スタッフ日記

武道館

さとう

日本武道館といえば、僕が26歳の頃流行った爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」を思い出します。当時この曲の歌詞が切なくて、カラオケで歌っては涙していました。

5/15(水)はユーミンの「Time Machine Tour」で武道館に行きました。45年の軌跡を当時のライブを思わせるセットや衣装で綴られた空間。僕は高校生くらいから聴いていましたので、曲によってはまだHIVに感染する前の自分を思い出すわけです。普段HIVに感染したことを苦はしていませんが、それでもあの時の自分の生き方がどうだったか、もっと早くゲイであることに自信を持てていたら…なんて感じて、熱い涙が溢れることがあります。ユーミン65歳なんですよね。あれだけ歌って踊って、すごい体力です。今回のセットリストは、ユーミンのやさしさに包まれていたように思います。周りを見ても同年代の方々や僕よりも年上の人も多く、その人たちの体力考えて、盛り上がる曲としっとりした曲を交互に並べて、休憩を取れるようにしていたのでは?と思いました。

 

5/19(日)はコブクロのライブで武道館でした。デビュー20周年。つまり僕がHIVに感染してからの曲なのです。ユーミンのライブのようにセンチメンタルなことは起こりませんが、言葉の一つ一つに思いやりややさしさを感じるコブクロ。ファンの年齢層も若いので、ノリノリの場面が多かったような。「SNSに上げていいよ」という撮影タイムもあり、ファンザービスと宣伝をうまく組み合わせているなぁと思いました。「赤い糸」と「時の足音」の歌詞にはいつもグッときてしまいます。

 

 

ところで、5/25(土)の午後は、ぷれいす東京の活動報告会です。今回は僕も後半のトークショーに出演します。結婚の自由をすべての人に訴訟(同性婚訴訟)の原告としてです。僕がどうしてその裁判の原告になろうと思ったのか。そして今何を感じているのかを話そうと思っています。ぜひお越しください。

「2018年度ぷれいす東京活動報告会」

 

 

 

 

サンフランシスコ報告(観光編)。

かとう

サンフランシスコでは、プログラムの合間にちょこちょこ観光も挟まれていました。
有名なスポットばかりを巡る感じでしたが、現地を訪れるのは初めてという参加者も多く充分楽しめました。

滞在2日目、最初の視察先へ向かうバス車中から、市庁舎が見えました。
ちょうどウェディングドレス・タキシードを身に付けたカップルが、写真撮影をしたりしていました。
この市庁舎でハーヴェイ・ミルクは暗殺されたのですね。

午前中の研修の後に向かったのはツイン・ピークス。
市街を一望できる2つの頂上を持つ山です。

 

 

 

 

 

 

 

とても天気が良く、遠くまで綺麗に見渡せました。
ゴールデン・ゲート・ブリッジも見えます。

参加者全員で記念撮影。

午後には、フィッシャーマンズ・ワーフとゴールデン・ゲート・ベイ・クルーズへ。
クルーズ船でサンフランシスコ湾内を周遊するツアーで、多言語対応の無線ガイドが付いていました。
船上はかなり風が強く、ちょっと寒かったです。

 

 


途中刑務所で有名なアルカトラズ島も見えました。

 

 

 

 

 

 

 

同行カメラマンも風と闘いながら撮影。

フィッシャーマンズ・ワーフ内での食事の後、通りの様子にただ通り抜けるだけでも心が踊る気分に。

全員で回る観光はこのような感じでした。
自由時間に街巡りなどもしたので、その様子はまた改めて。

サンフランシスコ報告(現地視察編)。

かとう

4/22から4/28まで、アメリカはサンフランシスコに行って参りました。
TAIWAN LOURDES ASSOCIATION(社團法人台灣露徳協會)からのお誘いで、アジア各国でHIV支援に携わる団体から参加者を募り、現地での取り組みなどを学ぼうという企画。
ツアーの名称は「GETTING TO ZERO」。

参加メンバーは、シンガポール、マレーシア、香港、韓国、中国、台湾からで、総勢25名。
日本からは私1名のみで、航路はなぜか香港経由。
行きは羽田からでしたが、家を出てからホテルに到着するまで29時間ほど掛かりました…。

今回は、現地で経験したプログラムについてざっとご紹介しようと思います。
到着した翌朝、ホテルのロビーに集合し、シャトルバスへ。

 

