スタッフ日記 “かとう”

公開しました。

かとう

早いもので、TOKYO AIDS WEEKS 2024の開催から4ヶ月が経とうとしています。

たくさんのイベントの中でハイライトとも言うべき「TOKYO AIDS WEEKS CHOIR」の合唱ミニコンサートの動画が公開されました。
学会参加者に向けたステージと、一般市民向けのステージ、そしてリハーサルの様子もアップしています。
よろしければぜひご覧ください。

TOKTO AIDS WEEKS 2024 Webサイト

同じページに、参加者の中から数人の方に書いて頂いた感想文も掲載しています。
今回の参加に対する熱い想いが伝わるのではないかと思います。

せっかく5年振りに再開できたのだし、2025年も開催に向けて動いて行きたいと思っています。
乞うご期待。

追伸:急に夏日が続いたり寒の戻りがあったりで、桜もさぞ驚いていることでしょう。
本日開催予定だったぷれいす東京のお花見は雨のため残念ながら中止となってしまいましたが、みなさまどうぞ良い春をお過ごしください。

ときどき通信/VOL.6配信予告。

かとう

ネスト・プログラムから発信している動画シリーズ「ときどき通信」。
しばらく配信がありませんでしたが、明日久し振りに行います。
コーディネーターの2人が緩くお届けする予定です。
お時間が合う方は是非ライブで。
その後にアーカイブも公開します。
どうぞお楽しみに!

ときどき通信/VOL.6
3月18日(火)11:00頃から配信予定
・第22回就職支援セミナーのご案内
・お花見のご案内
・第30回専門家と話そう「弁護士と話そう(5)」の開催報告 など

暑中お見舞い申し上げます。

かとう

毎日暑い日が続いています。
この感じは既に熱帯並みですよね。
8/8の立秋を過ぎると「残暑見舞い」になるようですが、ギリギリ暑中お見舞い申し上げます。

さて、半年振りとなりましたが、ネスト・プログラムがお送りする動画配信「ときどき通信」の第5弾を配信しました。

今回のトピックは3つ。
まずは、5月から展開中の京都のアパレルブランド「JAMMIN」とのコラボによる、チャリティアイテムについての紹介。
そして8/29に開催の第21回就職支援セミナー。
最後は毎年恒例新規ボランティア募集について。

ネスト・プログラム・コーディネーターの2人でお届けしています。
いつもとは別のベランダが見える部屋での撮影。
カメラのトラブルがあってバタバタした結果、台本なしの一発撮りでした。
どうぞ見てやってください。

冷房の適切な使用や適度な水分補給など、熱中症対策をお忘れなく。

JAMMIN。

かとう

京都のアパレルブランド「JAMMIN(ジャミン)」とのコラボによるチャリティアイテムの販売をしています。
既に「買いました!」というお声も多く聞きます。
Tシャツやパーカー、トートバッグなどたくさんにアイテムに、オリジナルのロゴ「WE’RE ALREADY LIVING TOGETHER」が入っています。
このロゴ、「LIVING」と「LOVING」が掛け合わされているんです。

最初2018年に販売したのですが、今回ぷれいす東京30周年に合わせて再販してもらっています。
当時スタッフが着用して撮った写真がこちら↓

みんな6年分若いですね(笑)。

そして今回のアイテム着用の画像も続々と届いています。

前回はなかったポロシャツやポケットTシャツ、コーチジャケットなど、新しいアイテムもあります。
さらに一部は特別価格ということでかなりプライスダウンされています。
ご購入頂くと売上の一部がぷれいす東京に寄付されます。
可愛い商品揃いなので、ぜひページをご覧ください。

人気のアイテムでは売り切れが出始めています。
基本的に在庫がある分だけとのことですので、欲しいアイテムがある方はお早めのご購入をお勧めします。

そしてご購入された方にはぷれいす東京のオリジナル缶バッジをプレゼントしています。
「Living Together」と「U=U」のメッセージが入ったとても可愛いバッジです。

9月末までの期間限定復刻販売です。
ご購入、宜しくお願い致します。

平田豊さん。

かとう

劇団フライングステージのお芝居『こころ、心、ココロ』を観に行って来ました。

100年と少しの日本のゲイたちの物語。
1914年から1970年までを第一部、1970年から2023年までを第二部として、それぞれいくつかのエピソードをオムニバス形式で上演する舞台です。
私は第二部を先に、そしてその日のうちに第一部を鑑賞しました。

