太平洋地域エイズ学会(ASAP)の主催で行われました。

SexIgnorance性に関するスティグマも見過ごせない課題

 

 

 

 

 

 

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バンコクを訪れる人、そして住民を悩ませる交通渋滞。インラック政権による自家用車購入支援のばらまき政策で、車を所有する人が激増した結果との話。Traffic

バンコク記(2)

おーつき

Vaginaバンコクからサワッディーカ。
会議場には、企業の機器展示など以外にも、HIV/エイズ関連の団体によるAsia and the Pacific Villageというエキシビジョンのエリアもあります(日本からも出展がありました)。シンポジウムやワークショップのほか、ライヴ演奏があったり、ヨガや祈り、セラピーのプログラムなどもあり、とても賑やかな空間でした。

Lesbianレズビアンのフォーラムも開催

 

 

 

 

 

Women女性とHIV/エイズに関する展示のエリアは女性器を模したオブジェが入口で、「Enter the Vagina」「Touch the Clitoris」とアピール

 

 

 

また、今回は、Community Booth and Market Placeとして、展示ブースの他に、地域のHIV陽性者がつくった工芸品などの販売も目立っていました。Marketplace

バンコク記(1)

おーつき

バンコクからサワッディーカ。
昨夜より、第11回アジア・太平洋地域エイズ国際会議(ICAAP)に参加するためタイに来ています。
今日19日(火)は、コミュニティ・フォーラムのジョイント・セッションや、本会議のオープニング・セレモニーが開催されました。

今回も国際会議恒例(?)のデモンストレーションが既に大小さまざまにあった中、あるコミュニティのグループの人たちが、別のコミュニティ・グループのアクティヴィストに対して怒りをぶつけていた場面がありました。
今朝参加したコミュニティ・フォーラムのセッションでいみじくも指摘されていたのが、HIV/エイズに向けられるリソースの不足が、本来連帯すべきコミュニティ内で競争や軋轢を生んでいるという点。世界的にエイズ対策の予算が減少し久しい今、コミュニティの力も試される、転換期にきているのかもしれません。

CommunityForumコミュニティ・フォーラムから発表する共同声明を、優に100人を超える参加者でああだこうだ言いながら作成する作業。大変!

 

 

 

 

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Cabbages&Condoms日本のテレビ番組などにも取り上げられるレストラン、Cabbages & Condoms。ミスター・コンドームと呼ばれるオーナーのミーチャイ元副首相は、本日のセレモニーにも登壇しました。

 

Reception歓迎レセプションはなんと屋台ごはん♡

調査協力のお願い&高田馬場七不思議

おーつき

ぷれいす東京のスタッフらが関わる「地域においてHIV陽性者等のメンタルヘルスを支援する研究」では、今年度、HIV陽性者の社会生活に関する調査を企画し、協力病院で調査紙を配布しています。通院先で調査紙をお受け取りになった方で、まだご回答いただいていない場合は、よろしければご協力をお願いいたします(くわしくはこちら)。

このHIV陽性者の社会生活に関する全国調査は、2003年より5年おきに実施されていて、その結果はHIV陽性者の就労や生活支援、一般の啓発など色々なところで引用されたり、活用されています。過去2回の調査結果の報告書や冊子などは、「地域におけるHIV陽性者等支援のためのウェブサイト」からダウンロード・閲覧ができますので、ぜひご覧ください。

2003年:HIV感染者の療養生活と就労に関する調査(PDF)

2008年:HIV陽性者の生活と社会参加に関する調査(PDF)

 

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Dancer最近、事務所の程近くにあるお店で、「ダンサー割」なるものがあるのを発見。実際にその場で踊って証明すればいいのでしょうか。そして、仮に踊ってみて下手っぴだったとしても、ダンサーだと認定してもらえるのでしょうか。もしお試しになった方がいましたら、ぷれいす東京事務所(担当:おーつき)までお知らせください!

元気ですか!