 

 

 

 

 

 

まずサンフランシスコ公衆衛生局(San Francisco Department of Health)を訪問。

ここでは今回のツアータイトルでもある「GETTING TO ZERO」の取り組みについての発表がありました。

 

 

 

 

サンフランシスコにおける目標は、新規HIV感染者をゼロにする、HIVによる死亡者をゼロにする、HIVに対する差別・偏見をゼロにする、という3本柱とのこと。

具体的には、ホームレスやメンタルヘルス、薬物使用者などへの対策が重要だとのことでした。
やはりPrEPが有効な対処法ということで力を入れているようでした。

 

 

観光と食事を挟んで、午後はstrut(Center of Health & Wellness)へ。

 

 

 

 

 

 

 

HIVや他のSTIの検査、ワクチン接種や一部治療も行なっている施設だそうです。
ガラス張りの外装とレインボーフラッグがとても目立ちます。
ここではSan Francisco AIDS Foundationのスタッフから、現地での取り組みについて伺いました。
全体的に新規感染者数は減少しているようですが、午前中の講義でもあった通りホームレスや薬物使用者への対策やスティグマの問題にはまだまだ注力が必要だそう。

 

 

 

 

 

 

翌日も朝から研修。
この日は徒歩でSan Francisco AIDS Foundationへ向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

ここでGlideという支援活動を行なっている教会組織の説明があった後、2グループに分かれて外へ出ました。

 

実際にホームレスなどのサポートを行なっている教会へ伺いました。
中での撮影は憚られましたが、多くの方々が休んでいました。
さらに移動して、Glideの活動について詳しく伺いました。

 

 

この日の午後は、San Francisco Community Health Centerへ。

ここでは様々なコミュニティへの支援の届け方や、ドラッグユーザーやセックスワーカーへの取り組みなどついてお伺いしました。

 

 

 

 

これにてこの日は終了。

 

翌日が研修プログラム最終日。
午前中はInstituto Familiar de la Razaまで湾岸地区高速鉄道(BART)にて移動。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは主にサンフランシスコ在住のラテン系住人のサポートを行なっているそうです。
Mission Neighborhood Health Centerのスタッフからもレクチャーがありました。

 

 

 

 

 

 

 

ここではいろいろな資材を頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

内装もとても素敵で、最後に全員で記念撮影を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午後の自由時間を挟んで、夕方からは今回のプログラムの総括となる「GETTING TO ZERO」集会が行われました。
ケータリングの食事を取りながら、現地で活動を行なっている方々からスライドを用いた発表がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これにて予定されていた全プログラムが終了。

当然ですが全て英語の発表でしたので、私の英語力では理解できない部分も多くありました。
それでも直接現地を訪れて見聞きしたり体感することは、とても大切だと感じました。

上記以外にもいろいろな経験をして来ましたので、また改めてご報告しようと思います。

Hooray!

おーつき

令和もよろしくお願いします、おーつきです。
10連休が10連休ではなかった人も多かったのではないかと思いますが、ぷれいす東京のスタッフも「東京レインボープライド2019」に参加したりと、イベント続きでした。

* * *

5月2日(木)にはカラフル@はーとと一緒に勉強会「トランスジェンダーとHIV/エイズ」を開催し、36名の方に参加いただきました。ご参加・ご協力をいただいた方、どうもありがとうございました。
ぷれいす東京では、これまでにトランスジェンダーの性の健康をテーマにしたイベントを3回実施し、どうしたら人々の関心(当事者に限らず)を集められるか、どうしたら性について安全に語れる場を作れるかを模索してきました。
性別移行との兼ね合いもあってか、医療の情報や相談先については毎度大きな関心が寄せられます。今回のイベントでも、医療者ゲストの先生方にご協力いただき、たくさんの知見を共有いただきました。それらのニーズと調和する形で、性の健康に関する情報や支援も日頃から提供される仕組みなどを、今回得たつながりを生かしながらまた考えていきたいと思ます。

 

ワークショップでは沢山のアイディアが共有されました!