会場は高円寺にある座・高円寺
とても綺麗で立派な劇場です。

第二部の方では、私自身がリアルタイムで見聞きしたり実際に経験したお話がいくつもありました。
府中青年の家裁判は傍聴に行ったし、2010年の札幌のゲイパレードも歩きました。
新木場の事件の時は、直後に現場に手を合わせに行ったりもしました。

そして平田豊さんが登場しました。
ご存知の方も多いと思いますが、彼は日本で初めて性感染のHIV陽性者として世間に名乗り出た方です。
1994年5月に亡くなってしまいましたが、その前年に蔵王の温泉旅行に参加されていました。
私もその旅行でご一緒していたのです。

前の年の1992年、仙台で全国のゲイサークルの交流合宿が開催されました。
南定四郎さんを講師にお招きして、勉強会を行なったのです。
当時東北に住んでいた私は、この交流合宿で知り合った東北地方に暮らす何人かの仲間と一緒に、東北地方初のゲイサークルを立ち上げました。
翌年、誕生のきっかけを作ってくれた全国のサークルのみなさんへの恩返しの意味も込めて、東北のサークルが幹事となって旅行を企画したのでした。
それが蔵王の温泉旅行という訳です。

平田さんはこの時既に体調が優れず、車椅子を使っていました。
HIV陽性者の方と会うのは初めてではありませんでしたが、具合の悪い彼にどう接して良いのか正直分かりませんでした。
でも、周りのみんなと一緒に楽しんでいる様子を見ることができました。
平田さんに近い方々に伺うと、結構いい加減で適当な人だったそうですが、人間的に魅力に溢れた方でもあったそうです。

そんな平田さんが舞台の上で蘇りました。
役者さんの口を借りて、今彼が言いたいことを言っているように思いました。
あの頃まだ少し遠いと感じていたHIVが、今はこんなにも身近なものになっています。
もう少し生きる時間がずれていたら、私はもっと平田さんと話せたのかも知れません。

昨年京都で開催された日本エイズ学会に、メモリアルキルトのブースが出ていました。
その中に平田豊さんのキルトもあったのです。
その時にちょうど30年前の出会いのことを思い出し、そして今回のお芝居でさらの多くの感情を呼び起こさせてもらいました。

『こころ、心、ココロ』は明日3/10(日)が千秋楽となります。
ご興味のある方はぜひ劇場へ。

カールお兄さん。

かとう

Plus Life Mediaのエグゼクティブプロデューサーであるカール・J・シュミッドさんがぷれいす東京にいらっしゃいました。
ちょうど1年前頃に初めて来所されて以来の再会。

カールさんはアメリカのABCネットワークで活躍されていた方で、アカデミー賞やグラミー賞のレッドカーペットのリポートなども担当していたそうです。
ご自身のHIVを社会に公表し、現在はHIVの啓発活動などを行なっています。
以前ぷれいす東京のイベントにも出演頂いたブルース・リッチマンさんとも親交があり、U=Uについてはリッチマンさんから教えてもらったとのこと。

せっかくの機会なので、日本のHIV陽性者を代表して私かとうが彼にインタビューをさせて頂きました。
彼自身のライフヒストリーや、活動についてなどを伺いました。
その模様は後日動画公開しますのでお楽しみに。

世界エイズデー。

かとう

今日12/1は世界エイズデーです。
HIV/エイズについて思いを馳せる日ですね。

そんな1日の始まりの時間に、かとうがラジオ番組に出演しました。
J-WAVE「~JK RADIO~TOKYO UNITED」という番組の中の「KIDZANIA TOKYO EYES ON THE FUTURE」というコーナー。
子どもたちが生きる未来を豊かにする取り組みを紹介するというコンセプトです。

前日に電話で取材を受けて、30分程度話しました。
それを編集したものが今朝放送されたのですが、放送時間はわずか5分。
とても上手く編集して頂き、ナビゲーターのジョン・カビラ氏の美声も相まってとてもまとまりの良いものになっていました。

ラジオ出演はかなり久し振りのこと。
声だけで思いを伝えるのは難しい部分もありますが、寧ろストレートに届けることもできる気がします。

放送後も明日までウェブサイトから聴くことができます。
https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/ 
12月02日 12:33まで聴取可能

