スタッフ日記

バンコク記(3)

バンコクからサワッディーカ。
今回のICAAPのテーマは「Asia/Pacific Reaching Triple Zero: Investing Innovation」(ここでいう“Triple Zero”は、国際連合エイズ合同計画(UNAIDS)が戦略として掲げている「新規感染ゼロ、エイズ関連の死亡ゼロ、差別ゼロ」のヴィジョンを指します)。

EPoster
ぷれいす東京のスタッフらが関わる「地域においてHIV陽性者のメンタルヘルスを支援する研究」では、昨年度に実施した「地域相談機関におけるHIV陽性者、薬物使用者へのサービス提供に関する調査」の結果をもとに、演題発表を行いました。2009年に続き、地域で生活するHIV陽性者が様々な支援サービスを利用することをふまえ、東京都と大阪府にある行政の相談窓口を対象にHIV陽性者および薬物使用者への対応状況などについて訊ねたアンケート調査の結果をまとめたものです(くわしくは、研究班の報告書をご覧ください)。

会議では、医療機関を始めとする、HIV/エイズの支援の現場に残るスティグマについてその現状を明らかにし、低減させていくための様々なアプローチに関するセッションが複数ありました。逆に、HIV陽性者側に支援現場での差別的扱いに気づくようなスキルを身につけさせるトレーニングを行うという、興味深い取り組みも紹介されました。
また、ICAAPで初めてメンタルヘルスに焦点を当てたセッションも、アジア太平洋地域エイズ学会(ASAP)の主催で行われました。

SexIgnorance性に関するスティグマも見過ごせない課題

 

 

 

 

 

 

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バンコクを訪れる人、そして住民を悩ませる交通渋滞。インラック政権による自家用車購入支援のばらまき政策で、車を所有する人が激増した結果との話。Traffic

おーつき

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