口頭弁論がいよいよ明日になりました。

さとう

 

いよいよ明日、東京地方裁判所の法廷で、すべての人に結婚の自由を訴訟(同性婚訴訟)の口頭弁論が始まります。提訴でも歴史的な第一歩と言われましたが、これから原告と弁護団が同性婚ができないことでの不備を改善すべく訴えていきます。

僕は僕らしくと思っていますが、法廷に立つのは初めての経験。今はまだ緊張していませんが、明日はどうなることか。ただ背伸びをしても仕方がないので、今感じているすべてを率直に話すだけと思っています。

もちろんゲイとして生きてきて、60になった僕が感じていることも盛り込みましたが、HIVに感染したことでも僕の人生は変化しました。病気なので感染しない方が良いに決まっていますが、そのことで得たものもたくさんあります。そのすべてを出してくるつもりです。心の中でそっと応援してくれたら、嬉しいです。

また報告します。
一応、裁判所から出ている明日の傍聴情報を記しておきます。

お花見ご参加ありがとうございました。

生島

3月30日に開催されたぷれいす東京のお花見ですが、なんと77人の方にご参加いただいたようです。花曇りでうすら寒いなか、ご参加いただきありがとうございました。あちらこちらで、「初めまして」「お久しぶり」という交流の花も多数咲いていました。荷物の準備は前もって始まっていますが、当日の場所取りは、事務所に9時集合して、公園に向かいました。また、11時半くらいから、ボランティアや事務所スタッフが一緒に準備をしました。


そのお花見での1場面。JaNP +の長谷川 博史さん、虹色ダイバーシティの村木 真紀さん、Gさん(外国人同性パートナー在留特別資格訴訟 原告)、佐藤郁夫さん(結婚の自由をすべての人に訴訟(同性婚訴訟)原告)、浅田さん、大槻知子さん、生島で記念撮影をしました。

5月の活動報告会では、二人の原告はスピーカーを務めていただきます。
Gさんに「webに写真をアップしても大丈夫?」と聞くと、大丈夫だとの答え。正式に、法的な滞在資格が認められることで、彼のプライベートの生活も大きく変化しているようです。

春のかおり

さとう

年度末の忙しい時期になりました。

そして明日は「ぷれいす東京のお花見」気温が低そうなので、お越しになる方は防寒対策をしっかりしてきてくださいね。https://ptokyo.org/news/10755

 

お久しぶりの日記更新です。まあ、この間、色々とありまして。2/14に「すべての人に結婚の自由を訴訟(同性婚訴訟)」の原告の一人になり、マスメディア等での報道で、僕の姿をご覧になった方もいらっしゃるかと思います。

原告になろうと思ったのは、勿論、同性でも結婚できることが必要だと感じているからです。LGBTブームと言われて久しいですが、根強く差別偏見が残っていて、誰にも言えずにひっそりと暮らしている人がいるのが事実。僕も若い頃は、苦しい思いを抱えて生きてきましたので、これからの世代の人にはそんな思いをしてもらいたくない。同性婚が認められれば、少しは社会の見方が変わるかなぁと思っています。

もう一つは、HIV/エイズへの差別偏見は、それ以上のものであり、2010年に数人の陽性者が立ち上がって、テレビに出たりしましたが、一般病院での診療拒否、就職や転職での明らかな差別、福祉施設での入所拒否など、まだまだ社会の中での受け入れは進んでいません。もしも原告として、その端々でHIVのことに触れることができたら、HIV/エイズ=死というような古いイメージが少しでも変化してくれるかな。と思ったことです。

裁判の日程が4/15に決まりました。心の中で良いので応援していただけると嬉しいです。

5/25(土)のぷれいす東京活動報告会に裁判を起こしている(一人は裁判の途中で、解決して良い結果となっています)3人の陽性者の原告が、トークをする予定です。僕も話しますので、ご都合が合いましたら、お越しください。https://ptokyo.org/news/10756

画像は、3/24に友人とランチをして、その時に写したものです。ちなみに翌日、還暦となりました。自分では信じられないですが…。

GID学会のご報告 and more…

おーつき

3月23~24日に岡山県で開催された、GID(性同一性障害)学会第21回研究大会・総会に参加してまいりました。2016年の「LASH調査」で得られたトランスジェンダーの性の健康に関するデータをまとめ、昨年初めて参加した同学会で発表した演題が優秀演題賞をいただく栄誉に浴し、今年の学会で再発表させていただく機会をいただいてのものです。
GID学会も日本エイズ学会と同様に、医療従事者ら専門家ばかりではなく、トランスジェンダー等の当事者の参加も多い学会です。しかし、HIV/エイズや性感染症などの性の健康については議論されることがなかったようで、わたしたちの研究発表が評価を得られたことを喜んでくださる方々から、会場で声をかけていただきました。
また、あらためて、本調査にご協力くださった皆様に感謝申し上げます。