おーつき

同じくごぶさたしていました。おーつきです。
ぷれいす東京事務所およびネスト・プログラムは、本日より夏休みをいただいています。ポジティブラインぷれいす東京HIV/エイズ電話相談は通常営業をしていますので、ご利用ください。

またこの時期の恒例ですが、ぷれいす東京がはばたき福祉事業団、日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス、エイズ予防財団と共同運営するHIV陽性者参加支援スカラシップ委員会では、今年11月に開催される27回日本エイズ学会学術集会に、より多くのHIV陽性者が参加できるよう、学会参加登録料と旅費の一部を補助するスカラシップへの応募を呼びかけています。
以下のリンク先をご覧の上、ぜひ情報の拡散等々にご協力ください。

  • HIV陽性者参加支援スカラシップ」とは

ぷれいす東京理事の池上千寿子が会長を務めた2006年の第20回日本エイズ学会学術集会で設立されたスカラシップの概要や、これまでの実績、参加者によって書かれたレポートなどを紹介しています。
http://www.ptokyo.org/scholarship/aboutscholarship.html

  • HIV陽性者参加支援スカラシップ」募集のお知らせ(HIV陽性者向け)

医療や薬、社会的支援などのHIV/エイズの最新の調査研究に触れたり、HIV/エイズ関連領域に関わるさまざまな人たちと交流したりする機会となる学術集会に参加するために、このスカラシップを活用してください。応募受付〆切は9月30日()です
http://www.ptokyo.org/scholarship/scholarship2013.html

  • HIV陽性者参加支援スカラシップ」へのご支援をお考えの方へ

HIV陽性当事者団体・支援団体によって独立した資金から運営する「HIV陽性者参加支援スカラシップ委員会」では、企業・団体・個人を問わず多くの皆様からのご寄付を受け付けています。
日本エイズ学会への当事者参加を促進するため、ご支援のほど、どうかよろしくお願いいたします。
http://www.ptokyo.org/scholarship/supportscholarship.html

先日思うところあって何気なく過去のスカラシップ報告書を手にとったら、時間を忘れて全7冊読みふけってしまいました。夏休みの読書感想文の宿題が終わっていないという方、よろしければ題材にどうぞ。

ひなまつり

おーつき

Wedding2Wedding1お友だちのレズビアン・カップルの結婚パーティーに出席してきました。新婦さんが2人いたことと、招待客にレインボー・グッズを身にまとった人がちらほらといたことのほかは、男女カップルの結婚式と同じくらい愛と祝福に満ち溢れたすてきな会でした。

末永くお幸せに~。

8年目も…

おーつき

2006-122月3日(日)に開催された「HIV陽性者による第26回日本エイズ学会参加報告会」は、HIV関連のイベントに来るのも全く初めてという方から、毎年必ず参加してくれる常連の方まで多数の方々にご来場いただき、おかげさまで満員御礼となりました。どうもありがとうございました。

スカラシップを利用して学会に参加した3名のHIV陽性者のそれぞれの視点や経験からの語りと、来場者から寄せられる質問などの化学反応がとても心地のいい会でした。他の地域から来た参加者と交流することだったり、通院先で自分を担当している医療者の発表を見ることだったり、その他にも「つなぐ つづける ささえあう」場であった学会に、スカラシップもその機能を果たしていたことを、うれしく思います。

協賛、助成くださった企業・団体をはじめ、今年度もさまざま形でスカラシップの運営を支援してくださったみなさまにあらためて感謝するとともに、次年度もまた多くのHIV陽性者にスカラシップを利用してもらえるよう、プログラムを維持拡充できればと思います。

なお、報告会当日の会場でお配りした報告書ですが、PDF版がWebで閲覧・ダウンロードできますので、報告会の復習(?)にどうぞ。

第26回日本エイズ学会学術集会・総会
HIV陽性者参加支援スカラシップ 報告書(PDF/約1.3MB)