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「東京HIVと性の教育セミナー2020 令和の若者たちの性事情 UPDATE!」報告

2020年11月22日(日)にZOOMによるオンラインでセミナーが開催され、参加者、講師、スタッフあわせて、36名が参加しました。

最初に、武蔵大学教授の林雄亮さんより、「若者の性」と題して、青少年の性行動全国調査からこの12年間の変化などについてお話しいただきました。
次に、東京都南新宿検査・相談室の室長で医師でもある城所敏英さんに、「性と健康」と題して、性感染症、主に梅毒ついてお話しいただきました。
最後に、同性婚訴訟東京原告の一人であり、ぷれいす東京のスタッフでもある佐藤郁夫が、「性と人権」と題して、どうして同性婚訴訟の原告になろうと思ったかなどを話しました。
あっという間の2時間で、とても充実した内容のセミナーとなりました。

東京HIVと性の教育セミナー2020
「令和の若者たちの性事情 UPDATE!」


▶︎若者の性事情 UPDATE 3つの視点から
プログラム紹介 
「若者の性」 2010年代の青少年の性行動–00年代の消極化の先にあるもの
「性と健康」 急に増えた梅毒。HIV/梅毒検査の最前線から
「性と人権」 同性婚訴訟始まる 同性パートナーシップと何がどう違うのか

参考資料


 

参加者アンケート 自由記述より

  • 始めて参加しましたが、とても参考になりました。
  • 本セミナーがオンラインで開催されたことに大変感謝しています。また、3人の演者のみなさまの貴重なご講演ありがとうございました。調査研究をなさっている研究者の視点から、また、医療者、同性婚訴訟の原告としてのお立場からのリアルなご発表など、時間があっという間に過ぎてしまい、もっと伺いたい!!という欲求を持つほど、充実した2時間でした。次回の開催を楽しみにしております。本日はありがとうございました。
  • 地方で幼児向け性教育を行なっています。視野を広げて性教育の対象年齢の幅を広げたいと思い参加させて頂きました。中高生の性に関心を持つ動向や性病について、LGBTQについてなどの興味深い話を聞けてとても勉強になりました。これらも皆様のご活躍を応援します。
  • 物足りなかったこと:こういう場に参加した方々とブレイクアウトセッション等で情報交換したかったです。
    参加して良かったこと:ご講演いただいた方々のお話は大変参考になりました。性に対するイメージがネガティブなものとなって来ているというのは脅かし性教育のやりすぎだったかな・・と反省する側面があります。学校での性教育は「科学的に抑制的でありつつ促進的なもの」である必要があると考えているため、本日のデータを活用してポジティブな性教育を実施していきたいと思います。また、感染症の基本(感染源、感染経路、宿主の感受性)の視点は中高生への性教育で活用してみたいと思います。大変勉強になりました。ありがとうございました。
  • 立場や職業が違う林先生・城所先生・佐藤さんの講義はとても分かりやすく、時間があっという間でした。とても有意義な研修でした。ありがとうございました。
  • バランスよいゲスト選定で、オンライン・イベントが続いて飽きがちな中、最後まで楽しく聞けました。企画ありがとうございました。特に同性婚訴訟のお話は、「中の人」のリアルなライフストーリー~同性婚に対する思いなどをお話いただき、オンライン参加でしたが、ご本人のパワーやお気持ちをしっかり受け止めることができました。これまで報道で拝見していたものの、こうした語りをしっかり聞く機会があまりなかったので、大変勉強になりました。梅毒の対策のお話で「より安全なセックス」が出ていましたが、キスでも移る可能性があるということで、対策に対する悩ましさをリアルにお話いただいて、とても興味深く拝聴いたしました。
  • 佐藤さんのお話はとても胸をうたれました。パートナーとの絆が法的に支えられることが叶いますように。訴訟の経緯など知らなかったこともあり勉強になりました。また、地方に住んでいるので、Zoomで参加することが出来て嬉しかったです。コロナが終息した後もぜひWEBからの参加形態も継続してくださるようご検討していただけるとありがたいです。非常に有意義な時間でした。ありがとうございました。
  • 梅毒の理解が深まりました。次回は、性感染症全般の講義をお願いしたいです。佐藤さんのお話から、わたしも過去に知識がなかったために性的マイナリティの方を傷つけていたかも知れないと思い、教育の大切さを感じました。本日はありがとうございました。
  • とてもよかったです!ありがとうございました。これまでも看護師や養護教諭を目指す学生に対し、若者の性行動に関する理解と性教育につなげる目的で、青少年性行動調査の結果を使用させていただいていました。林先生の更なる分析を伺うことが出来て勉強になりました。女子高校生・大学生と関わる中で感じることですが、性に対してネガティブなイメージを持つ子どもが増えている理由の一つとして考えられるのは、メディアでの性犯罪の報道や実際に性被害(痴漢など)に合う等の経験があるのではないかと思います。性犯罪を減らすための性教育も重要と考えます。佐藤先生のお話し、ウルウルきました。裁判頑張ってください!
  • 佐藤さんのお話を聴いて、LGBTQについて学校で学ぶ機会が必要だと改めて感じました。社会の理解がなかなか進まなくても、もし生徒の中で悩んでいる子がいたら、自分は一番の理解者になりたいと思いました。

東京HIVと性の教育セミナー2020

東京HIVと性の教育セミナー2020セミナー
令和の若者たちの性事情 UPDATE! 概要

■日 時 2020年11月22日(日)10:00~12:00

■方 法 オンライン(ZOOMを使用)

■参加者 27名

◎プログラム 若者の性事情 UPDATE 3つの視点から

  • 「若者の性」
    2010年代の青少年の性行動–00年代の消極化の先にあるもの
    林 雄亮さん(武蔵大学社会学部 教授)
  • 「性と健康」
    急に増えた梅毒。HIV/梅毒検査の最前線から
    城所 敏英さん(東京都南新宿検査・相談室 室長/医師)
  • 「性と人権」
    同性婚訴訟始まる 同性パートナーシップと何がどう違うのか
    佐藤 郁夫(同性婚訴訟東京原告の一人/ぷれいす東京)
  • 司会
    生島 嗣(ぷれいす東京)

■主 催 認定NPO法人ぷれいす東京
■協 賛 一般財団法人日本児童教育振興財団内 日本性教育協会(JASE)

セミナーちらし

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