セックスと新型コロナウィルス2019(COVID-19)
新型コロナウィルス感染症(以降COVID-19)の拡大を抑えるためにも、ニューヨーク市民は自宅にとどまり、他の人との接触を最小限にするべきといえます。
でもセックスはできる?
ここでは、COVID-19を拡げることなくセックスを楽しむ方法をご紹介します。
1. COVID-19の感染経路を知りましょう
- COVID-19は、感染者から感染します。
○ 感染者が咳やくしゃみをしたときに、その約6フィート(約1.8メートル)以内にいる人に感染する可能性が出てきます。
○ 感染者の唾液や粘液との直接の接触で感染する可能性があります。 - COVID-19とセックスの関係については、まだ多くのことが分かっていません。
○ COVID-19は感染者の糞便から発見されています。
○ COVID-19は現在のところ精液や膣液からは発見されていません。
○ 他の型のコロナウィルスは、性交渉では効率的に感染しないことがわかっています。
2. 身近な人とのセックスにしましょう
- 自分自身が最も安全なセックスパートナーです。自慰行為をしてもCOVID-19は広まりません。行為の前後に少なくとも20秒は石鹸と水で手を洗うようにすればさらに安全です。
- 自分の次に安全なパートナーは、一緒に暮らしている人です。COVID-19を広めないようにするためには、近しい人とだけの密接な接触(セックスを含む)にとどめることです。
- 同じ世帯以外の人との密接な接触(セックスを含む)は避けるべきです。同世帯以外の人とセックスをする場合は、できるだけ接触するパートナーの数を少なくしましょう。
- 普段からオンラインでセックスのパートナーを見つける人、セックスで生計を立てている人は、次のことを考慮してください。直接会ってのデートは控えることを検討ください。ビデオデート、セクスティング(訳注:エッチなテキストや画像などをやり取りする行為)、チャットルームも選択肢の一つかもしれません。
3. セックスの際には気をつけましょう。
- COVID-19は、キスで容易にうつる可能性があります。近しくない人とのキスは避けてください。
- 肛門に口をつける行為でCOVID-19 に感染する可能性があります。糞便に含まれるウィルスが口の中に入ることがあります。
- コンドームやデンタルダムを使用することで、特にオーラルセックスやアナルセックスの際に唾液や糞便との接触を減らすことができます。
- セックスの前後には、手を洗うことがますます大切となっています。
○ 石鹸と水で少なくとも20秒間は手を洗いましょう。
○ セックス用器具は石鹸とぬるま湯で洗いましょう。
○ ビデオチャット、ポルノ鑑賞などのために他の人と共有しているコンピュータのキーボードやタッチスクリーンは消毒しましょう。
4. 本人やパートナーの体調が悪い場合は、セックスを控えましょう。
- 自分自身やパートナーがCOVID-19の可能性がある場合は、セックスと特にキスを避けてください。
- 気分が悪くなり始めたら、COVID-19の次のような症状が現れ始めている可能性があります。発熱、咳、喉の痛み、息切れなどがその症状として挙げられます。
- 自分自身やそのパートナーが、COVID-19をより重症化させる可能性のある次のような疾患を持っている場合、セックスは避けておいたほうがよいでしょう。
○ COVID-19を重症化をさせる疾患:肺疾患、心臓病、糖尿病、悪性腫瘍、免疫抑制状態(例:HIVが制御されていない、CD4数が低いなど)
5. HIV、その他の性感染症(STI)への感染や計画外妊娠を防ぎましょう。
- HIV:コンドームの使用、曝露前予防(PrEP)、ウィルス量を検出不可能の状態にしておくことは、すべてHIVの感染予防に役立ちます。詳細については、nyc.gov/health にアクセスして HIV と入力し検索してください。
- その他の性感染症(STI):コンドームはその他のSTIの予防にも役立ちます。詳細については、 nyc.gov/health にアクセスしてSTIと入力して検索してください。
- 妊娠:今後数週間、自分のとる避妊方法が効果的であることを確実にしてください。詳細については、nyc.gov/health にアクセスして、birth controlと入力し検索してください。
COVID-19に関するさらなる情報は、nyc.gov/coronavirus を参照してください。
※お知らせ「HIVと新型コロナ情報関連情報など」(随時更新中)には、ほかにもさまざな情報が掲載されています。