よろしければ聴いてみてください。
でも自分で自分の声を聴くのはやっぱり苦手です…。

そうそう、TOKYO AIDS WEEKSも絶賛開催中です。
12月もイベントが目白押し。
チェックしてみてくださいね。
https://aidsweeks.tokyo/

ときどき通信。

かとう

YouTubeのぷれいす東京チャンネルで、新しい動画シリーズがスタートしていること、ご存知ですか?
ネスト・プログラムのコーディネーターの2人がお届けする「ときどき通信」がそれです。

第1回は「ネスト・プログラムってなに?」というテーマで、ゲストには「なんでも話せる相談」担当の高田良実さんをお迎えしています。

先日撮影し立ての第2回は、11/10開催の「感染症の専門家と話そう」のご紹介動画です。

この「ときどき通信」というタイトル、実はパクりなんです。
札幌の2人組のデュオ「ときどき通信」と全く同じネーミング。
たまたまと言えばたまたまなんですけど。
どちらも私の友人なので、笑って許してくれるかなと思っています。

動画、ぜひ見てくださいね!
そしてプログラムへもぜひお申し込みを。

ハイブリッド。

かとう

世界中に新型コロナが広がって早3年余り。
ネスト・プログラムにも大きな影響がありました。

ほとんどのプログラムでオンライン化を行い、今現在もオンライン開催が中心となっています。
今まで遠方にお住まいでなかなか参加できなかった方…遠くは海外からのご参加もあったりします。
オンラインで開催できることの大きなメリットです。

一方でオンラインが苦手だったり、参加する環境が無かったりして、プログラムから離れてしまった方がいるのも事実。
対面で参加して直接みんなと会いたい!という声も少なからず聞こえて来ます。

ネスト・プログラムでは、リアルとオンラインの両方を活かした「ハイブリッド」開催を目指しています。
いくつかのプログラムでは既にハイブリッド化を進めています。
多目的室の机や椅子を交換し、不要な棚などを撤去してより広く使えるようになりました。
パーティションも新たに購入して、より安全にリアル開催ができるように準備を進めています。

このような取り組みをもっと全国のみなさんに知ってもらいたい…そう考えて、新しいパンフレットを作成中です。
そのパンフレットに掲載する写真を先日ボランティアのみなさんに協力頂いて撮影しました。

 

デザイナーの新藤さんにもお越し頂いて、プロカメラマンの長谷さんに撮って頂きました。
ハイブリッド開催の雰囲気が伝わると良いな、と思っています。

対面で参加する人もオンラインで参加する人も、プライバシーや感染対策に配慮しつつ、みんなが心地良く参加してもらえるようにして行きたいと思います。
みなさんにもご協力頂けると嬉しいです。

RENT。

かとう

1996年に誕生したミュージカル『RENT』。
映画も制作されましたし、ご覧になったことがある方も多いと思います。
その来日公演である『RENT』 25th ANNIVERSARY FAREWELL TOURが開催中です。

これまでも日本人キャストによる公演は何度か観ていますし、もちろん映画版も観ました。
でも来日公演は初体験。しかもオリジナル演出版。
かなり早い時期にチケットを確保して、昨日会場である東急シアターオーブに出掛けて来ました。

席は2階最前列のど真ん中。
目の前を遮るものが何もない良席です。
コロナ禍以降こうしたステージやイベントに参加する機会も減ってしまっていましたが、広い会場はほぼ満席状態。
流石に人気のプログラムです。

良く知っているストーリーなのに、観る度に新しい発見があります。
キャストの力量も素晴らしく、歌声だけでも感涙しました。
愛と友情、喜劇と悲劇。
様々な人間模様が描かれていますが、どれも何処かに共感できる普遍的なものだと感じます。

90年代の、まだHIV/エイズが死の病だった頃の物語。
劇中「AZT」という最初の抗HIV薬が登場します。
作品の中ではこれが唯一の治療薬で、当時は薬剤耐性ができて亡くなる方が多かった時代。
私も感染当初この薬を処方されていました。
ほんの少しずれるだけで、自分があの舞台の主人公になっていたかも知れないのです。
そういう意味でこれは私達みんなの物語だと思います。
アンコールのキャスト全員による『Seasons of Love』は心に染み渡ります。

明日が千秋楽です。
ご興味があって間に合う方はぜひ劇場へ。