* * *

ぷれいす東京でこれまでに開催したトランスジェンダー向けのイベントでは、当事者が安心してセックスや性の健康について語れる場所がない、予防や支援に関する情報も得られないといった声が度々寄せられています。
…ということで!
この調査研究の結果も踏まえた新たなイベントを鋭意企画中です。近日中にWebサイトなどでお知らせしますので、ぜひチェックしていていただけたらと思います。

 

 

 

 

 

 

GID学会理事長の岡山大学大学院・中塚医師と

【実験】チャリボンやってみた!【古本がNPO・NGOへの寄付・募金となる新しいしくみ】

おーつき

ぷれいす東京は、今年1月から古本のリユースを通じてNPO・NGOを支援する「チャリボン」の参加団体になりました。
こちらにも既にチャリボンを通じたご寄付が届き始めています。どうもありがとうございます。

 

ぷれいす東京スタッフも、さっそく利用してみました!

 

①読み終えた小説など文庫本、複数枚買ったアイドルのCD、古くなったHIV/エイズ関連の新書…etc.
破損や汚損がないか、ISBNの付いた買取可能なアイテムかどうかを確認します。

 

②アイテムを箱に詰めたら、チャリボンWebサイトから寄付・集荷の申し込み。
一般的な宅配買取で必要とされる身分証明書のコピーなども、ここでは同封する必要がありません。

 

③予約した日時に集荷に来た配達員に箱を引き渡します。
送付伝票も、既に必要事項が印刷されたものを、配達員が持ってきてくれます。

 

④約1週間後、査定額を知らせるメールがチャリボンから届き、寄付完了!
より詳しく仕組みを知りたい方は、チャリボンのWebサイトの紹介もご覧ください。
 

「チャリボン」本を寄付する方法
https://www.charibon.jp/flow/

 
これから新年度に向けてお引越しや大掃除の予定があるという方、古本のリユースを通じたご寄付を検討してみませんか?

Sentimental Journey

ちずこ

わたしの70年の人生にかけがえのない出会いが二つあります。
最初の出会いは1979年、産婦人科医の根岸悦子さん、彼女と訳した『ウーマンズボディ』(1980)をきっかけに二人で全国性教育行脚をし、翻訳では飽き足りず性の勉強をちゃんとしたいと言ったら「ハワイのダイアモンドのところにゆきな」との仰せ。
で、ともかくハワイへ。おそるおそるMilton(ミッキー) Diamond教授を訪ねたのです。文科省の留学生でもなく教授の推薦状を握りしめる院生でもない30半ばのフリーのチズコの話を1時間も聞いてくれたミッキー、「明日からこの研究室にいらっしゃい。あなたのデスクはこれ」と両手を広げてくれました。1982年のこと。みんなまだまだ若かったなー。そう、これが第2の出会い、です。わたしはミッキーの日本人弟子第1号になりました。
それからなんと36年!
36年前と今の二人
タフに世界をかけ回っていたミッキーが倒れた!とミッキーの日本人弟子の妹分東優子さんが知らせてくれて、とにもかくにも「お見舞い」と相成り、優子さん、本橋さん(日本性教育協会顧問)、池上の3人でかけつけました。かいがいしく介護するパートナーのコーニーに叱咤激励されリハビリに励んだミッキー、幸い話もできるようになり、3日間の滞在で5回もいっしょに食事をし、ゆったりとしあわせな時間をすごすことができました。ミッキー研究室で私と同期だったコーニーの奮闘ぶりにあらためて脱帽。がんばれ、でも無理しないでね。いまもI love you.と言いあうふたりにこころからカンパイ!デニーズでの朝食 右からコーニー、本橋さん、ミッキー、チズコ
レンタカーで走り回って思い出づくりをしてくれた優子さん、ほんとうにありがとう。このハワイ旅行、恩師と後輩にいただいたすばらしいプレゼントでした。

チズコ