スタッフ日記

バンコク記(5)

Zeroバンコクからサワッディーカ。
今回のICAAPは日本エイズ学会と会期が重なってしまったので、日本からの参加者が少ないかとも思われましたが、国際系を始め重要なセッションで活躍する日本人の姿が多く見られました。会期中には、日本では逆になかなか会えない日本のHIV/エイズ関係者の交流会も。

会議ではKey Affected Populations(KAP)のプログラムが数多くありました。が、各層の政治的主張は聞こえてくるのですが、KAPがKAPたる所以であるHIVの“H”の字も出てこない演題もあるくらいで、HIV陽性者やその周囲の人のメリットが非常に見えにくくなっていたことに憂慮を禁じ得ません。

そんなこんなで、80以上の国と地域からおよそ4,000人が参加したICAAPは、22日に閉幕しました。次回は2015年に、バングラディシュで開催される予定です。

 

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TheNation会議の舞台となったクイーン・シリキット国際会議場が、ICAAP開催に際しカフェテリアの食器を全て使い捨てのプラスティック容器に変更したことにタイのHIV陽性者団体が抗議している件が、話題となっています(会議場の運営会社側は、従来の食器の数が不足していたためと説明)。

おーつき

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